リアルな美大の日常を色濃く
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明日への挑戦
トラックバック。
また今度で
昨日も卒制の手伝いをしてきました。
木工の先輩にこき使われてきました。
手伝うと言っても作品の手伝いは
あんましません。
手伝えと言われてもこわいですから。
作品じたいを手伝うとしたら磨きの作業くらい。
だってこわいもん。
超ビビリながら作品に触れます
で、手伝いのメインは什器作り。
作品をのせるアレです。アレ。
これがまた大変なんですよ。
穴一つないきれいな舞台を作らないと作品が引き立ちませんもんね。
えぇ。。。
什器も4年生の作品に合わせて形が違います。です。
だからなんか色んな形がありますが基本は一緒。
MDFボード
(中密度繊維板。木材繊維をちょー細かくしたのを合成樹脂で固めたもの原材料は木だけど、木のように加工における制約をもたない。でももろい。水に弱い。)
を隅木(垂木)にあててインパクトでビス止め。
ビス止めした箇所の穴をパテ埋め。
そのとき使うパテ。。。。
このパテが厄介で
パテじたいに硬化剤を混ぜて使うんですが
臭いが。身体に悪いんですとね。
分量がパテに対して硬化剤が100:2
そんなん目算でできね。
でもやるしかない現状。
まぁノリまかせ
硬化剤入れすぎると。
塗りにくい上に全部塗る前に固まって無駄にして怒られます。
パテも硬化剤も高級品。
ひーん。
逆に少なすぎるといつまでたっても固まりません。
ちなみにパテでMDFとMDFの間の隙間も全部埋めます。
あたかも最初からそういう形に成形された製品のように。
つなぎ合わせたように見えないように。
そしてあとからひたすらパテをサンダーで削ります。
ただひたすらに。
全てが平になるまで。
世界平和を願いながら。
サンダーって平に削る(磨く)マッスィーンです。
でっ
てっかてかに。
スッベスベに。
ほおずりしたくなるぐらいに。
真っ平らにしなくちゃいけません。
少しでも穴とか傷と出会ってしまったら
パテを作り直して
患部に愛を込めて塗って・・・
いや刷り込んで・・
いえ。
埋込んでやります。
そして再びサンダー!
伝説の・・・
いえなんでもないです。
とまぁひたすらきれいに形を作り
そのあと粉をきれいに拭き取り。
きれいに塗装。
きれいに。
白ペンキです。
きれいに。
二回〜三回塗ります。
サンダーでパテを削ったり磨いたりすると
身体に悪い霧が出ます。
平にする為にMDFも同時に少し削ってしまいます。
同じく身体に悪い霧がでます。
工房内は
有害物質の濃霧です。
パテ塗ってるときよりもこっちの方が危険です。
部屋の中に同じ作業をしてる人が
2〜3人いるだけでそこはもう白銀世界。
いまはやってますよね。
銀色のシーズン。
まさにそんな感じ。
いえ嘘です。そんなきれいなもんじゃない。
この作業をメインに一日中やってました。
もう死にそうです。
帰って鏡を見てびっくりです。
白髪仏
安西先生もびっくりです。
体中白いです。
顔は
歌舞伎役者級の
白さです。
真っ白のファンデーションです。
眼鏡外すとパンダです。
気持ちの悪いパンダ。
うるせーよ。
眼鏡が見えにくいわけだ。(気づけよ)
あー
この何かを踏み外した感じの格好で
セブンで買い物してしまったよ。
明日もにたような仕事かな・・・
でもがんばろ。