ムサビ日記 - やまなみ -

今日（２６日）から始まったこの展覧会↓。

今回、この展示にボランティアスタッフとしてほんの少しお手伝いさせてもらっています。

というわけで、突然ですがちょっと紹介を。
　

　　東北の底力、心と光。 「衣」、三宅一生。
　

　　　　　　　　　　
2011年7月26日(火) - 7月31日(日)　会期中無休

時間：11:00 - 20:00（入場は19:30まで）

入場料：無料

会場：21_21 DESIGN SIGHT
　　　（六本木　東京ミッドタウンガーデン内）

２１＿２１DESIGN SIGHT にて今週の日曜日まで開催される予定です。

どんな展覧会かというと、
東北大震災を受けてわずか一ヶ月（！）ほどで企画・準備されたという、
三宅一生さんがディレクターを務めている展示です。
グラフィックデザインは浅葉克己さん（陸前高田の松の写真のポスターが印象的）。

展覧会の軸となっているのは、タイトルにある通り「衣」。

このテーマを通して、東北地方の人々の、繊細で美しいながらも力強い伝統的なものづくりや精神が紹介されています。

具体的には、
東北の工房の優れた技術やアイデアによってかたち作られたISSEY MIYAKEコレクション（かのプリーツプリーズもそのひとつ）だったり、
東北各地で伝統的に作られて来た、手仕事の技が光る様々な素材の衣服の数々が展示（こちらがメイン）されていたり・・・と、
その伝統工芸の多彩さ／奥深さ／素晴らしさに触れられる貴重な展示になっています。

衣服の素材の種類の豊かさ（樹皮、山菜の綿毛、和紙まで！）。
細やかな針仕事（刺繍が本当に繊細で、めっちゃめちゃキレイです）。
暖かみのある色彩（寒さの厳しい東北だからこそ、こんなに明るい色）。
東北の職人さん達のものづくりに対する真摯な姿勢。

どれをとっても本当に素晴らしい！です！！
伝統的なのにどこかモダンで、力強いけれどもしなやかで。

ぜひ実物をご覧になって、肌でその魅力を感じ取っていただけたらと思います。

震災後急遽企画されたとのことで、
スタッフの方々が開催直前まで本当に忙しく準備に追われていたのですが、
短期間で準備されたとは思えないようなクオリティでびっくりです。
東北のものづくりを伝えたい！という情熱が伝わってくる力強い展示になっていると思います。

あと、毎日トークショーや演奏会がある事にも注目です。
講演される方と来場者のあいだにたくさん交流があって、
何だかとっても暖かい雰囲気に包まれているのも素敵です。
観てると涙腺にじわっと来ます。じわっと。

今週いっぱいまでなのですが、
無料で観れますし（ここ大事）、夜の８時まで開いているので（入場は３０分前まで）、
都心に来た際はぜひ立ち寄ってみてください〜！

この前、１日かけてひとりでいくつかの美術館を巡っているときに。

目的地から目的地へ移動してる時間って、
ただ乗り物にのって揺られてるだけだから、
ものすごく手持ちぶさたになる。
そういうとき、
まぁ色んな人がそれぞれのやり方で時間を過ごすと思うのだけれど、
わたしはなんと言うか・・・考えごとにふけります。

これからどんな作品つくっていこう？とか、
テーマはどうしよう、とか、
主に自分の制作のことが多いのだけれど。

あとは最近人に言われたこととか、言ってたことを整理して、
色んなこととつなぎ合わせたり。

そういうコアな思考？って、
私の場合は家の机の前でじっと座ってても考えられないことが多いです。
一カ所に缶詰め状態だと、気分的に行き詰まってしまう。

でも移動しているときは、一カ所に静止している時と違って
目の前の景色がひたすらびゅんびゅん流れていく、特に電車に乗ってるときとかは。

だから、
その流れる感じに刺激されるのかどうかわからないけれど、
頭の中の風通しがすごく良くなっていく気がします。

あと、目の前の人とか、目の前の用事に追われてると、
もう自分がどんな状況なのか客観視できなくなることも多くて、
もとから客観視ニガテな方なんでだんだん嫌になってきちゃう・・・から、

自分の周り、赤の他人だけ！
誰も知らない者どうしだけ！

みたいな、いったん普段自分が暮らしてる世界の外に飛び出してしまうと、
冷静になれるというか、自分をよりフラットな目で見られる気がする。
俗世間のジブンから幽体離脱〜・・・みたいな。そんな感覚です。

著名な文化人とか優秀な科学者に金沢出身の人が多いのは、
金沢がそういう思索をするのにちょうど良い散歩コースに恵まれた土地だから・・・って聞いた事があるけれど、あぁほんとにそうだよなって腑に落ちます。
散歩も考えてみれば移動のひとつみたいなもの、だし・・・。

　
ついにレポート一括提出日・・・！！
時間を間違えると一巻の終わりっていう、恐怖のあれですよあれ。
わたしはここ数日でちょこちょこやってて、今日やっと終わる感じです。

うう、いっつもギリギリになっちゃうのがけしからん。
でも今年は補講期間も無かったから（例年はレポート提出日の前に補講期間が一週間あって、
そこでレポートを書いてました）、
まぁしょうがないよね・・・！！て自分に言い聞かせながらの突貫工事です。

いま夕ご飯も食べ終わって良い感じにお腹も満たされてて、
寝不足もあいまって今にも寝落ちしそうな予感なんですが（布団がわたしを呼んでいる）、
あとちょっと残ってるんでこれからもちっとがんばります・・・！！

そいえば
レポート書くときってムサビ図書館で資料集めたりすると思うんですけど、
やっぱり皆考えてることは同じなので（笑）、

レポート提出日の数週間前くらいから、お目当ての資料がみんな貸し出し状態（恐怖）

ってことないですか・・・ももしや私だけ・・・？？

そういうときはムサビの図書館じゃなくて、地元の図書館に駆け込んでます。
私は小平市民なんで小平の中央図書館を利用してます。
ちゃんと資料があるので助かってます・・・！！

じわじわと首を締められるこの嫌な感じ・・・
学期末といえば、課題講評レポートテスト・・・
どどどどうしよう終わらないどどどどうしよう・・・
まあ何とかなるよね、なるよね！！！

お久しぶりです、やまなみです！
最近暑さにやられてちょっと頭くらくらな感じですが、何とか両足踏ん張って生きてます。

今週はフィルム写真の授業の講評です。
だけどまだプリントが終わってません。
先週に引き続き、今週いっぱいまで放課後残業の日々が続きそうです。