リアルな美大の日常を
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2009年06月のアーカイブ
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スピードスターの悲劇
今日は、ゼミ分けのオリエンテーションでした。
オリエンは16:30〜だったのですが、その前にカラー出力をしなくてはいけない事情があり、共用PCルームでカラー出力(なんと\0)が出来るのが16:30まで。
20時くらいまでは、9号館でパソコンを使えるけれどもカラー出力は出来ないのです。
なので、オリエンが終ってからでは間に合わない。
データ作成に手間取り、完成したのが16:10。
家で作業していたので、チャリを猛スピードで漕ぎ、1号館にすべりこむ。
しかし、こういう時に限って、なぜか超混雑している受付。マーフィーの法則ってやつか。
しかも、1ファイル250MBとクソ重いので、画面をのぞいてみると、ずっと"虹色くるくる"が回ってる。やれやれ。
ちなみに、"虹色くるくる"っていうのは、windowsでいう砂時計マークです。
時間には厳しい空デ研。時間が刻一刻と迫る中、ようやく最後の1枚が印刷機の口から吐き出され、僕はそれを受け取ると同時にお礼を言って、1号館から2号館ダッシュ。
いやー走ったぁー。だてにフットサルで走ってませんぜ。
時間は多分、びみょーに遅れたけれど出欠には間に合ったので良かったです。
こんな時、出席番号が後ろの方だと得なんだよなあ。講評では、後回しになるから損なことが多いけど。
そんなこんなで必死こいてオリエンに行ったのに、睡魔が襲って来てセノグラフィ(舞台美術)系ゼミの話あたりから、記憶がありません。笑
希望調査票は、なんと、明日提出!志望理由なども書かせられるので、ESの練習だと思ってちゃんと書こうかしら。
教室には、誰も来ない。
スチロール課題は先週で終了。仕事量が思いのほか多く悪戦苦闘しました。(というか元から仕事量勝負の様なことは感じていたけれど…)
しかし、講評で突っ込まれたのは、コレ設置する場所としてココはどうなの、と。
確かに、作品を展示する訳じゃなくて、空間を作品にする訳だから一番配慮しなくちゃ行けない所なのかもしれません。
けど、安易に決めすぎちゃった。
いや、ちゃんと色々リサーチはしたんですけれどね。(グループだったのでほかの人はわかりませんが、自分としては)結論ありきでリサーチしてた感は否めない。
さておき、次なる課題は「照明」。自然光を取り入れて癒される空間を作る(また課題文うろ覚え…)。
こんどは実寸ではなく、模型での提出です。しかも来週は先生が海外なので、出欠を取る日がない!
午前中は、ほとんど学校に行かないことでしょう。あ、イメージライブラリでエヴァでも見てようかな笑
開かれたキャンパスなのに段差は隠されていて。
僕が高3(多分)の時のオープンキャンパスの話。
当時は基礎デに興味を持っていたので基礎デ目当てで、9号館に行きました。
展示作品は、みんなカッコよく「わぁー、すげぇ入りてー」とテンションUP。
うきうきのテンションのまま、10号館が目の前だったので空デもついでに観に行いくことに。
たしか「TUBE」って名前だったと思うのですが、10号館の通路などに、布のチューブをつくって、その中を歩くっていうインスタレーションをやっていました。
しかし、実は10号館は段差が多いにも関わらず、インスタレーションの布によって隠れているため、そのすべてでつまづきました。
テンションも低くなり、ひねってちょっと痛い足首を引きずりつつ、「ぜってー空デだけには行かない」と固く誓った帰り際の玉川上水。
しかし、翌々年。1年生の制作スタッフとして空デのオープンキャンパスのインスタレーションを手伝ってる自分がいました。
いやー何が起こるか分かりませんね。
オープンキャンパスでは痛い目にあいましたが、空デを選んだことは後悔していません。
むしろ下らないことで人生を決めずに良かったと思います(笑
今では、空デがオープンキャンパスでインスタレーションをやる”意図”っていうのを理解していますし、インスタレーションをやることは賛成です。
オープンキャンパスに出されているモノは、参作の展示にしろ、授業公開にしろ、インスタレーションにしろ、その学科が受験生に一番見てほしい部分であると思います。
いわばその”学科っぽい”部分の結晶みたいな?
なので、「インスタレーションのせいでコケた」とか「カンジが悪い/良い」とか「美人がいない/いっぱい」とか、表層的に見えてくる部分にとらわれない方がいいんじゃないでしょうか。
もちろん、印象とか雰囲気を感じることも大事ですけどね。
オープンキャンパスなんて、しょせん非日常(だって、入ってみなきゃ日常は感じられない訳だし)なので、雰囲気"だけ"で決めるのも危ぶないんじゃないでしょうか。
オープンキャンパスに限っては、単に見るだけでなく、「どうしてコレをこの場に出したんだろう」とか考えた方が有効な出来る気がします。
初
発泡スチロールの課題は、げんざい佳境です。
時間的に、恐らく当初の計画通りには行かないっぽいです…ガチョーン!
まあ、出来る範囲で最大限の効果を発揮出来るようにしたいです。
今回の課題で初体験だったことが、素材の加工を(ある程度)業者さんに発注するってことでした。
いままでは、世界堂やハンズなどで買って来たり、宝の山という名の廃材置き場から拾って来たりして、1から加工していました。
今回は、1ブロック(1800mm×900mm×450mm)の発泡スチロールのカット方法を図面に書いて、業者さんに加工してもらってから受け取ります。そこから又、自分たちでカタチに起こして行く訳ですが。
発泡スチロールという指定された素材で、しかも大きさも限定されている。その中で自分の表現したい空間をつくるためには、どうすればいいのか。また、加工方法をどう業者さんに伝えれば良いのかetc..いろいろ勉強になりました。
勉強になりました、ってもう課題が終ったように書いちゃいましたが、来週までです。
月曜から構内に設置作業し始めます。
ご迷惑かけることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。