ムサビ日記 - uto -
視覚伝達デザイン学科３年生。リアルな美大の日常を。
カテゴリー：基礎デの授業紹介
The list of "基礎デの授業紹介"
Search
2008年10月06日
あざとさアップルティー
インタラクティブデザインを考える上で、ドキュメンタリーが大いに参考になる。
全体としても要素としても「脚色(演出)か情報を伝えるためのドキュメンタリーか」、という点に注意して考えながら見、
例えば構成の点に注目する。
AロールBロール構成の事例がインタラクティブデザインの組み立ての意識に生きたりする。
そんな目的のようでした。解釈に誤解があったらごめんなさい。
それも勿論だけど、
単に映像として感銘的なVTRでした。
私は9.11にあまり触れないように生きて来たのでこういうものを観るのが初めてで、単純に驚きでもありました。
軽薄な言い方に聞こえるかもしれないが少し涙が出てしまった。
今日はこの後執行部である。
2008年10月04日
久々の授業リポート
デンマークから著名なデザイナー(という肩書きにおさまる方ではないと思いますがなんと表記したらよいのか分からないので、そう表記させていただきます。)、Bo Linnemann氏が来日！
今回は基礎デで行われた氏の１ｗｅｅｋワークショップの話をしようと思います。
アルファベットをひとつ選んで９分割し、アルファベットＡ〜Ｚと数字０〜９の形を再構築してＮＥＷ ＴＹＰＥＦＡＣＥをつくる。
そしてポスターに仕上げる。
これが今回の課題です。簡単に言うと。
私の場合はこんな感じ。
そしてできあがったFont
Poster
素晴らしい授業でした。
氏はとても素晴らしい業績のある素敵な方です。詳しくはググッてみてください。あのＬＥＧＯのロゴも先生です。
こんな方に教えていただけて、むさびの環境は最高です。おとうさんおかあさんありがとう！
Thank you Linnemann ！
（↑家宝。）
2007年07月06日
遅ればせながら、形態論
課題「暦を作る」
→自分が好きなとき、大事な時、思い出の時、それを自分のオリジナル暦とし、
写真、シンボルとなる漢字一文字、２００字程度の解説を用いて構成する。
それでutoは八月の中旬に「初祝(ハジマリヲイワウ)」という暦を作り、「廻」という字を当てました。
写真はひまわりとゆびわ。自分で撮影。
コンセプトは「夏に始まった恋人達すべてに共通の特別な記念日」として。
ひまわりなどの夏のものをみて、夏の恋人達はまた季節が1年廻った事と、さまざまな思い出を思い出すという共通の特別さを素敵だと感じました。
反省としては、
解説の文字が見えづらい事
プレゼンも説得力が弱くて、しかも恥ずかしいテーマだったのでやりづらかった↓笑
先生の評価は
・指輪をつけているのが良い
・レイアウトもよい
・文字の見えづらさ加減もこれでよい。(恋のはかなさを想起する)
・でも恋人＝夏だろうか？
・ひまわりという映画を思い出す
という感じでした。
達成感のある課題でした。
ではではレポートを仕上げてきます！
2007年06月23日
スリーツーワン徹夜！
いやームサビ日記がつがつと読んでます。
校内を歩いていて二宮金次郎の如く歩き読み、ムサビ日記。
デザイン史を受けながら机に、ムサビ日記。
いや授業中読んじゃ駄目だよ、今晩和utoですちなみに授業中は読んでません！
読んでいると、書く視点になって考えてしまいます。
ああ、こういう記事が面白いな、じぶんはもっとこうしよう、とか。
それにしても皆様いろんなことやっててすごく面白いなぁ。
美大生の日常、ってヤツがつまってますよ。
今日ふと思ったのですが、
一年生はこうやってまだ高校生気分で「美大って…(驚)」と外部視点で見てるところがありますが、
そのうち「シルク(※シルクスクリーンの略)がー」とか「その素材はね」とか
そういうことを当たり前に口にする人種になっていくのだなとおもいます。
私は美大でない方々が持っている美大に対する偏ったイメージに対して否定的なほうですが、
やはり美大って異空間だ。
ある意味井の中の蛙にならないようにしないとね。馴れ合いや甘えは嫌だよ。
あ、話がそれた。
とにかく、しっかり読んで感想書かせていただきます★
-------------
最近ジャズ研に入りました。
サックス吹いてます。
でもテナーサックスかアルトサックスか決められない…。
なので最近一番の悩みは、楽器をどうやって手に入れるか、です。
手羽さんのアドバイスにもあったようにバイトは後期からのつもりでまだ始めていない。
よって管楽器を買うような大金はない！(この場合親に頼るという選択肢はナシ)
なんとか安く手に入れられないものかと。
楽器弾きの友達に相談したり、先輩に相談したり、オークション見たりしてます。
てことで！只今有力情報大募集中！！そして譲ってもいいよという人も大募集です。こっそり。
うーん悩む…今最大の悩みだ……
-------------
そしてそろそろレポートやテストが近づいてきております。
周りの１年仲間は焦っております。
一年のうちに単位はとっておいたほうがいいよと先輩方も口をそろえます。
うーん、まずはメディア論のレポートの為に本を一冊読もう。図書館に予約を入れてきたので明日受け取りに行って明日から。
…
…遅いよ自分！もっと早く始めればよかったじゃん!!
ちなみに今日の画像は色彩論の課題、「透明感」。
加法混色、減法混色を用いた透明表現です。
ちなみにこの作品に関しては、
改善点として、画全体に対するメリハリがもっとほしい、といわれました。
見せたい部分以外で目立っちゃってる部分があったりして、空間が壊れてるんですね。
反省。次に生かす。
私は色彩演習として課題をやっているけれど、皆のようにもっとクリエイティブな頭で面白く描いてった方がいいのかな。うーむ。。。
皆の作品、見ていてワクワクした。皆の作品が面白さが出てきているね。
シャボン玉や波紋といった透明感のあるものから連想した色彩構成もありましたし、
こんな色合わせしちゃうのか！とハイセンスな色使いも沢山。目から鱗。新鮮。
面白かったのでお願いして三人、作品を撮らせていただきました。
これからの自分の制作の参考にしたい、と自分のクリエイティブな部分のモチベーションを揺さぶられたから。
そのうちのひとりと作品についてあーだこーだ話したのですが、そういうのもムサビに来てからほぼ初めてで、嬉しかった。
先生や皆をあっと言わせてやろうってやる気は大事だね。
がんばろう。
2007年06月16日
課題と自分。
こんばんはutoです★
今日は少し前に提出した課題の説明を。
右が形態論。
「日本的風景を撮りなさい」という課題です。
先生の講義を通して「日本とはどういう国なのか」「日本的とは何か」を考えさせられ、
私はコンビニをテーマにこの作品をつくりました。
講評ではさまざまなテーマの作品が出されて面白かった。
ただ写真を撮って編集するのではなく、日本という国を見つめなおす事でその深みを知れたことが良かった。
この作品を出したら、コンビニに見られるような傾向は日本にとどまらずむしろ世界規模で起こっている事をお話してくださりました。
先生はひとりひとりのテーマに対してゆっくりと丁寧にお話をしてくださって、すごいなと思いました。
結構この課題が好きです。
この課題を終えたら、次は発展させて新しいものをやるそうです。
左は色彩論の課題。
色彩論のここら辺の課題は一年生で一番手間が掛かるんじゃないかと思う。
このように実際に絵の具を混ぜて色相環やグラデーションをつくることで、
たとえば同じホワイトの壁でもオレンジがかったホワイトだとか、青みがかったホワイトだとか、そういうことまでわかるようになるそうです。
実際、受験期に平面構成を深くつっこんで勉強した人ならば、
こういった微妙な色の違いだとか色の特性などについてだんだん体と勘で体得していけると思いますが、
これは是非持っていたい感覚です。
大変な課題が出ちまった！と思いましたが、
実際作ると楽しくなってくる。
こんなにバリエーションのある色を一気に使う事って多くないから、こんなに並んでると楽しいんですよねー。
つくっていくうちにワクワクしてくる。
ちなみにutoは「赤-紫間の差が近すぎる」と指摘を受けました。
毎度思うけど、大學でも予備校でも先生って「見る目」が凄い。目が肥えてるってこういうことかな。
平面を見せたりした時も、なんでそんな差が分かるの！？ってびっくりすること、ありますよね。
いやー楽しい。絵の具大好きだ。
こんなものでしょうか。
ちょっとくわしめに説明してみましたが、
やり始めて後悔した。
私は「自分なりの考え方」を持って授業紹介の記事を書いているけれど、
(それをここで表明することも考えたが長くなるのでやるかわからない)
ただの一生徒である。研究室でも大学の職員でもない。
だから授業を説明、なんてこと、責任がもてないのである。正確に説明できない。
だから、自分の感じた事や、先生に言われて思ったことなどを中心に書いて行こうと思う。
なので、これを全てと思わないで欲しい。鵜呑みにしないで欲しい。
ううーん、そう考えれば考えるほど、難しいな……
だから筆が止まってしまうのだ。
普段ははっちゃけてるけど、なんでこんなに真面目なのか嫌になるくらい根はくそまじめなやつです、utoは。
悩む。
ではではまた。
2007年05月23日
色彩論
終わった！
これで明日提出できる
今日は三限目バドミントンのあと家に帰ってコレ終わらせて、
六時からまたオープンキャンパススタッフのため学校行ってきます。
あまりじかんがないのでここらへんで！ではでは！
形態論！形態論！形態論！
三回言っても形態論。
こんにちはutoです。
形態論課題transformationの冊子が完成しました。
左が表紙で、右が中身。広げた状態で撮影。
課題を出されてからちまちまホトチョプでいじっていたので、
今夜、微調整→出力→貼り付けて終わり！
今回は珍しく計画的にできた…(じーん…嬉)
明後日提出の色彩論はあと一色塗れば終わり。明日授業早く終わるから帰ってからやる。
課題が出された当日に完成一歩手前の状態まで制作→前日まで放置って、本末転倒ですよね…
もっと早く終わらせて改訂版をつくれるくらいが勿論理想です。
今回ＲＯＳＥの絵の具を切らしたのも一因なのですが…←言い訳
ではではおやすみなさい！
2007年05月20日
今から課題。
こんにちはutoです★
今日の画像は基礎デの必修授業、色彩論の課題。
さてさて、ムサビで最近話題沸騰のはしか。こわいですねー。
こないだなんて私、９号館にて知らない女の子達の
「○○がさー、『私絶対はしかだ』って言うんだよねー」
「えー、それってやばいじゃーん」
という会話とか、
原因不明の咳を連発する人に対して
「はしかか！？」とふざける方々とか、
もう、そんだけでこわい。やめてー。
utoは土曜に予防接種を受けてきたのですが、
免疫ができるまでに一週間は掛かるので、出かける時はマスクを着用することにしました。
だってかかったらシャレんならんもん！！
皆、はしかナメたらあかん！！
むしろ某教授が仰っていたように、休講にしたほうがいいと思う！
（うーん、それはそれで皺寄せが来て大変なのでしょうが…汗。）
というかはしか以前にuto、軽くピンチでした。
朝の一品にはんぺんのバター醤油焼き（チーズ乗せ）つくって食べたのですが、
よくよく考えたら、
賞味期限一週間過ぎたはんぺんってどっちかっちゅーとＮＧだよね？
気付こうよ私。
数時間後ちょっとおなかいたかった。でも治った。笑
みなさんムサビ生が皆わたしのような人間だとは思わないでくださいね。
では、課題やってきます★
2007年05月12日
2007年05月06日
★そしてまた明日からムサビなのです。
こんばんは、先日電車で「キャンパスマップ」の広告を見て、
ムサビのコピーが一番好きだな
と思って嬉しくなりましたutoです★
出遅れた話題で申し訳ないですが、
あらためて。いいですよね、ムサビ８０周年のコピー。「生きる、をつくる。つくる、を生きる。」
ちなみにそのポスターの中で次に好きだったコピーは文化女子大でした。
さてさて。
ＧＷ、終わりましたね。
明日からまた授業です。
今週提出の課題は全部でよっつ。
あとちょっと頑張ります。頑張ったらブログ書きます。やばい。やばいもん。
だからしっかりした記事はちょっと待っててください。申し訳ありません。
---------
あとひとつ。言いたい事。
偏見的かもしれないので、嫌な方は見ないで下さい。
気分を害したらすみません。
↓
最近何度か耳にして、すごく気に触る事がある。
ムサビ内の学科の違いについて発言する一部の人々について。
学科の違いを意識するのも、自分の学科を気に入るのも、別に構わないが、
勝手に決め付けた優越だのを口にする人々、
非常に格好悪いと思う。
また、学科にこだわりすぎる事は
学ぶ姿勢が受動的というか、環境に頼ろうとする気持ちが強いようにも思う。
環境(この場合学科？)はあまり関係ないだろう。
書こうかちょっと迷いましたがたまには許してくだされ。
ではでは。
（ちなみに画像は左から形態論、形態論、色彩論の課題です。
みっつとも基礎デザイン学科授業。前期の必修です。大変ですよー!!）
2007年04月16日
初授業レビューもどき？
今日和！
今日、課外費を出しに行く途中で仲良くなった油絵科の女の子の連絡先を聞き忘れた事
を微妙に後悔しています。美人でした。どうもutoです★
--------------
今日は基礎デ新入生の初授業。
デザイン論�毅繊�原研哉先生の授業です。(こういうのって伏せなくてもいいのかな？)
いやぁ、ほんと…面白かった！！
自分がデザインする時のイメージの引き出しにもなるし、クリエイターについても知れるしと思って
聴講しつつ見開き三ページもノートを取ってしまった(←書きすぎ)
ということで今回の記事では、ちょっと授業の内容と感想に触れたいと思う。
--------------
今回の講義は、原先生が昔おこなった展覧会
「ＲＥ ＤＥＳＩＧＮ」
の作品紹介をしつつ、デザインというものを俯瞰していく感じの内容だった。
（その中で脇道にそれるのだが、それも
トップクリエイターとはなにか、ﾌｧｯｼｮﾝとはなにか、建築の時代的変化、アフォーダンス(環境と人間の関係)について、写真について
などなど多岐にわたり、沢山興味深い話があって面白い！)
ちなみに
「ＲＥ ＤＥＳＩＧＮ」
という展覧会は
「日常的な製品をトップクリエイターがデザインし直す」
というコンセプトのもので、
その「製品」というのが「紙製品」に限られている所に特徴がある。
授業で紹介された「ＲＥ ＤＥＳＩＧＮ」製品は
トイレッレトペーパー、出国スタンプ、マッチ、オムツ、ゴキブリホイホイ、
ティーバッグ、絵葉書、タバコ、官製葉書、ﾃｨｯｼｭﾎﾞｯｸｽ。
それぞれのクリエイターの主義、個性などが色濃く出ていて、どの作品もとても素敵でした。
(たとえば面出薫さんの灯に対する考え方、深澤直人先生のwithout thought(無意識)の考え方等々。)
特に私が素敵だと思ったのは、
我らが基礎デの教授もつとめていらっしゃる深澤直人先生がＲＥ ＤＥＳＩＧＮした、ティーバッグ。
ティーバッグのでがらしは、見苦しいものです。
私も喫茶店で紅茶を頼むと、
どこに置こうか困るし、べちょっと染み出してくるし、何より見苦しいのであまり出しておきたくない。
しかしナプキン等にくるむと、ナプキンに染みてきてこれまた見苦しい。
それを解消する為に深澤先生がＲＥ ＤＥＳＩＧＮしたティーバッグは、
丸くて二枚重ねの紙にくっついています。
そして、使い終わった出がらしは
丸の上部（の切り取り線？）を切ってひっぱると、紙の中にきれいに隠れてしまいます。
おまけにその丸い紙は紅茶できれいに染められているので、染みても見苦しくありません。
これはかなり素敵です。
喫茶店などで実用化されたらきっと、感心してまた来たくなるなと思いました。
もういっこ紹介しましょう。
ＲＥ ＤＥＳＩＧＮではないのですが、
深澤先生がデザインした無印のＣＤプレイヤー。これも素敵。
これは換気扇のような形をしています。
ＣＤを入れる四角い機械に、紐が垂れている。
その素敵さは、それゆえに誰も教えなくても使い方が分かってしまうこと。
それから、もうひとつ。
換気扇の発想で、
紐を引っ張ると風が吹いてくる気がして、それを待ち構えた頬が敏感に反応してしまう。
するとそこに、音楽がふわりと流れて触れてくる。
その不思議な感覚。
原先生がそれを説明してくださった時、おもしろー！って思った。すごく新鮮だった。
そんな感じで、十個の製品を紹介しつつ講義がすすめられ(もっと内容書きたいけど書ききれない！)、
それが終わると、原先生の言いたかった事がちょっと分かった気がした。
デザインってそういうことかな？とちょっと掴めた感じ。
コスト、生産の効率、需要…色んな事が絡んでくるけど、
従来のものよりもより良いデザインがもっともっと受け入れられる土壌が日本にあればなぁと思う。
世の中はなかなか変わりそうで変わらない。
どうしたらいいのか、どう考えたらいいのか、まだド素人のわたしにはわからないが、
大学の授業で、もっともっと掴んでいけたらと思う。
（ちなみに「Re-design 日常の２１世紀(朝日新聞社)」は本にもなっています。
Amazonﾘﾝｸは貼ってもいいのか分からないので貼りませんが、興味のある方は是非。
utoはというと、授業後研究室に行って見本を延々と閲覧させていただきました。
クリエイターについて等より深く知れるし、対談？もありました。
面白い。ほしいです。）
--------------
とまぁ、する立場でもないのに何故か宣伝のようになってしまったことをちょっと疑問に感じつつ、
初授業のレビューでした。
きっとこんなに詳しく書けるのは時間がある今だけ！です。ショボンヌ。
少しでもここを読んでくださっている方々の為になると嬉しいです。
（『へぇ』と感じるだけでもその一歩！）
では、今日はもうちょっとしたら早めに夕飯の仕度を始めて肉じゃが作ります★
ではでは★★