2013年04月の日記
最後のカットポイント
これまでの230のカット
解像度は変則的でフレームレートは気ままなもの
あいだに1年間のブランクカットのある6年弱のタイムライン
画角が狭すぎるカット
アウトフォーカスなカット
露出の安定しないカット
これらのカットに何か価値があったのか分からない
しかし止まることのないフリーランのタイムコードがそれらへ記録されたことに意味がある
その瞬間にしか撮れないショットは多くある
カットのイン・アウトポイントもその時にしか打てない
その瞬間・その時に価値があるのは
それらのカットを振り返ってみることによって
その人のタイムラインをその時に戻すことができるからだ
戻したとしても元のタイムラインを変えることは出来ないが
これから撮るショットをより良く出来るかもしれない
より良いシーンへ導くことも出来るかもしれない
タイムラインを行き来することで、かもしれないことを見つけられるのだ
作り続けることが出来るのは、可能性というものを信じているからだろうと思います。
ムサビ日記に書く機会をつくっていただいた手羽さん、そして読者の方々、これまでありがとうございました。
エンドロールは流れませんが、
ひとまずこれにて終了です。
それではまた。