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2011年06月の日記
【お題】私のオススメ本 「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」
手羽さんからお題出たのと、ようやくムサビコムで日記を書ける時間ができたので、僕のオススメ本@美大フェアのその1。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
大学生であることのメリット、社会との関わり方、学生生活はどのように過ごしていけばいいのか迷っていたら、是非読んで欲しい本です。
どのような視点で身の周りの世界を見ていけばいいのか、発見したことにどういうアクションを自分は起こすことが出来そうかを考えさせられます。
タイトルには「20歳のときに…」と書かれてありますが、過去20歳であった人も読んでみると、その頃に戻ることが出来ると思いますよ。
実は今日、姉から、この本の著者のティナ・シーリグ先生がNHKの白熱教室に出てるよ、ということを聞いてサイトを見てみたら、ハーバードのマイケル・サンデル教授から続いて先月頭から始まってるのを知りました…。
番組は直接拝見したわけではないので、サイトのアウトラインからのコメントですが、この本の中で例として語られている講義の延長線上のものなのかなと思います。
なので番組をご覧になった方は、講義の内容も踏まえられることで、より面白く読めるのかなと思います。
この本では、著者のスタンフォード大学の起業家育成コースでの集中講義で行ったことを通して、大学時代の20歳で何が大切かを語りかけています。
これを書くと怒られるかもしれないけれど、そこの集中講義の内容はデ情の名物授業の「課題発見(他学科向けのだとプロジェクト・デザイニングだったかな)」のコンセプトと同じものを感じました。
スタンフォード大学の起業家育成コースと聞くと、美大と関係のないことのように感じるかもしれません。
しかし、世の中に潜む問題をその大小に関係なく見つけ、その解決策を考え、実行に移すプロセスは、デザインのそれとほとんど同じなのです。
またそれと同時に、「授業の課題の出し方」にも注目する必要があるのかなと思いました。
創造性を持った結果を期待するのであれば、それを誘発するキッカケをまず築かないといけないのかな、と思いましたね。
自由は自由の場からは生まれないのかな、とこの本を読んで思いました。
今日はとりあえず、このへんで。