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夢 と 無 [ ム-ト-ム ]

今日、大学で友人らと話して(というか話を聞いて)いたら、
「なーんか、卜部は話に夢が無いねー。」
と言われました。

良く言えば理論的、悪く言えば冷めたいと言ったところでしょうか。

実家でも家族からそう言われることが多かったのを思い出します。


今日は体調があまりよくなかったので(天気が悪いとね…)
あまり頭がまわらなくて良い反応ができなかったのもあるけれど…
(でも、これは単なる言い訳か…)。

やはり、普段から夢や空想を語るというよりも、現実を淡々と語ることが多いです。

僕はちょっとした目標を持つにしても、
現実的にそれが可能か否かを先に考えるような思考回路な気がします。

なぜそのようになったのかは自分でもハッキリと分かりませんが、
なんとなく、夢(空想)を持つことに対し少し怖く思っているのが原因かもしれません。


ほんのちょっと先(この一瞬後から先)の未来の夢のことはかなり僕は現実的に考えてしまいます。

しかし、現実的にと言っても、
「そいつは無理なんじゃないかな」、
と否定的に考えているより
「たぶん実際はこういう感じになるんじゃないか」、
と予測するような。

夢や空想自体を僕は否定もしなければ肯定もしません。
現実的に考えたときにちょっと冷めてしまうような夢と空想を
そもそも基本的に持とうとしていないからです。


おそらく、本当の現実を知ったときが怖いから、そうしているのでしょう。


前から一度行ってみたいと思っていた場所に実際行ってみると
別に大した所ではなくて落胆した。
すごそうな人だと思って実際会って話してみると
残念ながら大した人ではなかった。

そういうようなことになるのを避けたいが為に、
夢を思い描いたり、空想したりをあまりしないのかもしれません。

また、勝手に期待を膨らませて勝手に落胆するのは対象に何か失礼な気がするからです。
さらに勝手に落胆したせいでそれを嫌いになったら、それこそ自分勝手な気がする。
ただ、これはそれぞれの人間の宗教観によるので、他の人もどうのこうのとは思いません。
単純に、僕はそういう風に考えているというだけの話。


でも、将来かなえたいと思うような大きな夢はあります。
現実的に考えるとバカみたいなやつですが。
「宇宙人の人生を変えるような作品を作りたい」
というのが僕の夢。
自分でもありえなさ過ぎて笑ってしまいますが、
このぐらい規模のバカでかい夢のほうが、僕は夢に思えるんです。
無限に無理に近いぐらいの夢は、もっとも「夢」という言葉に近いように感じるんです。


あー、僕はもしかすると普通の夢とか空想を、夢と空想と見ずに、
まじめに現実のものとして考えてしまうだけなのかもしれない。

投稿者:urabe : 2007年09月29日 20:03

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コメント: 夢 と 無 [ ム-ト-ム ]

ああなんか、読んでてとても面白いこの日記。

投稿者 カーリー : 2007年09月29日 22:09

おー、そういうコメントをもらえるとは…。
ありがとう。

投稿者 卜部 : 2007年09月29日 22:35

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