結構前に同じ映像学科の友人から「パソコンを買いたいんだけど、どれを選べばいいのかわからないから教えてほしい」という相談を受けまして、そのやり取りのなかでいろいろ気づいたことがあったのを最近思い出したのでちょっと覚書き的に書いてみます。
「覚書き」と言っても、半分は自分への戒めです。
その友人(Kさん)は「古いパソコンは持ってはいるけれどほとんど使わない、というか大学に入ってからパソコンを触り始めたぐらいだからどういうソフトがあるのかも全然知らないし、使い方もわからない」ということでした。
一言で言うとKさんはパソコン初心者だったわけです。
映像学科の1年生は後期(9月〜12月、高校で言うと2学期に相当する期間)の授業で映像の授業は基本的にありません。必修の授業で大まかに10月に(共通)彫塑1、12月に(共通)絵画1があります。9月と11月は選択必修の授業になっており各々の学生がシラバスの選択科目のリストを見て自由に(正確には他学科主催の2科目のみ選択可)選ぶことができます。
僕と相談してきたKさんはその選択必修の授業でプロジェクト・デザイニング(デザイン情報学科主催)を11月に受けました。
その授業の内容は簡単に言うと5人で1つの仮想的に会社を立ち上げ、それぞれのチームで世の中に潜む様々な課題を見つけ、その解決策を提案・発表していく授業です。
※詳細は武蔵野美術大学WEBシラバス:造形総合科目 I類選択必修 造形総合・デザインIVプロジェクト・デザイニング をご覧ください。
この授業でデ情がどういうことを学んでいく学科なのか少し垣間見れた様に思います。
どれだけ自分たちの身の回りの課題見つけ、それに対しての解決策を考え人前で発表することの難しさと楽しさ、コラボレーションすることの意味を考えさせられたのです。そして道具としてのコンピュータの利便性を僕とKさん(おそらく授業受けた学生全員)は痛感したわけです。
授業では1チームに1台のノートPCが貸し出され、基本的にはそれを使って各チームのロゴデザイン、プレゼン資料・パネルの作成、必要ならばアンケートやその統計データの作成などをするんです。特に、大量のアンケートデータをまとめるのはホントに便利でした。
それで、Kさんはこの授業受けてからパソコンを本格的に使えるようになりたいと思い始めたようです。
当時Kさんが持っていたパソコンは古かったので新しくパソコンを購入しようと考えたらしいのですが、具体的にどういう機種がいいのか周りの色々な人に相談したようです。しかし、それぞれ答えがバラバラで逆に判断に迷ってしまい結局春休みに入っても購入できなかったそうです。
そして、最後に僕に相談が回ってきた、ということです。
うーむ、これ書いてみると思ったより結構長くなりそうなので、次回へ続く…。