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合格発表3ヶ月前
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さて、ムサビの推薦入試を受験することが決まって2ヶ月が経ちました。合格発表約1ヶ月前。10月の終わりです。
郵便局の窓口の方に推薦入試の願書の入った封筒を渡す卜部の手は震えていました。
推薦入試の願書を申し込まれた方はご存知かと思いますが、願書を提出する時点で受験が始まっています。
なぜなら、願書提出が第1次選考だからです。
提出しなければならない書類には願書などの書類のほかに自己推薦調書というものが含まれています。
自己推薦調書というのは願書に同封されてある用紙(原稿用紙のようなもの)に文章を使って問題文に答えるというものです。
もちろん、それは点数化されます。
つまり、合格を左右する要素の一つであるということです。
それに加えて問題文もかなり抽象的でした。
問題文を読んでなんとなくその意味はわかるのですが、いざ具体的に答えようとすると、どう答えればいいのか悩むような問題だったんです。
とにかく何でもいいから書いてみようと思い、思いつくままに書きました。
結果、めちゃくちゃな文章が出来上がりました・・・。
たしか、出願期間がちょうど始まった頃だったと思います。
正直、焦りました。
出願期間が10日間もなかったので。
その間に調書を仕上げ、願書を郵送しなければならなかったので。
その時卜部がとった行動は
内容を完全に変更して書き直す
でした。
そうすると何故か分かりませんが、すらすらと書けました。
最初に思いつくままに書いていたことで自然と頭の中で整理できていたのかもしれません。
あたりまえですが、それで自信がもてたわけではありません。
この書き方で選考委員の意図に沿っているのか。
他の受験生はもっとすごい内容を書いているんじゃないのか。
そもそも、ムサビを受験しても自分が合格する訳が元々ないんじゃないのか。
いろんな不安を頭に浮かべながら、でも、これしかないと思い、提出用の用紙に清書し郵便局へ向かいました。
郵便局の窓口の方に推薦入試の願書の入った封筒を渡す卜部の手は震えていました。
「いよいよ、本番だ…。」