リアルな美大通信教育の日常を
Search
およよん@ Korea!
ムサビの名物教授と言えば、ちょっと前までならこの方を置いていないでしょう。
元・視覚伝達デザイン学科の及部克人名誉教授!
思い立ったら即行動に移る無限のバイタリティの持ち主。
竹林も「○○について過去10年分のデータ調べて!」、「○年前の資料探して!」などというむちゃぶりを幾度となくふられたのですが、先生の憎めないキャラクターに巻き込まれてついつい引き受けたものでした。
森本千絵さんや西原理恵子さんの恩師でもあります。
2年前に退官されたのですが、その後もしばしば広報入学センターに内線で電話をかけてきては入試の志願状況を確認したり、調べ物を依頼されたりとムサビのことを気にかけてくださってます。
そんな及部教授がエキスポに出展します!
■2010 公共デザインエキスポ
会期:12月15日(水)〜12月19日(日)
会場:コエックス本館 Bホール(大韓民国)
韓国で開催されるパブリックデザインに関するイベントに「及部克人と共同創造グループ:真野っこがんばれ!布絵づくり1995の展示」を出展します!
退官後もお元気で精力的に活動されているご様子で竹林も嬉しいやら懐かしいやら。
期間中に韓国に行かれる方がいらっしゃいましたらぜひ足をお運びくださいませませ。
及部先生の得意技と言えば「ワークショップ」。
地域の方や子どもたちと学生によるワークショップは視覚伝達デザイン学科の名物とも言えるかもしれません。
一見デザインとはあまり関係がないように思えるワークショップですが、実はこれが視覚伝達デザイン学科らしいところではと竹林は思います。
視覚伝達デザインは英語に訳すと「グラフィックデザイン」ではなく、「ヴィジュアルコミュニケーションデザイン」。
コミュニケーションは「意思や思考、感情を伝達し合う」という意味で、その手段として2次元に描かれている文字や絵、図が多用されるため平面デザインが中心にはなりますが、コミュニケーションデザインにはそれだけでなく「コミュニケーションが新たに生まれる場」のデザインも含まれていて、その手段の1つがワークショップ。
コミュニケーションの輪がどんどん広がれば、その中心にあるものの価値観もどんどん伝播してゆきます。
森本さんのお仕事を見てるとワークショップの手法を感じることがあります。
以上、最近頭頂部の輪がどんどん広がりつつある竹林がお送りしました。
普段は自分では見えないのですが、美容院に行くと現実を見せつけられます・・・。