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2010公募制推薦入試 初日
雨はパラパラ程度ですんだものの、ほんとうに寒い1日でした・・・。
受験生のみなさん、おつかれさまでした。
面接で緊張したりして、さぞ疲れたことと思います。
今夜はゆっくり休んでください。
映像学科を受験されているみなさんはまだもう1日あります。
ここで油断せずに体調管理に気をつけてください。
特にホテルにお泊りの方、ホテルはなぜかどこも部屋が乾燥しているので、喉をやられないようにご注意を!
付き添いでいらした父母のみなさまもほんとうにおつかれさまでした。
風邪など召されませぬようくれぐれもお気をつけください。
ではさっそく2010年度公募制推薦入学試験の問題速報です。
日本画学科の鉛筆デッサンはパプリカと手を自由に組み合わせてデッサンしなさいというもの。
デッサン力に加えパプリカと手をどのように組み合わせるかといった発想力も問われる内容となってますね。
注目の建築学科の表現力テストはある住宅の写真が配付され、2つの課題が出されました。
1.写真を観察し、その住宅やそこでの生活にどんな特徴があるかと思うかを400字以内で記述
2.住宅の周囲がどんな環境かを自由に想像し、文章と図(スケッチなど)で表現
(文章は400字以内・住宅を含めた周囲の環境を表現)
建築物そのものだけでなく、生活や周囲の環境までイメージし、表現するというのは美大の建築学科らしい試験。
ただ2時間ではかなりハードだったのではと思います。
映像学科映像表現コースの構想力テストのテーマは「鏡」。
「鏡」は以前にも一般入試の小論文のテーマになっています。
映像すなわち「像を映す」。
像を映すものの代表は「鏡」。
映像の根源について考えるというまさに映像学科の最初の授業にふさわしいテーマです。
映像学科写真表現コースの写真感覚テストのテーマは「海のある風景」。
竹林がムサビキャンパス内で「海」らしいところを撮るとすれば、波のイメージで4号館の屋根、海面のイメージで12号館のガラス壁面といったところでしょうか。
受験生のみなさんがどんな海を表現したのか?
答案を見てみたいです。
芸術文化学科の小論文は小説の中における時間をテーマとした文章を読み、それについての考えを述べよというもの。
プレゼンテーションおよびグループ面接のテーマは「時間」をテーマとした中学生に向けたワークショップの企画・発表。
小論文で時間について考えさせた後で、それをテーマにしたグループディスカッションをやってもらう。
よく考えられた出題だと思います。
ワークショップの企画というのも芸文らしくていいですね。
受験生のみなさんも試験を楽しめたのではないでしょうか?
デザイン情報学科の小論文(日本語記述による)は配付された風景写真を見て「山」or「丘」どっちだと思うか?およびその理由、さらに同じような関係の別の例を挙げてどっちだと思うか?およびその理由を述べよというもの。
800字でした・・・。
これもかなりハードですね。
すぐ思いつく別の例は「池」or「沼」、「林」or「森」ですかね。
ちなみに竹林的には多摩美は「丘の上」にあって、東京造形大学は「山の中」にある気がします。
指定課題は店頭や広告に見られる価格の表示について、工夫していると思われる事例を3つあげて説明せよというもの。
はい、竹林の英語力ではお手上げです・・・。
明日は日中は天気もよく、今日ほど寒いこともなさそうです。
映像学科を受験されてる方、明日もカンパーレ!