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ムサビ オープンキャンパス 企画紹介:工芸工業デザイン学科
オープンキャンパス企画紹介。
今日は最近更新率が急上昇中の工芸工業デザイン学科です。
会場は8号館2Fと各工房です。
工芸工業デザイン学科はクラフトデザインコース、インダストリアルデザインコース、インテリアデザインコースの3コースに分かれていて、クラフトデザインコースにはさらに金工専攻・木工専攻・陶磁専攻・ガラス専攻・テキスタイル専攻の5専攻があります。
インダストリアルデザインコース、インテリアデザインコースは8号館に教室を、クラフトデザインコースの各専攻は学内各所にそれぞれ工房を持っています。
各コース・専攻とも作品展示や工房の公開を行っており、自由に見ることができます。
■インダストリアルデザインコース作品展示
■テキスタイル工房の制作風景公開と作品展示
一方、工芸工業デザイン学科全体を把握するにはこちらの企画がお薦めです。
■ツアー形式の全体説明
こちらに参加すると、学科の特徴・カリキュラムの説明から、金工、木工、当時、ガラス、テキスタイルの各工房、インテリアデザイン、インダストリアルデザインの各施設と作品展示の見学(説明付き)がセットになっています。
ただ、所要時間が2時間ほどかかるため、ほとんど半日がかり。
他の学科も見たい方は朝10:00に間に合うようにムサビに到着した方がいいです。
土曜日は14:00〜の1回のみ、日曜日は10:30〜と14:00〜の2回開催になっています。
竹林のお薦めはこちらの展示。
■ガラス課題作品展示
簡単に言うと「ガラス製照明具」の展示。
かなりきれいです。
8号館に行くことがあったらぜひ見てみてください。
教員との個別相談は土・日とも13:00〜14:00開催なのでご注意ください。
■教員による個別相談コーナー
授業公開は3つ。
いずれも13日(土)開催です。
■インダストリアルデザインコース授業公開
■基礎実習(木工)公開講評
14日(日)は特別講義があります。
ただし、個別相談と時間が重なっているので注意です。
■椅子デザイン講義
工芸工業デザイン学科の工房はキャンパスの中でももっとも美大らしい風景の1つ。
陶磁のろくろや吹きガラス、鍛金といった手作業の様子がものづくりの原点っぽくて竹林は好きです。
美大の雰囲気を味わいたい方は覗いてみてください。
思えば2年前の6月。娘と共に出かけた武蔵美のオープンキャンパス。
その頃は武蔵美なんて夢のまた夢。真剣に行けるだなんて思ってもいない憧れの大学でした。
受験さえさせてもらえないかもしれないから、せめてオーキャンだけでも、と参加したのです。
そんなんですから、特に目的も定めずダラダラと見て回っていたところ、デ情の学生さんに声を掛けられました。「デ情の先生と話してみませんか?」なんとなく席に座らされ、3者面談の状況に。
その時いらしたのが森山明子先生。予想外の展開にもかかわらず先生の明るいお人柄にひかれ、親子でいろんな質問を。先生は親身になって答えてくださり、充実した時間を過ごすことができました。
オーキャンから帰って1週間後くらいだったでしょうか、娘が突然の宣言。
「申し訳ないけど、もう国公立は受験しない。受かるまで武蔵美を受け続ける。他の大学には行きたくない。」
これには家族中びっくり。しかしそれからの娘のがんばりには目を見張るものがありました。
そして翌年の2月。もちろん娘が目指すはデ情1本。しかしぶっつけ本番も怖いので、と予行練習のつもりで受けた視デにまさかの補欠合格。それでも本人はデ情に行くと言っていましたが、画塾の先生や先輩に説得されて今に至ります。
でも、もしもあの時オーキャンに行かず、そして森山先生のお話を伺わなかったら、娘は今、武蔵美にはいなかったでしょう。九州から東京まで出て行くのは旅費もバカにはなりません。けれどあのオーキャンが娘の人生を変えたと言っても過言ではありません。
以上、長々とすみませんでした。
投稿者 シデハハ : 2009年06月03日 10:19
>シデハハさん
いいお話ですね。受験というのはドラマ以上のドラマだと思います。私自身もうちの子も、受験を通して、いろいろなことを学んできました。うちの子は、かつて某大学のオーキャンに参加して、結局その某大学を受験しなかった、ということがありました。受験模様は本当にいろいろですね。
投稿者 ムサビズキ : 2009年06月04日 12:52