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ニッポンの教養!
また髪が伸びてきた竹林です。
みなさんこんばんは。
さっさと切りに行きたいけど、待つのはいやなので土日は避けたい。
どうしたものか・・・。
さて、原研哉教授が出演されてた爆笑問題のニッポンの教養。
ご覧になりましたか?
竹林はもちろん正座して見てました。
嘘です。正座はしていません。
今日は竹林の感想なぞ。
その前に、番組内容に関する話題が含まれますので、「録画したけどまだ見ていないので内容を今知りたくない!」という方は番組をご覧になってからお読みください
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一言でいうと想像以上におもしろかったです。
なにしろ竹林、最初は普通に見てましたが、途中からメモ取りはじめましたからね。
「試験に出そう」以外の理由で竹林にメモを取らせた先生はおそらく初めてかと(笑)。
内容は複雑なデザイン→シンプル化の流れに始まって、欧米の「シンプル」と日本の「シンプル=empty」の違い、原先生の考えるデザインの本質についてなどなど。
わかりやすい例えを用いながらの解説でした。
特に興味深かったのはデザインの本質についての部分。
ファインアートが自己表現なのに対し、デザインは他者に共感されないと意味がないこと、デザインとはただモノを作るだけでなく、他者の意識を覚醒させるものでなくてはならないこと。
この説明を聞くと原先生がムサビのゼミで行っている「Ex-formation(未知化)」の意味もわかってきますね。
既知であると思っていることをあえて1度わからなくなってみることで、今まで見えなかったモノが見えるようになる(自己の覚醒)→その覚醒を他者に伝播することによって他者も覚醒させる→新しい価値観が生まれる。
まさにタイトルどおり「再考」。
2008年度の基礎デザイン学科入試の小論文の問題「紙コップについて論ぜよ」はまさに「Ex-formation(未知化)」の最初の授業だったのかもしれません。
見逃してしまった方、BS2で再放送がありますので、そちらをぜひご覧ください。
日 時:5月6日(水)午前2:30〜(火曜深夜)
なお、5月4日のNHK総合での再放送は休止になったそうです。
豚インフルのせいに違いない!
原先生は、私と同世代なので、親しみがあります。
フレ〜ッ、フレ〜ッ、ハァ〜ラッ!
フレ、フレ、ハーラッ!フレ、フレ、ハーラッ!
・・・もちろん、WBCの応援じゃありませんよ。
ちなみに、私たちの世代は、「沈黙の世代」と呼ばれているそうです。「すべてを語らないことによって、あらゆることを語りつくす」世代という風に理解してくださいね。
投稿者 ムサビズキ : 2009年05月01日 17:48