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芸文&空デ展示
かろやかな竹林です。
みなさんこんばんは。
自分的には「たけばやし」のつもりですが、「ちくりん」でも特にかまいません。
ちなみに本名の方も本当は濁らないんですけど、濁って呼ばれても普通に返事します。
さて、いよいよ講評weekスタート!ということでキャンパスではあっちこっちで講評のための展示が始まってます。
竹林もさっそくチェックに。
今日は芸術文化学科3年生・楫義明教授のゼミの課題展ともずくさんが紹介していた空間演出デザイン学科3年生のゼミ課題の展示を見てきました。
まずは9号館6階で開催されている芸術文化学科の展示へ。
「HOME」をキーワードとし、各自が「HOME」という言葉からそれぞれ自分自身のテーマを設定し、研究・制作したものの展示です。
ホームウェアのデザイン企画あり。
「第2のHOME=学校」ということで、美術教育に基づいたアートプロジェクトの提案あり。
ホームタウン活性化のためのイベント企画ありと、学生さんがそれぞれ「HOME」というキーワードからさまざまな発想を広げているところがまずおもしろい。
家庭内の身の回り品から、精神的な意味でのHOMEで家族、属性としてのHOMEで学校・自分の育った町など、1つのキーワードに対していろんな視点があるもんだなーと実感。
また、表現方法も企画書の体裁のものもあれば、グラフィックデザイン、ファッションデザイン、写真作品、新しいコンテンツやサービスのプレゼンボードなどさまざま。
芸術学やミュゼオロジーの勉強もできるし、制作もできるのが売りの芸術文化学科。
ただの芸術学科とは違うんです!
ぐるっと見てたらおく☆ともさんの展示を発見。
油絵学科の某教授が喜びそうです。
続いて9号館地下1階展示室・1階webスペースで開催されている空間演出デザイン学科3年生の展示へ。
各ゼミごとの展示になっています。
これは天野勝教授ゼミの展示。
天野先生はファッションデザインが専門。
無印良品の衣料品デザインを手がけ、現在はメンズのセルフブランドを展開しているほか、メンズアンダーウェアのディレクションもされています。
こちらはパトリック・ライアン准教授ゼミの展示作品。
ライアン先生もファッションデザインが専門。
やはりセルフブランドを展開しています。
今回のテーマは服そのものではなく、ブランドショップに設置するディスプレイの制作。
空間演出デザイン学科のファッションコースは服を作るだけじゃなく、ブランドのコンセプト作りや、ショップのデザイン、ポスターやフライヤーのデザイン、ファッションショーの企画などファッションのディレクションまでが研究の対象となります。
ここが空間演出デザイン学科にあるファッションコースの特徴ですね。
こちらは川口直次教授ゼミが授業で制作したドラマの上映。
川口先生はテレビ・映画・舞台の美術が専門。
NHKドラマの美術で活躍される傍ら、オペラ・バレエの舞台美術も多数手がけています。
また映画では伊丹十三監督の作品の美術を多数務めてました。
現役バリバリの美術家です。
一線で活躍している先生に教えてもらえるのはほんとうに幸せなことですよね。
こちらは面出薫教授ゼミの展示。
面出先生が手がけた明治神宮社殿復興50年を記念して行われたライトアップの模様をまとめたもの。
これだけの大きなプロジェクトに参加した経験は特にスペースデザインを学ぶ学生さんにとっては財産。
こういう経験ができるのもムサビ空デならでは。
1階webスペースには小泉誠教授ゼミによる「座るための道具」の展示。
小泉先生はプロダクト、家具、インテリア、建築などなど生活に関わるデザインを専門とされています。
やはり現役バリバリのデザイナーです。
「椅子」ではなく「座るための道具」というのがミソですな。
楽しそうです。
これでどこでもピクニック気分になれますね。
これは一見普通のベンチ。
でも実は・・・
真ん中の部分が可動します。
3人掛けの時に3人で話しやすいようにとのこと。
これはちょっとおもしろいアイデアですね!
腰掛けるのにやや勇気がいるかも・・・。
ここで紹介したのはほんの一部。
ほかの先生のゼミ展示もまだまだあります(大きすぎて竹林の携帯ではうまく撮れませんでした)。
平日のみなのがなんですが、空間演出デザイン学科志望の受験生や興味のある高校生にはぜひ見ていただきたい。
空間演出デザイン学科の領域の広さ、多様な表現が体感できます。
明日16日(火)からは空間演出デザイン学科2年生の課題展示が12号館地下1階展示室で行われます。
そちらも要チェックですな。
今週後半にはデザイン情報学科でも展示が始まるようです。
また、2号館でも彫刻学科の作品展示の準備が始まってました。
繰り返しになりますが、キャンパス見学は今週がチャンスです!
受験希望の方のみならず、ご興味のある方はぜひお越しくださいませませ。
今更ながらコメント。本日ようやく終了です。
「なんでもできる」魔窟のような展示になってしまいました。
私は自分の展示の醜態よりも、9号館のあちこちでみる華奢なデザインのポスターにハラハラしていて、自分でつくったものが人目にさらされる恐怖を実感いたしましたとさ。チャンチャン♪
でも、来てくれてありがとうございました!
某教授って・・・?
投稿者 おく★とも : 2008年12月18日 16:55