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3年次編入学試験について【基本情報篇】
この間公募制推薦入試が終わったと思ったら、もう3年次編入学試験の時期。
今日は基本情報篇を。
まずは「3年次編入学試験ってなに?」という方のために簡単に説明を。
3年次編入学試験とはおもに短期大学・高等専門学校・専修学校(いわゆる専門学校)専門課程の卒業(見込み)者、4年制大学の2年次までの課程修了(見込み)者を対象に行う試験で、合格すると大学3年生から入学することができます。
ムサビではこれに加えて、通信教育課程から通学課程に移りたい場合、今いる学科から他学科へ移りたい場合もこの試験で合格することが条件となります。
試験科目は学科によって異なります。
日本画学科、油絵学科油絵専攻、油絵学科版画専攻、彫刻学科、空間演出デザイン学科、建築学科は作品審査、面接、実技試験。
基礎デザイン学科、映像学科、芸術文化学科、デザイン情報学科は作品審査、面接、小論文。
視覚伝達デザイン学科は作品審査、実技試験。
工芸工業デザイン学科は作品審査、面接となっています。
3年次編入学試験で見るポイントはまず、ムサビの3年生としてやっていけるだけのレベルであるか?ということ。
ムサビの3年生と言えば、各学科の基礎的な勉強は終わっていて、自分が学んでいきたいジャンルの勉強をより深めていく時期です。
いきなりそこに入っても遜色ないだけの力量があるかを問われます。
そしてもう1つのポイントは、ムサビで学びたいテーマやジャンル、さらに将来の志望が明確であるか?ということ。
就職活動や卒業制作も含めての2年間、やりたいことが明確でないとあっという間に終わってしまいます。
作品審査や面接、実技試験・小論文を通してこれらのポイントを総合的に見ることになります。
3年次編入学試験にはいろんな経歴の方が出願してきます。
美術系短期大学や他の美大出身の方がやはり多いのですが、難関と呼ばれる一般大学出身の方や音楽大学のような異ジャンルからの出願も毎年あります。
いずれにしても今までの積み重ねが大きなウエイトを占めます。
付け焼刃は通用しないと思っていいでしょう。
とりあえずはこんなところかな。
以上、年賀状をまだ1枚も書いていない竹林がお送りしました。