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公募制推薦入試について<写真感覚テスト篇>
公募制推薦入試シリーズ、今日は写真感覚テスト篇です。
写真感覚テストとは募集要項によると「当日与えられたテーマに基づき、写真の撮影、構成を行う試験です。」とあります。
昨年は「あなたの考えるオリジナルな『家』」というテーマで次のような手順で進められました。
写真撮影
最初に試験問題の発表と注意事項の説明があります。
その後、カメラ・フィルム等の撮影用具を渡されます。
昨年はポラロイドカメラとフィルム50枚でした。
その後いよいよ撮影時間スタートです。
撮影エリアはムサビキャンパス内全域(一部立入禁止の建物等あり)。
与えられたテーマを構成する素材となる写真を撮影します。
↓
昼食休憩
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構成
B2ケント紙上に撮影した写真を素材として、与えられたテーマを表現してゆきます。
昨年は道具としてハサミ、のり、マジックペン等が用意されてました。
写真は切り抜く等の加工をしても、そのまま貼ってもどちらでもOKです。
かなりユニークな試験になってます。
こういう試験をやっているのは全国に大学多々あれどムサビだけではないでしょうか。
例年様子を見てると、最初はみなさん途方に暮れた顔をして歩いていることが多いです。
ただ、ムサビキャンパスは個性的な建物も多いですし、あひる池、ネコ、花、地蔵等、写真の素材には事欠きません。
悩んだらまずはいろんな所を見て回ってみるとテーマに対するヒントが浮かんでくるかもしれません。
この写真感覚テスト、撮影のテクニックを見る試験ではありません。
与えられたテーマに対し、どのような写真を撮り、それをどのように構成して表現するのかを見る試験です。
いわば写真という表現手段を用いて見る人にどのようなストーリーを伝えることができるかの資質をチェックする内容となっています。
ストーリー性という要素は公募制推薦入試だけでなく一般入試においても映像学科が重視しているポイント。
それを念頭に置いて撮影、構成するといいでしょう。
ちなみにこの写真感覚テストが実施されるようになってから、竹林は毎年試験前日はひたすら晴天祈願しています。
おかげで今のところ試験当日が雨だったことはありません。
ただ、雨は降らなくても寒いかもしれませんので、受験される方は当日は暖かい&動きやすい服装でくるよう、くれぐれも気をつけてくださいね!