リアルな美大通信教育の日常を
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しりとりブログ 「戦略」
昼間テレビを見ていたら、いろんな企業がやっているマーケティング戦略を恋愛に応用するというバラエティ番組をやってました。
注釈:マーケティング(marketing)とは、平たく言えば、企業が行うあらゆる活動のうち「顧客が真に求める商品(サービスを含む)を作り、その情報を届け、顧客がその商品を得られるようにする活動」全てを表す概念である。 一般的な企業活動のうち、商品・サービスそのものの企画・開発・設計から、市場の調査・分析、価格設定、宣伝・広報、ブランディング、流通、マーチャンダイジング、店舗・施設の設計・設置、(いわゆる)営業、集客、販促、接客、顧客の情報管理等に至る広い範囲において、マーケティング活動が行われている。 企業活動のうち、対顧客視点での活動が行われない製造ライン、研究、経理、人事などの部門は、マーケティング活動とはやや遠い位置づけになる。(Wikipediaより)
どうやらブログの神様はこちらにも降りてきたようです。
まあ実際、企業は商品を売るためにさまざまなマーケティング戦略を駆使しています。
例えばユニクロがフリースやポロシャツで何十色もカラーバリエーションを用意するのもその1つ。
何十色のうち売れる色というのは限られています。
残りの色は売れないのを承知で用意しています。
なぜかというとまず、たくさんの色でお客さんを店に呼び込み、たくさんの色の中から選んだという満足感をもってもらうためです。
当然マーケティング戦略とデザインも深く結び付いています。
例えばKOKUYOが出しているCampusノート。
誰もが1度は手にしたことがあるのではないでしょうか。
このCampusノートは2000年にモデルチェンジをし、表紙も新しくなりました。
ではその表紙をデザインするにあたって、重要視されたこととはなんでしょうか?
答えは嫌われないデザインであること。
老若男女だれもが手にする機会があるものなので、格好いいデザインやかわいいデザインより嫌われないことが大切だそうです。
実際、デザインの決定に際しては500人以上にアンケートをとり、もっとも嫌いが少ないものに決まったとのこと。
参照文献
これ、誰がデザインしたの? 『デザインの現場』編集部 美術出版社 2004-09 売り上げランキング : 16712 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こうしてみると、デザイナーさんはただ絵がうまければいいってもんじゃないことがわかります。
デザインするものの特徴や背景まで理解した上で制作することが求められるんですから。
美大のデザイン系の学科ではただ制作するだけではなく、こういったことも学べます。
そこが美大の教育の1つの特徴と言えるかと思います。
ちなみに、ムサビにはいろんな会議があるんですが、その中の1つに広報戦略会議というのがあります。
もともとは広報会議という名称だったんですが、当時企画部長だった長澤先生の「戦略ってついてた方がカッコいいじゃん!」という鶴の一声で現在の名称になりました。
大学で発行する広報用印刷物(大学案内、MAUJIN等)の内容や公開講座の内容、さらに今後の広報の方針等を話し合う場です。
もっともこのところ人事異動のどさくさで開催されていませんが・・・。
会議は開催されてなくても竹林的には次年度のオープンキャンパス、進学相談会についてぼちぼち考えなくてはならない時期。
来年はどうしたものかな・・・。
大学・美術話絡めましたよ!
では手羽さんへのお題は「恋愛」でお願いします。
手羽さんの甘酸っぱい話なぞぜひ!
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from ムサビ日記 -室長の手羽-
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トラックバック時刻: 2008年08月31日 04:41