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MAU辞苑::インスタレーション
まずお詫びと訂正を。
昨日の日記で紹介した、第40回毎日・DAS学生デザイン賞で写真・映像部門賞を受賞された高居覚さん、および2008年度写真新世紀で優秀賞を受賞された保谷綾乃さんの卒業年度を誤って記載していました。
高居さん、保谷さんとも2007年度の卒業です。
たいへん失礼いたしました。
お詫びして訂正いたします。
それでは、1回やって以来忘れられてたこのコーナーを。
今回は昨日の日記にも出てきたこの用語です。
■インスタレーション
ア/カ行
1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。(ウィキペディア)
言葉で説明するより作品を見た方が早いですね。
映像学科の2007年度卒業 / 修了制作展のインスタレーション作品です。
ご覧になるとおわかりのとおり、インスタレーション作品を制作する学生さんは結構多いです。
また、映像学科だけではなく油絵学科の学生さんなどもインスタレーションの作品を制作したりします。
まだ先になりますが、卒業・修了制作展の時などに学科による違いに注目してみるのもまた一興かと。
竹林がインスタレーションという用語に初めて出会ったのはムサビにきて最初の冬、各学科の授業内容が説明されている冊子(今のシラバスの前身になります)を編集していた時。
絶対イラストレーションと間違えてるんだ!と思いました。
イラストレーションに直そうと赤ペンを握ったところで念のため当時の課長に聞いてみました。
竹林「インスタレーションなんて言葉あるんですかね〜?」
課長「うん。あるよ。」
Σ( ̄□ ̄/)/ あるんだ!
いや〜聞いてみてよかった。
全部校正していたらたいへんなことになるところでした。
まさに「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」の典型ですな。
竹林がムサビの階段登るシンデレラだった頃の話でした。
ところで、MAU辞苑第1回でとりあげたBTについてですが、その後、油絵学科出身の方と話している時、その方が美術手帖のことを美手帖と言っていたのが通っぽくていい感じだったので、竹林も今度から美手帖ということにしました。
何事も形から入るタイプです。