リアルな美大の日常をウッホホウッホ
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2013年01月のアーカイブ
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金工よもやま話あれこれ
けっこう前からシフォンケーキについているようなゆるめに泡立てた生クリームが
食べたくて仕方なかったので泡立てて食べてご満悦の某です。こんばんは(*^∀^*)
お砂糖と乳脂肪分は幸せの味やで…………
なんだか手羽さんに金工すごく褒めていただいてて嬉しいです。
どうせなら卒制の裏話のひとつやふたつでも書こうかなあと思います。
私たちの学年はちょうど今の金工教授の鈴木洋先生が着任された年に入学した学年です。
そういう意味で、最初から最後まで面倒を見た初めての学年だったから責任を感じていた、
と追いコンのときに教授がおっしゃっていました。
年々金工の作品が良くなっているのなら、それは洋さんの指導があってこそなのだろうと思います。
余談ですけど、中で見てる感じからして、今年の三年生はとても上手いので来年が楽しみです。
それから、もし今年の精度が上がっているように見えたのならおそらくもう一つ理由があって、
それは12/15で工房が閉まることだったんじゃないかなと思います。(去年は年明けも使えました)
今年の研究室の方針で年明けは工房を什器制作以外で開けない、ということになりまして、
12/15までに仕上げないと作業的に死ぬ(((((;;.゚;ж;゚;.)))))
という焦りがありました。
よく、〆切までの半分の時点で5割の完成度を目指すと最終的な精度が上がるといいますが、
今回の工房の件はそれに該当したんじゃないかなと思います。
もちろん工房が閉まってから年末年始にかけて家で制作していた人も多いんですが、
しかし工房が閉まるまでにある程度のところまでもっていかないと後がしんどいので、
6〜7割くらいのところまでは仕上げている人が多かったような気がします。
わたしもあとめっきをかければ下準備は終わり!というところまでは持っていきました。
箔をはったりワイヤー絡めたりは家でやりましたけども。
なんだかんだでうまくいってるので来年もそんな感じになるんじゃないかなーと思います。
年内にある程度のところまで作品を仕上げたことで部屋の設営に年明けすぐ取りかかれて、
部屋の設営を速く終えたおかげで優先的にライトもらえてたりしたので……(^-^)
金工があとライトつければ終わり、という時点で陶磁とガラスの部屋は
これから設営!って状況だったので、先にライティングやらせてもらえましたワーイ。
年明けの作業はわりかし余裕がありました。いいことだ〜。
それから個人的なことなんですが、アートサイト岩室温泉2013にお誘いいただいたので
卒制作品を出品することになりました(^o^)
なので、外部展示の機会が青山スパイラルに加えて一回増えましたワーイ^▽^
アートサイトに関して詳しいことはまた会期が近くなったらお知らせしまーす。
シフォンケーキの生クリームだけ食べたい
なんだか正門のとこで卒業制作展の冊子とともに
mauリーフの最新号が配られてるようなんですが、地味にその中に載ってます。
ざーっとですがほぼ全部の学科の展示を見てきました。
学科ごとの特色というか、強みと弱みがよくわかるなあと思いました。
他のとこと比べて思ったけど、工デクラフトのこのね、
立体!見ろよ!立体!置いときゃいいだろ!!!!!感やばい。
視デみたいに看板とか教室案内的なものを設置すればもっと分かりやすいんだろうな……
工デが、平面系の人が作った立体に対してもっとここをこうすればいいのにって思うように、
たぶん平面系の人には、これだから工デは……もっと分かりやすい案内しろよな、とか思われてそう。
そういやこないだ展示をやりませんかというお話をいただいたんですけど、
手羽さんが以前2012年4月30日のエントリで言ってたのはこういうことかーと思ったりしました。
詳細は伏せますがまあそんな感じでした。
話も長くて要領を得ないしちょっと何言ってるかよくわからないですぅ><
って感じだったので途中から半分くらい聞いてなかったです。(ほんとすみません)
そういうのは!企画書作って!短い言葉で!端的に!わかりやすく!プレゼンしてよね!!!
って思いました。
思わず、
輸送費は?
作品の監視は?
もし作品が盗難/破損された場合の補償は?
作品の展示場所について、作品がよく見えるような創意工夫はできるような場所か?
そもそも美大生がむちゃくちゃ忙しいってわかってる?
……など、問いつめたくなりました。。
悪気がないのはわかるんだけど、その辺のことを
ちゃんと考えて話を持ちかけてるのかはわからない。
この一件で、手羽さんの言っていた「一般の人に美術について考えてもらう」って、
かーなーり根気強くやらないといけないことなんじゃないかなと……思いました……。
歩いてゆける
卒業制作展が始まりました。
私はというと、八号館の216で展示しています。(奥まった部屋で少しわかりにくいんですが)
入り口はいって左手奥の「inclusion」というちっちゃい宇宙ゴマみたいな作品が私のです。
お時間ありましたら是非見にきてください(^o^)
正直言うと、ここに作品名書くのやめとこうかなと思ってたんですが、
なんだかんだで友達にはかわいいねって言ってもらえて
まあ大丈夫かな、と判断したので晒しときますね。
自信のなさは今まで一枚も卒制の制作途中の写真を晒さなかったことから察してください。笑
以下長くなったのでしまっておきます。
それにしても、立体に関して、ずっと自信を持てないままここまで来たのだけど、
振り返ってみると案外やれてるんじゃないかなあ、と思う。
いまでもやっぱり上手い方ではないけど、それでも専攻に分かれた最初と比べたら
自分比ではずいぶん上達してるのだと、思う。
卒展を見にきた工デの下級生や、高校生ちゃんは、
たぶん卒制を見て圧倒されるだろうし、工デ生は何より
自分が本当にこんなすごいの作れるようになるの?
って感じるだろうなあと思います。経験則としてね。
そこへ至るまでの道のりが遠すぎて、糸口すら摑むことができないように感じられるんじゃないかって。
すごすぎて訳が分からない、みたいな。
けど、少しずつ、少しずつ、できるようになっていく。
それは保証するし、なんとかできるようになるものです。
工デ生で、他学科入ったほうがよかったなかな?って考えてる人が
おそらくいると思うんだけど(というか私がそのクチだった)、
工デは専攻に分かれてからが本番です。本当に合わなくて転科を考えるのは
二年生を終えてからでいいんじゃないかと思っています。
一年生は来年の専攻決め頑張ってね。
わたしはなんだかんだで工デに入って、それから金工に入って良かったと思っているぞ。
最初は基礎実習の鍛金ができなさすぎて、悔しくて、もうすこし金属触りたいという思いで
金工に入ったので(というのは後から考えた結果だし、やはり最後は理由云々より直感で決めましたが)
金工に入った当初から素材に対する苦手意識はあったのだろうと思いますが、
それでも制作しているうちに金属という素材を好きになったし、
あの工房で制作することももうないのかと思うと寂しくて早くも工房シックですね。
あんなに行きたくなかったのにね!不思議だね!
そうそう、それからね、最近ハイキュー!!!というバレーボールの部活漫画を読んでるんですけど、
あれだけひたむきにがむしゃらに頑張れるものがあるっていいなあって、
それこそ歯ぎしりするほど羨ましく、眩しく思いながら読んでました。
高校生だからお金もないし視野も狭いし、学校と部活が世界の全てみたいなもので、
大学生と比べて出来ることはずっと少ないのだけど、
だからこそ脇目も振らずひたむきに一生懸命取り組めるのだなあ、とね。思うんですけども。
年を重ねるにつれ、お金を稼げるようになって視野も広がって、出来ることも増える。
だけれど、増えた分だけ一点に集中することは難しくなるのかもしれない。
……って思ってたんですけど、卒展でもなんだかそれと同じような、
ひたむきでがむしゃらな熱気を感じました。自分が当事者だからなのもあるだろうけど、
今年ばかりは、卒展が去年までとは少し違った景色に見えた気がします。
だけれどなあ、こうやって何かにがむしゃらに取り組めることが
この先無いかもしれないと思うとなんかもう寂しくてな〜〜〜
きのうの追いコンで調子に乗って日本酒たくさん飲んでしまったので
いま非常にねむいです。お酒おいしかったなぁ………ア〜〜〜〜卒業したくない〜〜〜〜´;ω;`
搬入終わり!
卒業制作の搬入が終わりました。
工デクラフトは明日から二日間かけて講評です。
明日が全体講評、そして明後日が専攻講評ですね。
出来はどうかと言うと、すごいものを作ったわけではないですが、
最低限みんなの足を引っ張らない程度にはできたんじゃないかなあと思います。うん。
なんとなくかわいいものっぽくはなりました。
自分の制作はともかくとして、学内展係をやっていたので
部屋の設営が無事終わってほっとしているというのが正直なところです。
いいかんじの部屋になりました。
8号館の216で展示していますのでお近くを通りがかった方は是非(^o^)
卒制あれだけ嫌だ嫌だ言ってたけど終わると意外と寂しいものだな。
かといって、もう一回やりたいかと問われるとやだけどな。笑
講評もまあ、なんでしょうね、なるようになれ〜って感じなのでまあうんって感じです。
ハア、しかしだよ、卒制が一区切りついたのはいいんだけど、
まだ頑張らなくちゃならないフィールドが二つほどあるので、それを頑張らなきゃなあ。
ひとつは楽しみにしてたことなので出来るのうれしい〜〜な!
卒制やってる間手を付けられなかったので。
今日は早く寝ます。
あけました
あけましておめでとうございMAU.
お正月はとっくに過ぎてしまいましたが新年一発目のエントリでございます。
さて、私のところはというと展示室の設営を二日間で終わらせました。
例年は三年生にお願いしているところなんですが、今年はいろいろ事情があって四年生でやっています。
部屋を片付け、支柱式パネルを建て化粧板を貼り、隙き間をモデリングペーストで埋めて完成。
こうやって書くと簡単そうに見えますが、
これめちゃめちゃ大変ですね。正直ね。二日で終わってよかったです。
この二日間でパネルを電ノコで切りまくったおかげで筋肉痛やばい(^-^)
卒展にいらっしゃる、美術関係でない一般のお客様は、部屋の設営やライティング、
什器(作品をのせる台のことですね)の制作なんかは
業者がやっているのではないかと思っている方も中にはいるでしょうが、
基本的にはすべて自分たちの手でやっています。
展示室にしちゃうと全然わからないですが、もとは至って普通の教室なんです。
学校の教室、と言われて思い浮かべるようなね。黒板もあるし。
それを展示室に仕立て上げるのですよ………
卒展にいらした際は、地味ですがその辺の部屋のつくりや什器なんかもみていただけたらなーと思います。
けっこうね、実は業者に頼んでると思ってたあんなことやこんなこと!も、
自分たちでやってたりするんじゃないかなあと思います。工デに限らずね。
気になったことやわからないことがあったら近くにいるであろう展示監視の学生に聞いてみてください〜。