京都レポとか

合宿から帰ってきました!ただいま!某です。

ここ最近はサークルの合宿係でてんやわんやしてました。
なんかもう、夜行バスの旅も電車の旅も手配したから旅行スキルすごく上がった気がする。
今ならどこへでも行けるぜ!ヒャッハア!な気分。


ところで、レポートの課題でオスカー・ココシュカの
「風の花嫁」という絵について調べて書いたんですが、もうすごい。
何がすごいって、事実は小説よりも奇なり、ってまさにこのこと。
詳しいことは
こちら
の美の巨人たちのページに書いてあるんですが、
別れた恋人を愛するあまり恋人の人形をつくって一緒に連れて歩くとか
出逢ったエピソードがもうなんだかアルマはココシュカの運命の女(ファム・ファタル)なんだろうな、とか
もうほんと、すごい。すごいとしか言えないんだけれども。
こうやって絵の裏側に隠された物語を紐解いていくのって楽しいなと思いました。
絵をただ眺めているよりもずっと理解が深まる感じがする。

続きから京都レポです^▽^





ランキング参加してます^^

京都レポ

今回の旅行で行ったのは鞍馬山と貴船神社。

大阪から京都へ阪急電車で端から端まで。中之島から出町柳まで。
徐々に変わりゆく景色を楽しもうかなとか思ってたんですが途中で寝てた^^
出町柳から鞍馬電鉄に乗り換え約30分、鞍馬電鉄はレトロな車体でかわいい!
こうやって、普段乗ってる電車と違う電車に乗ると遠くに来たなって感じがする。

そうして鞍馬駅についた後、腹ごしらえをして山登り。
お店で食べたご飯がめっちゃおいしかった。全日大阪でファーストフードばかり食べてたから余計に。
それから山を登り。由岐神社の御神木にうおおってなったり
途中にあった横たわった枯れた大木にうおおってなったりしつつ
本殿へ向かい。本殿についた頃にはわりと疲れて暑かったので休憩所で一休み。
ここまでは鞍馬山の入り口って感じ。
けれどそれでもここは霊山なのだという雰囲気はある。
携帯電話やデジタルカメラ、そういった電子機器を持ち込むのは
何かばちが当たるのではないか、と思う程度には。
それにこういう神聖な場所に携帯電話だとかデジタルカメラ、
いわゆる俗世間的な物を持ち込むのはよくないんじゃないかと思った。
そういう理由で写真を撮ってません。
唯一撮った写真は貴船で見かけた廃車5枚くらい。

それから鞍馬寺の本殿へ。
中をうろちょろしつつ、隅っこの方に地下へ下りる階段を発見。
なにか階段の下からくるただならぬ空気に一度は降りるのをためらったものの、好奇心に負けて下る。
階段を下ると、窓もなく止まった空気の地下室に無数の髪壺が安置された棚の群れがあった。
そこではどうやら願掛けをした髪を入れた壷を奉っているらしい。
なにも邪悪な物を封印しているだとかそういうわけではなく、むしろ人々の願いと信仰を
奉っている場所であるのになぜだかとても怖かった。
それと同時に、ろうそくの頼りない灯に揺らめく壷やその奥にいる三尊は息をのむほど綺麗だった。
この世ならざるもの、そんな感じ。この世ではないどこかと繋がっているとさえ思える。
鞍馬山の霊的な力は、上でお経を唱えてるお坊さんではなくこの地下室が源なのではないかと思う。
棚と棚の間には通路があって、奥に進めるようになっている。
どうしようか迷ったけれど、そこに進める道があるのなら進んでみなきゃ、なんて思って
進んだ。もうほんとに怖かった。ううん、怖いとは少しニュアンスが違うのだけれど。
何て言ったらいいんだろ。圧倒的な物に対して感じる圧迫感。畏怖、畏れ。身がすくむ。
こんな感じの場所です。写真で見るとあんまりわからないんだけどね…
ほんとすごい場所である。鞍馬寺に訪れた際はぜひ行ってみてください。
しかし一人で行くのはおすすめしないけれど寺巡りは個人的には一人でするものだと思ってるので
なんと矛盾したアドバイスだろう、なんて…しかし一人で行くとあの場所は空気にのまれる。
のでやはり誰かと行った方がいいんだろうな。

それから奥の院へ。
個人的には鞍馬山の本番は本殿の地下とこの鞍馬から貴船へ抜ける山道だと思う。
ここに鞍馬山の魅力が凝縮されてると個人的には思った。
山登りのいいところといえば、なぜこんなに苦しいことをしているんだろう、
身体が熱を持って熱いし足疲れるし息は切れてぜいぜいして苦しいし、
なんでこーんな苦しいことやってるんだろうなあ、だなんて思いつつも
上に続く道があるから、頂上からの景色が見たいから進んで、
そうしてついに頂上に登りきったときのあの爽快感なんじゃないかと思う。
あと個人的には山を登ってる最中の山の植物の観察であるとか
切り株に座って休んでるときの自然の中にいる感覚が好きだったりします。山登り楽しいよ。

鞍馬山は、登った感じだと日和田山よりは楽な感じがします。
コースは長いけどそんなに高い山ではないのかも。
奥から登るのを諦めて戻ってきたらしいお姉さんたちの会話を少し聞いてたら
「めっちゃしんどいわー」と言ってました。
まあそのお姉さん達ヒールの高いブーツ履いてたしたぶん散歩感覚で行ったからしんどかったんだろうな。
はじめから山登りする気で行けばそんなに苦しい山ではないと思う。
比較対象が日和田山しかないから何とも言えないけど…
けど、観光地気分で行くとつらいだろうなあ。
かつて清少納言が近くて遠きもののたとえとして鞍馬山の参道を挙げたぐらいだから。

鞍馬から貴船へ山を抜け、貴船神社へ。この時点で3時とか。
神社で水占いをやったり結社まで行ったりその途中に放棄されていた廃車を
うっおお!廃車だ!すげえ!これは!って写真撮ったり喫茶店にはいってお餅食べたり
(そのお餅、甘醤油のやつときな粉のやつの二つセットだったのだけれど
すごくおいしかった。シンプルな味付けでおいしいのってすごいと思う)
なんだかんだしてたら日が暮れそうに。

知り合いの方に貴船神社から駅まで帰るときはバス使うんだよー、
バスの時間調べてから貴船神社見学した方がいいからね!と言われていたのだけど
それは貴船神社が駅から遠くて(徒歩20分くらい)、疲れるからバスを使えと言っているのかと思って
あー、じゃあまだ疲れてないし徒歩でいいや〜と判断を下したのがそもそもの間違いであって。
日が暮れる山道をとぼとぼ一人で歩くハメになりました…^p^
最初のうちはまだ陽があるから大丈夫だったんですが
道を半分行ったあたりからどんどん暗くなっていく。いやもうほんと怖かった…
ついでに貴船の辺りって廃墟とかそれ系のやつ多いんですよ。
昼間の明るいうちならうっひょー!廃墟!って興奮しながら写真撮りにいくところなんですが
夕暮れ時だったので怖すぎて無理でした…途中プールの廃墟っぽいものがあったんですが
人のいた気配が色濃く残っていてなんだかとても怖かった。
誰そ彼時、夕暮れ時が一番あの世とこの世の境が近づくというけれど、
鞍馬山のお膝元でしかも貴船でそんな時間に人どころか車さえまばらにしか通らない山道を
一人でとぼとぼ歩くハメになるとは予想だにしていなかった…馬鹿だなあ。


まあそんなかんじです。
その後はくらま温泉に行ってお風呂入って地鶏鍋食べてぐだぐだして
京都駅に戻ってお土産買って夜行バスに乗車し帰宅!そんな感じ!です!
ちなみに鞍馬寺の本殿地下と貴船の駅まで戻る道がよほど怖かったのか、バスでうなされました。笑
午前3時くらいに起きちゃったもん。しかも帰ってからも一週間ぐらいは時たま思い出して
うおお怖い!ってなってた。それくらいのインパクトである。
いや、うん、でもほんとに京都楽しかった。
また行きたいなー鞍馬電鉄各駅下車とかやりたいし正直京都は何日あっても見終わる気がしない。
同じ場所でも行くたびに新たな発見があるから。というわけでまた京都行きたいのである。

おわり

投稿者:solegasi : 2010年01月29日 01:03

トラックバック


コメント: 京都レポとか

コメントしてください




保存しますか?