リアルな美大の日常をのんべんだらりと。巣;http://number001.manjushage.com/(写真サイト)
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夏の終わり
どこか遠くの方で鳴っている花火の音を聴きながら、
遅くなってしまったけれど、カレンダーを一枚ぺろりとめくって夏の終わりを実感。
そんな、秋のはじめ。
そんなかんじで、所沢ビエンナーレ行ってきたよー
あいにく晴れ間が見えたのはほんの少しで、曇天だったけれども
それが逆によかったかもしれない。
会場は当然と言えば当然だけれども冷房設備がないので、
晴れていたらさぞかし暑かったことだろうと思う。
束の間の晴れ空。
九月といえど降り注ぐ日差しはまだまだ強い。
駅員さんに道を尋ねたにもかかわらず少し道に迷って、
車両基地の入り口を見つけられずに外周をしばらくぐるぐるしたのは内緒。
私の行ってみた印象だと、平日の午後ということもあって人がいなくて閑散としていた。
また、工場が稼働している気配もなかったために、廃墟のような雰囲気さえ醸していた。
こうやって、それなりに奇麗な掃除用具があるから廃墟であるはずはないのだけれど。
でもそれと同じ部屋には無造作に積まれている椅子があったりして。
…なんだか、廃墟や工場萌えする人の気持ちがわかってしまった。
ほんとねえ。人がつくった建造物のはずなのに人の香りがしないという
違和感というかそんなようなもの。ううん、うまく言葉が見つからないな
鉄の塊みたいなところにぽつねんと自分だけ取り残されたような感覚といえばいいのだろうか。
うーん
事務所には確かに電気がついていたから、稼働してないということはないんだろう。
それと、補足しておくと今回の写真がやたら緑っぽいのは
行ってみればわかることなのだけれど工場の天井のプラスチック?にコケが生えていたり
色付きのプラスチック壁だったり、電気が蛍光灯だからである。
蛍光灯の光は写真にうつすと緑っぽく見えるようで、それを明かりとして用いているのは
主にアジア圏であるので緑の光というのはアジア圏で写真を撮影したときの特徴である。
…ってどっかの本かなにかで読んだ。
作品に関しては、車両基地という特異な展示会場に
少々呑まれていたような感じがしないでもない、ような。
かと思えば工場とうまーく融合して面白い具合になってるのもあったりして。
展示方法がおもしろいというかあそこじゃなきゃできないんだろうなあ、と。
にしても現代アートよくわかんないや。
何より嬉しかったのは写真撮影可だったこと。
作品、というより車両基地が撮りたくてたまらなかった。
こんな面白い建物滅多に入れないし。
作品もすこし撮影したけれど、うん、それは自分の目で見た方が面白いと思う。
いろんなのあるよー
展覧会は第一〜第三会場に分かれている。
第一、二会場はつながっているが第三会場だけ別棟で、そこへ至るまでの風景がまた面白い。
消化器。工場という特性上、数多く設置されているらしい。
はしご。どういうときに使うんだろう。
錆の浮いて塗装が剥げた壁。
些細なことだけれど、こういう部分でその建物の歴史を感じたりするもの
苔の生えた天井
排水溝
工場のお約束だろうか、下にたまった水は濁っていた
いわば舞台裏 展示作品の裏側
まあこんな感じです
車両基地だけでも十分面白いので行ってみてください^^
あと昨日は昨日でルネラリックと光と二科展をはしごしてました
その話はまた後日。ネタストック!
ブログの横の部分に本棚を設置してみました。
読んでこれはいいなって思った本とかを随時追加していければな、と。
ひどく偏ったチョイスになりそうなのは否めないところだけれども。
こそっとランキングにも参加してみちゃったりなんかして…^o^
ちょっと調べてみたのだけど、
所沢車両基地ってもう廃止してたんだね。
どおりで廃墟っぽいわけだわーほほうほう