ナナメから見るリアルな美大の日常
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掃除をするように
部屋が汚い。
ここしばーらく部屋が汚い。
私の部屋は玄関の一番近くにあるのでお客さんが来たときにまるみえのリスクがある。
さっきも扉を開けた瞬間、お座敷に来ていたおばちゃんと従妹と目が合って非常に気まずくなりました。
すっ とすばやく扉を閉める私。
夕方の場合、電気がついていると部屋の中が見やすくなるので、
ドアを閉めるより電気を消すことが肝心です。
ここ一週間親戚の出入りが多い。よって部屋公開のリスクは上がっています。
飼育係と秘密のブタ小屋、近日公開予定。
なんで親戚が多く来訪し、私の秘密が危うく公開されそうになったかというと
7月3日に祖父が亡くなったからです。
享年79歳でした。
先日初七日をすませました。
最後は肺炎を起こし、何度も危篤になったので、正直また持ちこたえるだろうなーとは思っていたのですが。
明け方、母親に「じーちゃんが危篤だよ」と起こされた覚えはあったのですが、
夢だと思ってそのまま寝てしまいました。(・・・)
祖父の臨終に立ち会えなかったことが悔やまれます。
あ、ディープな暗い話にはならないのであんしんしてくださいね☆
祖父は面白いくらい家族に迷惑をかけた人でした。
ソフトな迷惑の中では、気に入らないことがあると炊飯器の中にティッシュ入れたり
カレーの中に水を入れたりしました。
まったく、やっかいじいさんでした。
それでもまあ、じいさんだから、亡くなるとなってはそれなりに複雑な気持ちになりましたねえ。
まあ、ミクシイには えんまさまに叱られろ って日記に書きましたけど。
祖父は晩年アルツハイマーを患っておりました。
市議会議員をやったような人でしたからプライドも高かったので、
往年の祖父からしてみればこれほどの屈辱はなかったでしょう。
アルツハイマーは自覚症状がない病気ですから、そこは救いでした。
病気になってから、やっかいなじいさんに輪をかけたやっかいじいさんになりました。
ほんとうにやっかいすぎて老人ホームに入りました。
やっかいな上にお金までかかる 本当にやっかいなじいさんだ、と家族と話していました。
きっと、みんなが忙しいやっかいな時期に死ぬに違いないとも話しました。
ところがふたを開けてみると、私にはそれなりに迷惑のかかる時期に亡くなりましたが、
両親の仕事上、それほど忙しくない時期に亡くなりました。
じーちゃんの業は、きっと病気で消化されたのかもしれない。
やっかいじいさんは、みんなのやっかいを引き受けて亡くなったのかもしれない。
なんとなく、もううちの家からアルツハイマー患者は出ないかもしれない。
そんな漠然とした感慨を抱きました。
祖父の母は94まで生きた人で、祖父も体はとても丈夫でした。
遺骨も、骨壺いっぱいになるまで詰まるほどしっかりした骨格でした。
病気さえなかったら、90まで生きたかもしれません。
病気によって命を縮めたことで、やっと家族が祖父を許せたのかもしれません。
祖父が悪いものを引き受けていってくれたように思います。
火葬場の職員の若いおねえさんが、ちりとりで最後のひとかけらまで遺骨を骨壺に入れていました。
(ぜったいに灰も入れちゃってるよ おねえさん・・・)
人が死ぬことは掃除をしていくようなことなのかもしれないなあ、と
そんなことを考えました。
10年前の夏、ジャスミンの父は他界しました。
脳梗塞で倒れて、入院してからから一週間で旅立ってしまいました。
今元気でいれば、おじいさまと同じ79歳です。
小柄なのにおしゃれな人で、いつも帽子を被っていました。
棺に入れられた百合の花で、最後に骨をピンクに染めたほどです。
おじいさまとの思い出、たくさんたくさんあるでしょう。
心にぽっかりあいた穴を埋めるのは、家族の力です。
ご両親の支えになってあげてくださいね。
おじいさまのご冥福を心よりお祈りいたします。
一緒に住んでいたとなれば、なおさらの事とを思います。
ご両親を
投稿者 ジャスミン : 2010年07月11日 18:39
途中で涙が出て来てしまい、確認せずに送信してしまったようです。
ごめんなさい。。
投稿者 ジャスミン : 2010年07月11日 19:55
ジャスミンさん
あたたかいお言葉ありがとうございます。
本当にお優しい方なのだなとお人柄が伝わりました(^^)
49日に納骨の予定なのでそれまでお線香を絶やさないようにしようと思っています。
投稿者 飼育係 : 2010年07月12日 22:08