ナナメから見るリアルな美大の日常
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アーツプロジェクト
芸術文化学科には『アーツプロジェクト』という、主にムサビ外で実施する授業が存在しています。
これは芸文の学生なら1〜4年まで、すきな学年でとることができます。
とはいえ、3、4年だと就職活動や個人の活動が主になって来て、参加する人は大分少なくなるとは思います。
主には1、2年が多いようです。
私は去年は『府中アーツプロジェクト』に所属していました。
これ、なにやってるかっていいますと うーんと・・・
こんなものを作っていました。
府中芸術の森劇場というところで、
吹奏楽コンクールに参加する生徒達を応援するウィンドウディスプレイをデザイン、制作する授業でした。
一息で言ってしまって、なんだそんだけか、と思われてしまうでしょう。
でも右も左もわからない一年生約10名がコンセプトを練っていく、
デザインも素材を考えてやらなくちゃいけない。
予算のことを考えてやらなくちゃいけない・・・
このデザインいいんじゃない?
ってなっても
その素材高いんじゃない?
どうやってくっつけるの?
などの問題も考えながらデザインを決めなくてはいけない。
正直かなり精神的にも肉体的にもつらかったけど、とてもためになった授業でした。
なにより、芸文に属していると、制作したり、デザインしたりすることから遠ざかってしまいますし、一年のうちであれだけ制作、コンセプトワーク、グループワークについて学べたことは素晴らしい経験でした。
何より、今やりたいことをみつけるきっかけにもなりました。(直接、ディスプレイデザインではないですが)
担当の教授はK先生。
この方は、すばらしいデザイナーな上、男前、話はうまい、という非の打ち所のない教授です。
デザインに関してはシビアですが、一年間先生のアーツを受けて、とても勉強になりました。
不本意ながら芸文に入った、デザイン科志望の学生さん、芸文には、とても多いと思います。
友達の話を聞くと、予備校はデザイン科だった、とか、普通大行きたかった、とか
わりとよく聞きます。
私もわりとそのクチです。
けっこう3年時編入を真剣に考えたりしました。
そういう方に、こういう授業もあるよーっとアナウンスを
ちっちゃくつぶやいてみたくて今日の日記を書きました。
私は、芸文に来てしまったことに文句を言っていても仕方ないなあと
府中アーツやって思うようになりました。
どこの学科に行っても、結局自分がやるかやらないかなんですね。
じゃあ芸文の何が気に入らなかったのか?
っていうと
それはやっぱり、学科の名前だったんじゃないかなあ。あ、本当に申し訳ないですが。
やっぱ視デとか 名前からしてかっこいいもんね。
芸文ってなんだよ っていう笑 バイトの面接でいっつも「なんの学科なの?」って聞かれますもん。
でも、そんなネームバリューにとらわれてうじうじしてても仕方ないし、
素晴らしい教授の方々もいらっしゃる、芸文で頑張ってみようかな、と
一年の後期くらいから思い始めました笑
どこの学科に行っても、自分から制作や、技術のことにどん欲でないとどんどん置いて行かれるだろうし、
何浪もして入っても、授業が思ってたのと違った、って言って 留年したり 退学したり とかわりとよく聞く話です。
高い学費を両親に払ってもらってるからには、芸文から学べるものは学べるだけしぼりとった方が得。
むしろ、芸術についてこれだけ学べる学科にいれたことは、デザイン以外の引き出しが増えたんだから、まわりまわって大得!って思っています。
まじめなことを書きすぎてしまいました笑
まあ、根がまじめだからな・・・
あ、石は痛いので投げないでください。
こんばんは。
芸文の名前説、ちょっと・・いやかなり同感です。笑
いろいろやっているのにすごくお堅い感じがしますよね。
英語表記だとやってることがぐっとわかり易くなるんですけどもねえ。
投稿者 ヘンリー : 2010年05月04日 00:52
ヘンリーさん
こんばんは!
アートオブサイエンス学科なんてどうでしょうか。
実に怪しいですね。
投稿者 飼育係 : 2010年05月04日 01:41