2009年02月のアーカイブ

真相を知って。

まさか、あの水槽(もどき?)が大惨事を引き起こしていたなんてなぁ。

受けていた本人は「ラッキー!雑巾あるじゃん★」
なんて、どうでもいいことに感動していたんだから、
皮肉なものだなぁ・・・。

まあ、そんな風に思えたのも、
何事もなく受けられたからですけれどね。
感謝感謝。

今年はどんなものが出るのかな。
あんまり予想して万が一当たっちゃうと、
それはそれで面倒くさくなりそうなので避けますけれど。

受験生の皆さんはドキドキものでしょうけれど。
良い結果が出ることを願ってます。
身体には気をつけて!

無理な変更は認められません

部屋の模様替えをしました。

家具や、パソコンやら、すべての配置を変えたので、
大分使いやすくなったし、部屋が広く感じられるようになりました。

満足満足。

でも、部屋を片付けているときに、
誤ってゴミ箱を踏んづけて破壊してしまったので、
新調するために、雑貨屋さんへ。

某おしゃれ雑貨店で可愛い黄色のゴミ箱を発見したのですけど、
その日に着ていた洋服より高かったのでやめました。
(どんだけ安い服着てるんだって話ですが)

というわけで、近所の100円ショップへ。
大幅な予算の変更。

だって、ゴミ箱だし。

ゴミが入れば何でも良いんだ。

でも、実際ゴミ箱コーナーを見ると、
ほしかった暖色系のゴミ箱がない。

残念・・・

と思っていると、隣に好みの色のバケツが!

「(これ、取っ手をとればゴミ箱っぽくなるんじゃね?)」

イケル!!

早速オレンジ色のバケツを購入。
自宅に帰り、ペンチで取っ手を破壊。

望み通りの可愛いオレンジ色のゴミ箱のできあがり・・・・

って、どうみてもバケツにしかみえねえ・・・!

orz

取っ手が取れようが、バケツなんですよ。
「バケツだ」って、バケツが主張してるんですよ。

浅はかでした。

バケツとゴミ箱。

たかがバケツです、ゴミ箱です。
でも、それぞれ形をデザインしている人がいて、
バケツとは何か。ゴミ箱とは何か。
バケツらしさ。ゴミ箱らしさ。
それを追求してあの形になっている。

頭では、そうだと知っていたのです。
もう、2年も大学に通っているんです、
それぐらいのことは、頭に入っていた。

でも、理解してなかった。
分かってなかった。

「なんかそれっぽい容器に、ゴミをいれればゴミ箱になるんじゃないか?」

なんて、思っちゃいけなかったのに・・・。

ああ、ゴミ箱とバケツのデザイナーの皆さんごめんなさい。
ゴミ箱とバケツを甘く見てごめんなさい。

・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・しかし。

そもそも、ゴミ箱は、ゴミの入った容器のことを言うのか、
ゴミのはいるべき容器のことを言うのか。

「容器にゴミをいれる」からゴミ箱になるのか。
「ゴミ箱という形状」が人にゴミをいれさせるのか。

そんなことを考えていたら、
持ち手の取れたバケツにゴミを入れる行為って
なんか面白い気がするとか、(←まあ、言うほどおもしろくはないけど)
そんなことを思ってしまったので
もうしばらく続けようと思います。

買い直すの面倒くさいとか、
別にそういうわけではないですよ。ほんとに。

受験・デ情編

先日、短期でアルバイトをしたら、
指導してくれた方(多分50代)がムサビの油絵学科出身の人でした。
私はデザイン情報学科だと言ったら、

「新しい学科なのね、どういうことをしているの?」

と聞かれて、あーーーどういう風に説明しようかなぁ・・・と
色々考えたけれど、結局適当に答えてしまいました。

ごめんなさい、未だにうまく説明できません。

というわけで、
前回に引き続き今回はデ情の受験の時の話でもしようと思います。

今回もあくまで個人的な体験談なので、
話半分に読んでくださることをお勧めします。

前回の記事の通り、視デに「受かったんじゃね?」と大変な勘違いをした私。

さて、この勘違いが非常に私の心にゆとりを持たせてくれます。
ゆとりっていうか、なめてた、としかいえないけれど、
今思うとこれに救われたと思うしかありません。

●救われたことその1●

「ハプニングが起こっても動じなかった」

当日は雨が降っていました。
私はあのぐっちゃぐちゃの玉川上水の遊歩道を歩いてしまいました。

「なんか子供の頃を思い出すわー♪水たまり最高!!」

とか、ちょっとおかしいことを思ってた。

だって受かってるもんね!!

案の定会場に着く頃にはすっかり足は寒くなり、
雨対策が不十分だったパネルは濡れている!

まさに、受験における危機的状況です。

でも

ま、いっか。

だって受かってるも(ry

あぁーでも、足寒い・・・。
あ、お昼にバーミヤンで食事しようってみんなと約束したんだった。
エビチリのこと考えていよう。
エビチリについてくる
かりかりの、春巻きの皮のおいしさについて考えていよう。
(つまり気を紛らわす作戦)

って、やべ。パネル濡れてんじゃん!!
あぁ・・・袋二重にしてくれば良かったなぁ・・・。
って、ラッキー!
なんかぞうきんあるじゃん!
ついてるなー自分!
(*水を扱う課題だったから、手を拭けるようにぞうきんがあった)

あーでも、なんかやっぱり紙が湿気ちゃって
ちょっとべこべこしちゃってるなぁ・・・。

まあ・・・描いているうちにそのうち乾くか。
さー、ばんばん描くぞ〜。


と、こんな感じ。

お気楽すぎだ、自分。

でも、ハプニングをハプニングと思わないことって、
かなり重要だと思うんですよ。
冷静になれ冷静になれ、って思っている時点で、
もう、動揺しているわけですから。

と、自分の行動を正当化してみる。

やー、ほんと運が良かったよなぁ・・・・・・・(本音)

●救われたことその2●

「作品を楽しんで描こうと思った」

これが一番大きい。
デ情は私にとって最後の試験でした。
なので、「自分が一番表現したいものを、自由に描こう」と最初から決めていました。
もちろん、どの試験でも、そういうことを大事にしたいものですが、
やはり「求められているものがなんなのか」とか、「こういう絵は良くない」とか
そういう・・・なんていうか自分で縛りを作っていた部分が、
他の学科の試験には結構あったのです。
逆に、デ情は、正直、そういうものが分からなかったというか
全然知らなかったので、変な先入観がなかったんですよね。
で、「うかってる」勘違いしている。
だから、「やりたいようにやっちゃえ」っていう大胆な気持ちになれて、
結構消極的な私には、良い方に働きました。

試験中は、とても楽しく作品が描けた。
試験とは思えないくらいの楽しいテンションでしたね。
とはいえ終わった後は、正直
「あれで良かったかなぁ・・・」と
半信半疑だったんですけど。(むしろ視デを疑え)

でもそうやって自分が描きたいように描けたのはデ情の試験だったから、
(点数的には、そんな良かったわけではなかったけれど)
合格したとき、あの絵がそれなりに評価されたことがとても嬉しかった。

まあ、たまたま運良くそれなりのところに紛れちゃったのかもしれないけど。

言ってしまえば受験なんて基準に達しているかいないかっていう、
それだけのことなのだけど、
それだけのことのために、泣いたり逃げ出したくなったり、
絵が描きたくなくなったり、嫌いにさえ思ったり、
でもやめたくない、やめられない、
希望は捨てたくないと、それだけのために突っ走ってきて。

そういう中で、最後に「ああ、あの絵が描けて良かった。」と
そう思えるものを作ることが出来て、
受験時代の締めくくりとしてはとても良かった。

もし、そう思える作品を描いていなかったら、
視デに落ちたことをずーーっと悔やんでいる
痛い人になってしまっていたかも(笑)

さて、ここまで書いてきて、
最終的に、受験生に伝えたいことって、
なにかなぁと思うと、別にないんですけど・・・。
いや、私のやった通りにしたって、多分受からないですし、
むしろ落ちちゃう可能性の方が高いですからね。
それにこんな適当な感じで受験受けてたやつから

「自分の力を精一杯出すんだよ!きっと大丈夫( ´∀`)bグッ!」

なんていわれたって
「ちょwお前が言うなw」とか思うじゃないですか。

だから・・・何も言わないでおく作戦。

ただ、受験生の人たちが、
ムサビに入りたい人たちが、
来年、一緒に通えることを願っています。

受験・視デ編

入試の倍率も出ましたね。
当時デ情の倍率はあんまり気にしていなかったなぁ・・・。
どれだけ興味なかったんd(自主規制)

というわけで他の大学は始まったものの、
武蔵美の試験はまだ先ですが、
ぼちぼち、自分の受験当日の体験を書いてみようと思います。
今日は視デのお話。

まあ、こうしてデ情生として書いているのでデ情からかけよ、みたいな雰囲気ですけど、、
とりあえず視デの試験のおかげで私はデ情生になれたと思っているので。
(や、単に視デに落ちちゃったからとかそういう意味以外で、ですよ!)
前振り、前振り。

お断りしておきますが、あくまで私個人の体験ですので、
まあ、話半分ぐらいに読んでください。

このとおり、「落ちても死なない」という言葉のおかげで
妙に開き直り、さほど緊張しなかった私。

視デの最初の試験はデッサン。

これが自分でも意外なくらい結構良く描けた。

開き直りのおかげもありますけど、
正直言うと、周りに現役生が多かったので、
ちょっと余裕があったんだと思います。
ここは浪人生の強みでしょうね。
多摩美も終わった後だったし、
試験慣れしてたんでしょう。

で、ちょっと調子に乗っちゃった私は、
「猛烈に苦手な平面構成もいけるんじゃないか・・・?」と
珍しくなんか、「自分は出来る子」みたいな、
ちょっとっていうか、相当調子に乗っちゃった、
いつもは見られない特殊な症状があらわれてました。

そんな「自信いっぱい病」にかかった私は、
自分が予定したとおり、エスキースも、色も塗り終わり。
・・・まあ塗りは結構汚かったんですけど、
とりあえず自分の今の実力全部出せた!と思える作品を作れたわけです。

試験会場を出て。

もう、夕方でした。

4号館あたりの空がとてもきれいでした。

こんなに美しい空を見た記憶はありません。

ああ、きっと、私は来年ムサビにいる・・

確信しました。

はっきりと。

ま、視デじゃなかったんだけどね(結果的に)

とにかく平面は全然点数が取れなかった。
点数が良かったデッサンの、半分以下でしたから(笑)
何で点数が取れなかったのかというと
平面構成の技術的なレベルの問題も
もちろん多分にあるでしょうが、
平面構成の試験文で求められているものを
読み違えて作品を作ったのが原因。

静物デッサンなのに、空想画描いちゃったみたいな、そういう感じ。

かなり痛々しい作品なのがおわかりかと思います。

というわけで、結果的に、落ちてしまうわけですが、
重要なのは、当時の私です。

「受かっちゃったもんねー!はははっ」

と、あの痛々しい作品に自信を持ってしまっているという
今考えると、もーー、とても恥ずかしくていたたまれない。
親とかにも
「多分受かったよ。ほんと。」とか、
超調子のって話してたりして、
ほんと、アホすぎて、お風呂の中で思い出すと
「あぁぁーー!!」ってなる記憶なんですけど。

でも、この壮大な勘違いがデ情の試験で救われることになるのですが、
それはまた次回に。
(まあ次回に回すほどでもない話なんですけど・・・。)

受験生の皆さん、お馬鹿な私のようにならないように、
お気をつけ下さいね。