ひっそりこっそりな美大生活記録。
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浪人時代 そのに
こうやってある意味公の場で書いている以上、
受験生の皆さんにちょっとでも役立てる(可能性のあること)を。
というわけで、受験時代の体験談その2です。
まぁ、本音は、その1を書いた後の記事が個人的にいたたまれなくなったので
この辺でまた真面目になろうという作戦なんですけどね・・・。
さて、以前にも書きましたが、私はものすごく平面・色彩構成が苦手でした。
ぶっちゃけていいますと、正直現役浪人2年、一応練習しましたが、
結局、成長はしませんでした。ほぼ横ばい。
夏のこの時期は、まだ、下手くそでも、どうにかなるだろうと信じていたんですが、
さすがにこれから寒くなって来た時期にいたたまれない作品を作り出すと
この(教室の)窓から飛び降りようか・・・・と思ったり、
平面課題の日はおなかが痛くなるほどいやでした。
平面・色彩構成は、課題にあったメッセージを簡潔に伝えなくてはいけません。
自分の意図したことを形にして、他人に伝える。
(↑これは大学入ってからの課題でも、同じことが言えることが多いですが)
これがとてもとても難しい・・・。
私はそれが他の人より、出来ないというか、
そこに楽しさを見いだせなかったというか、
「見せたいところを見せる???」
「色数多くしすぎるなとか少なすぎるとか・・・なんなんだよ!」
「リズム感を表現しろって何?ww」
っていう子でした。
なので、デザイン科を受験するのに平面が出来ないことに
当時は凄くコンプレックスを感じてました。
逆にデッサンにはおもしろさを感じて、
辛いことも確かにありましたけど、比較的楽しく描いていました。
色は黒の濃淡だけだったし(笑)
書き込みむのとか好きでしたね。
よく、ピントがあってなくてボヤッとしていて見えにくい絵だ、とか
言われましたが・・・。
役に立ったかは分かりませんが、
時間があったら手のクロッキーはやってました。
今考えると超気休め程度でしたけど・・・。
人によって色々タイプがあると思います。
私のように平面が全くダメ。でもデッサンはどうにかなりそう、みたいなタイプ。
その逆で、平面は得意だけど、デッサンは・・・・ってタイプ。
両方ともそつなくできる、オールマイティタイプ。
実技はいまいちだけど、学科がすっごく出来るタイプ。
どのタイプが良いとか悪いとか、そういうわけではないですし、
(受験する学科にもよるだろうし)
最終的に、どのレベルに達するかは本当に未知数です。
「受験は最後まで分からない」
まぁ、予備校通っていれば、いろんな人に言われる台詞ですが。
でも、最後まで分からないからこそ、
自分はきっと成長できる。
そうやって自分を信じ続けることが
一番難しいことだと個人的に思います。
やっぱもう、ムリ!
ってあきらめたくなることのほうが多かったかと。
だから受験生が実技をする上で大切なことってなんだろう、
そう考えると、やっぱり続けることなんだと思います。
「もう美大になんて行けない!!」って投げやりになった自分を
どうにか奮い立たせて2月まで、あがき続けたから、
いまこうして通うことが出来ているのかなと思います。
運も・・・あるんだろうけど・・・・。
(実はこれのおかげで入ったと疑う自分)
そう、役に立つか分かりませんが、
あと受験当時はよく、ミスチルの「終わりなき旅」とか、
ドリカムの「何度でも」とか聞いてました。
もし、歌詞が肌に合いそうな受験生がいたら聞いてみるのもいいかと。
でもちょっと暗いことを言ってしまうと
個人的にこの歌は本気で絶望したときに聴くと
逆に辛くなる歌でもある・・・。
もう扉あけたくねーよ!みたいな、
10001回目も何もかわらねーよ、みたいな。
そういうときは、聞けるぐらいになるまで、待ち続けるに限ります。
「落ちるところまでいったら上昇するしかないから大丈夫。」
by 12下の食堂のおじさん
(私の近くに並んでいた学生にそういって励ましていた)