リアルな美大の日常を
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濁る
今日は久しぶりに一日中絵を描いてた
大した絵ではないけれど・・・もももも。
でもひさびさに絵の具を使うといろいろ忘れている感覚を思い出すね
いちいち筆を洗わないと、濁るのだよ・・・当たり前の事なのだけど、デジタルで作業してると一瞬で色が切り替わるもんだから、なんか久々に受験を思い出しました。
今回はその「濁り」について。
いきなりですが、受験時代の私の色彩構成は、濁っていました。笑
深緑を使うのが好きでした。
混色しまくって、渋い色を散々使っていました。
それで、あるときムサビとか多摩美の過去作品例を見ていたら、
なんか奇抜な色が多くね?
て度肝を抜かれました。
正直「これのどこがいいのか・・・私にはできない・・・」と思っていましたわらい☆
・・・いや、今だから言えるのですが、当時は派手な配色をしないといけないのかと思って何となく焦りました。
そして無理だとおもいました。
諦めが早かったというより、「この配色の良さがよくわからない」=「目指すべきところがわからない」=「終わりが見えない」という感じでした。
あれ、これって諦めが早いってことですか?わかりません。
ということで、迷っていた私ですが、
予備校の先生に
「同じような配色の作品の中でこういうのがあると目を惹くよ。これがあなたのウリみたいなものだから」
みたいなことを言われたのと、
派手配色→上級者向け、私→初心者
とタカをくくったので、
渋い色彩構成で突っ走りました。
そして暗い色彩構成で基礎デに受かりました。ワーイ★
濁ってたから受かったわけじゃなくて、運が良かったのだと思うけど、
必ずしも「濁る」のがマイナスイメージではないという事なのかもしれない。
濁るって言うとどうしてもあまり良いイメージじゃないのですが、おもしろいなあ。
というか「濁る」って言い方が悪いのかな?
「渋い」?「深みがある」?
んー語彙がないぜ。(キラッ
まぁ濁るのが必ずしもマイナスイメージではない、と語ったところで筆を洗わなくても良いなんてことにはならないのでしっかり洗わないと・・・(結局そこです
筆の手入れも、忘れないでね。(何このシメ