2010年03月28日

自分なりの視点

そもそも美術大学の通信教育課程に入学したきっかけは、美術作品、特に日本古代美術を見るにあたって自分なりの視点を持ちたい、というところにあった。


何年か在籍して、美術作品を分析し、つたないなりにも人文科学の論文を書いたけど、日本古代美術について自分の視点を持ち得なかった、ということにはたと気がついた。


奈良の大伽藍や古色にまぶれた仏教彫刻を見ると、未だに圧倒されておじけづいてしまうのだよなあ。


4年やって、ちょっと知恵がついたくらい、というのもむなしいなあ... 学部であればそんなもの、ということは分かっているが、当方ずいぶんと大人だし、むなしい。


とはいえ、美術大学で勉強して「美術が分かるようになった」と勘違いしていない自分を発見したことはわるくないことのように思う。

Posted by phonon at 2010年03月28日 17:06
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コメント

音量子さん、いよいよこのブログもお終いですね、無事ご卒業おめでとうございました。

私は、少なくともあと半年、なんとかモチベーションをあげてがんばろうと思っています。

Posted by キョウコ at 2010年03月30日 20:47

キョウコさん、

>私は、少なくともあと半年、なんとかモチベーションをあげてがんばろうと思っています。

卒業をするということは他人が認めることですが、僕自身は区切りが付けたと素直に喜んでいます。

Posted by 音量子っぽん at 2010年03月30日 22:27
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