2009年08月24日

かなかな

からあげ君のブログを読んでいたら、武蔵野美術大学古美術研究の旅はこれからか。
どんなところを回るのだろう?


晩夏は、浄瑠璃寺がいい。ヒグラシの鳴く声を聞きながら九体堂に座っていると、静かでさびしい。古代のむかしも蝉の声が身にしみわたったか。


白州正子『私の古寺巡礼』を読んでやってきたおばさんが、声高に「わたしの巡礼」について話していても九体堂はやっぱりしずかだ。


辺鄙な山里にあっても、浄瑠璃寺を訪れる人は少なくない。春秋は修学旅行生がバスを連ねてやって来るし、夏は大学の美術研究旅行に会うこともある。


浄瑠璃寺は夏の夕暮れ、しっとりと訪れるのがいい。一人で行くより、京都奈良あたりの黒髪で黒目の濡れた口数の少ない女性と訪れるのがいいな。


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2009年08月24日 04:59
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