2009年05月18日

ねぎとろ、とろん

近所の鮨屋で飲んでいたら、70代の男性と50代の女性が飲んでいて、浜っ子っていうのは全く元気なものよ、と思った。


女性の方が「とろたく巻き」って何、と板前に聞いていて、雇われの年季の入った板前さんは苦笑して、「何ていうんですかねぇ」などとお茶を濁していた。


男性の方は「納豆巻き」も嫌いなようで、「そんなばかなもん...」と言って女性の方を諌めていたけれど、納豆巻きは音量子は好きだぞ。


1990年代半ば、ねぎとろ工場が出来て、なにを練っているんだか、赤身と油(魚油とは限らない)、調味料をしこたま入れて(というのは事実の裏付けなし、音量子の推測)、そんなものが日本中に出回ってから、そんなものは食さないようにしていた。


50代の女性の方は70代の男性の制止を振り切ってとろたくを頼んで、ほんとうかどうなのか「おいしい、おいしい」を連発した。


そのような年代の人が鮨屋も来慣れているようで、そんな会話をすぐ隣でされていては、頼みたくなるではないか。


その翌週くらいか、客が音量子1人のとき、ひっそりとネギトロ巻き(トロタクではない)をたのんだ。ものすごくうまかったです。


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2009年05月18日 19:01
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