2009年02月18日
音量子的コミュニケーション論 2
ムサビコムを読んでいると、武蔵野美術大学ではプレゼンテーションを重視しているようで、他の大学ではどうなのであろうかと、うちの新卒に聞いて見た。
半期で月に一回そのような授業があって、単位にはならないとのことだった。理工系では、紀元前から営々と築き上げられた知識や技法を習得することが先決であるから、自分自身の考えを述べるということがあまり重視されないのかもしれない。
会社に入ればどうかというと、技術系の部署ではいつまで経ってもプレゼンがうまくならない(あるいは、うまくなろうとしない)人がいくらもいて、それで食っていけるのだからプレゼンより重要なことが他にあるわけだ(その代わり、偉くなれない)。
実際、プレゼンがうまくて偉くなったような人もいて、プレゼン能力だけで世の中を渡ろうとする人は周囲をかき回すだけで、本当にはた迷惑なのだ。
とはいえ、世の中成功した人々の中にプレゼンテーション能力の優れた人が多いのも事実で(当然、例外はある)、大学生から見ればそんな方面に興味も行くだろう。
いわゆるIT関係にはそんな人が多くて、目新しいアイデア一発でプレゼン勝負する人が少なくなくて、そんなこともあってかネットバブルなどといわれた頃から物事を深く突き詰めて考える人が少なくなったような気がする。
otoryoshi@gmail.com
Posted by phonon at 2009年02月18日 18:11
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