2009年01月17日
大学に落ちたら死ぬぞ
大学や大学院を出なければなかなか職が見つからないなどと言われるようになったのは、いつからのことだろう。そんなことはないと思っているけれど、(とりあえず今のどん底の状況は考えないことにして)就職活動状況について詳しいとはいえないから、世の中が実際のところどうなっているのかはよく分からない。
大学生の時、ひと夏築地の魚河岸でアルバイトをした。大学受験に何度か失敗して進学をあきらめてしまった店員さんがいて、親切に仕事を教えてくれた。風の便りによると、今は魚河岸のKという店の社長に納まっているということだ。サーファーのような人だったが、もうずいぶんとおじさんになってしまっているだろう。
もう一人、大学受験に失敗してあきらめてしまった拳法仲間がいる。この人はジーンズショップの店員さんから始めて、それなりの苦労を経て、30前には内装会社を立ち上げて今も順調に会社を経営している。
大学を出ようが出まいがいつかは人は死ぬわけで、僕の友人の中では大学に落ちると社長になれる確率が100%のようだ。
ほとんどの場合、大学で学んだ知識は世の中で直接役に立たない。役に立たないというよりかは、理屈ばっかり頭に入れるとその後の人生の障害になるだろう。大事なことは、言い古されたことかも知れないけれど、いかに物事を自分なりに真摯に考えることであると思う。
otoryoshi@gmail.com
大昔に『学士様なら嫁にやりましょう』という言葉があったけど、昭和30年代には既に、『大学は出たけれど』という言葉もあった事を思い出します。小学校の頃、近所のお兄さんが大学出た後、近所の電気店で真空管テレビの出張修理をしているのをウチの親が見てて、後者の言葉を言っていたのを思い出しました。
Ken Olsenさん、
僕の世代は大学の進学率が40〜50%くらいの頃でした。小学校の同級生を思い出してもそのくらいだったかなあ。
今はどうなのでしょう。日本における大学の卒業証書の価値は落ちましたが、大学の高等教育機関としての性格を考えると、誰もが大学に行けばいいというものでもありませんね。
私の頃の大学進学率は30%〜33%位で、35%まではいってなかったと思います。とりあえず田舎とはいえ進学校にいましたのでその時は、え〜そんなに低いの!?と驚いた記憶があります。"シクラメンのかほり" がレコ大をとった頃の話ですが... :-)
「シクラメンのかほり」の頃は子供でした。私と兄は大学に行きましたが、かなり年上の姉は大学に行っていません。女性の進学率が低かったのかもしれませんね。
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