2008年12月04日
絶対に行きたくありません。
僕が社会人になった頃は海外で働くということがまだ憧れを持って語られていた時で、そんなことによるのかよらないのか一番最初に勤めた会社のSNSを見ると、現在外国で働いている人が少なからずいるようだ。
最初に勤めた会社と二番目に勤めた会社は外資系で、面接では「海外に行く可能性がありますけど大丈夫ですよね」と念を押された。「はい、狭い日本の中でうろつきまわっていても大きな仕事はできませんよ、やっぱり外に出ないと。井の蛙になってしまいますよ、わはは」などと言って入社したものの、いざ海外に行く話が出ると「いやあー、家庭の事情がありまして。ちょっと...」などと言ってごまかした。
最初に勤めた会社はそれで乗り切ったものの、二番目の会社では仕事の都合上どうしても僕が行かなければならないものだったけど、取締役と何回か協議して向こうも根負けしたようで「じゃあ、行く人は公募しようか」と言ってくれた。ほっとしたのも束の間、応募したのは新人ばかりで、仕事になるわけないから僕が行くことにした。
アメリカ北東部の田舎町で、こんなところにオフィスを作りやがってと思い、寒々としたアパートメントに着いて荷物を降ろしつつ肩もがっくりと落とした。
週末の楽しみは車でボストンに行き、日本人が経営する書店で日本語で書かれた本を買い、日本人が経営するスーパーマーケットで日本の食材を買い、ボストン美術館に日本美術を見に行って「早く日本に帰りたいなあ...」とつぶやいていた。
ボストン美術館では後に寄付をして会員になった。年間の無料パスをくれて、月に一度美術館のレターが届いた。
otoryoshi@gmail.com
>僕が社会人になった頃は海外で働く
>ということがまだ憧れを持って語られて
>いた時で
いまや日本は『パラダイス鎖国』の時代
ですからね。Time flies...
こんにちは。
それはもしや「ぽーたーえくすちぇんじ」ではありませんか?私もあちらでお世話になりました。寿屋とか、もう名前は忘れましたが日本の料理を食べさせてくれるレストランとか。。。でもってボストン美術館!あそこはオアシスですよね。ボストンや近郊に済む日本人の社会人や留学生にとって。
Ken Olsenさん、
『パラダイス鎖国』の時代、がよく分かりません。芸術的なプログラミングテクニックを用いて説明をお願い致します。
naomiさん、
>「ぽーたーえくすちぇんじ」
あの、カウンターがある寿司屋が入っているとこでしょうか。あと、ラーメン屋があって。
そうだとしたら、そこにあるスーパーです。
本屋はそこから、少々離れているところにあったような気がします。
パラダイス鎖国は最近、一部の間(?)で有名になってる本です。安いし読みやすいのでご一読あれ。以下、URL。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%83%70%83%89%83%5F%83%43%83%58%8D%BD%8D%91
> 芸術的プログラミング...
正体がバレバレですね ^ ^;)
ではこんな感じでComputer上にタイムマシンでも作ってみますか? :)
movl -(pc),-(pc)
意味不明?
Ken Olsenさん、
>パラダイス鎖国は最近、一部の間(?)で有名になってる本です。
なるほどー、最近は外国に対して憧れを抱く人も少なくなってきました。『兼高かおる 世界の旅』の時代も遠くなりました。
話は変わってアセンブラを使った日々も遠くなったなあと思っていましたが、またかかわることになりそうです。組込み系に移ってなかなか楽しい日々です。
何度もすいません。
たぶん、音さんの言っている場所だと思います。
カウンターのある寿司屋。
それにラーメン屋。確か「さっぽろ」とか言う店名でしたか。やはり忘れましたが。あと、日本の本を買える書店!!行きました行きました。なんか懐かしんでしまいました。失礼しました。
>それにラーメン屋。確か「さっぽろ」とか言う店名でしたか。
テーブル席がたくさんあって、みそラーメンがうりだったような...
>やはり忘れましたが。あと、日本の本を買える書店!!行きました行きました。
古本屋でしたが、文庫本が中心で... 普通の本屋に行っても日本語の本は置いてありませんものね。
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