2008年11月28日

おぼっちゃま、出社のお時間です。


執事の村上「さあ、おぼっちゃま。これから会社に参りましょう。厚木は少々遠うございますから、早く出掛けませんと」

おぼっちゃま「村上、何で俺がそんな田舎の電機メーカーに勤めなければならないのだ。ムサビの視デ卒というデザイナーへのエリートコースを歩んだこの俺が。ゲイブンとかデ情の勤めるところではないのか」

執事の村上「それは、おぼっちゃま。旦那様のお考えでございます。意地の悪い田舎者があつまった会社で、おぼっちゃまの精神を鍛えて直してあげなさろう、という親心でございますよ。その会社は若い女性が入ってくると、お局様が苛め抜いて精神病院行きにしてしまうとも聞いておりますよ。でも、おぼっちゃまなら大丈夫、この村上は何も心配しておりません」


--- ロールスロイスに乗って、麹町一番町から厚木へ移動 ---


執事の村上「さあ、おぼっちゃま。着きました。何となく品のないところでございますね。社員証はお持ちになりましたか」

おぼっちゃま「村上、お前が持っているではないか。早くこちらによこせ」

音量子「誰だっ、こんなところに車を停めているやつは。おい警備員、通行の邪魔だろう。さっさとどかせろ」

警備員「いえ、ちょっと...」

音量子「ごたごた抜かすな。やんごとない方面でも来ているのか」

警備員「いいえ、そういうわけではないのですが...」

執事の村上「ほんとうにがらの悪いところでございますね。おぼっちゃま、早く出社なさいまし。この村上、ここでお待ち申し上げておりますよ」

おぼっちゃま「では、行ってくる」

執事の村上「おぼっちゃま、昼食は社員食堂でとってはなりませんよ。中国天洋食品の食材をつかっているそうですから。車にフルコース用意してありますから、お昼はこちらでおとりなさいませ... さっさと仕事を終わらせてこの村上と早く麹町へ帰りましょう。根を詰めて仕事をなさらないで、早く帰りましょう...」


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2008年11月28日 22:38
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.musabi.com/blog/mt-tb-musabi.cgi/12970

コメント

ゲイブン、デ情に対して失礼だと思いますよ。
悪意はないんでしょうが。。。

Posted by Anonymous at 2008年11月29日 13:58
コメントしてください




保存しますか?