2008年04月24日
ベンチプレス世界マスターズで世界新/嵯峨野の音量子さん
京都新聞 2050年4月24日
京の安全は世界チャンピオンが守ります-。京都市嵯峨野で防犯パトロールに取り組む市民安全指導員の音量子さん(80)がチベットで開かれた世界マスターズベンチプレス選手権大会で世界新記録を樹立して優勝した。一八七・五キロを持ち上げて世界記録を十二キロも更新、大会の最優秀アスリートにも選ばれた。
ベンチプレスは仰向けに寝てバーベルを上げるハードな競技。大会は十九日から二十二日まで行われ、音量子さんは六十歳以上の七十五キロ級に日本代表として出場し、金メダルに輝いた。
音量子さんは京都嵯峨野にある閑静な庵で隠居生活を送っているが、街の防犯活動にも取り組んでいる。ベンチプレスのおかげで力が落ちず、痴漢を後ろから抱え上げて投げ飛ばしたことも。電機メーカーを退職した六十歳のころから本格的に練習を始め、二〇四〇年の世界マスターズ選手権大会で初優勝、世界記録を樹立。街の活動に取り組みながら練習を重ね、これまで同じ世界大会を三度制してきた。
二十三日、京都市役所に市長を訪ね、優勝を報告。毎日市内を”青パト”でパトロールしている音量子さんは「今後も記録更新を目指すとともに、市民の安全を守るために力を尽くしたい」と話していた。
otoryoshi@gmail.com
その音量子さんに痴漢から救われたおきなまろさん(21)は、暗がりだったので当初は若いボディービルダーのような人に助けられたように見えたという。おきなまろさんは優勝報告会で、「世界チャンピオンと聞いて、とても驚きました。こんなに素敵な方が守っている嵯峨野は、世界中に誇れるまちだと思います」とスピーチし、市役所前の特設会場は大いにわいた。
おきなまろさん(21)、
その頃にはもうおきなまろさんの孫の世代になっているのだなあ(しみじみ)。
とはいえ幾つになっても心と体は鍛えていたいものです。
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