2008年04月20日
『今日の芸術』
今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫) 岡本 太郎 光文社 1999-03 売り上げランキング : 5851 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本のことはムサビコムの誰かが書くと思っていたけれど、予想に反してだれも取り上げないのだなあ。最近の学生は手に取ったりしないのだろうか。手羽理事長(2040年就任予定)の世代なら知っているだろうか、などと偉そうなことは書けないので僕がこの本を知ったのはムサビ通信に入学して以後のこと。
「芸術はきれいであってはならない...」という名言はこの本から出ていて、そんな言葉もいつの間にか常識のようになって、ゴミのようなものを美術館に展示する人たちは既にアバンギャルドではなくなっているということが分からないのかな?
横尾忠則の序文を読むともともとは光文社のカッパブックスとして出たもののようで、新鮮で刺激的で分かりやすいこの本は光文社式編集者プロデュース本の面目躍如と言ったところ。
otoryoshi@gmail.com
Posted by phonon at 2008年04月20日 09:14
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