2008年02月07日
スローなヴギウギにしてくれ
業務委託のおじさんがここ数日自席の近くに来ていて、持ち物の鞄はかなり使い込んだもので眼鏡も80年代に流行った型で服装もなんとなくあの時代を思い起こさせて、物持ちのいいことに感心しつつもそんな格好をしていて恥ずかしくないのか。
そんなことをつらつら思っていると、今のムサビコムメンバーは80年代におぎゃーと世の中に出て来たことに気がついて、その頃のことを記憶しているだろうか、せかせかしつつものんびりしていて冷戦は未だ終わらず豊かのようでいて豊かでない、しきりに見栄を張って競争して、でも未来が明るいのか明るくないのか分からない。今、BRICsといわれている大国は後方遠く靄にかすんでどこにも見えず、子供が殺されることもなくて冷凍食品に農薬が入ることもなかった。
Webで年表を調べてみると、1980年新年早々ポール・マッカートニーが麻薬所持で逮捕された。小菅に収監されて風呂場で『レット・イット・ビー』を歌ったというのは本当か。また、この年にはジョン・レノンが射殺されている。
89年最後のビッグニュースは12月29日に東証1部の平均株価が史上最高の38,915円87銭を記録した。このとき株を買った人はまだ含み損を解消できていない。
otoryoshi@gmail.com
今30歳前後の人(ホリエモンとかmixiの社長さんとかの世代)は物心が付いた辺りからバブルが始まったと思いますが、
自分の場合は逆に子どものころの経済ニュースは大体暗いし、それに合わせて激安ブームが起こったので、
そこでジェネレーションギャップが生まれた気がします。
前者でベンチャー立ち上げブームが起こったのはバブルのころの夢と現実があったからのような気がするし、
後者は逆に転落人生を歩まぬよう細心の注意を払った結果「今年の就活組は安定志向」なんていわれてしまったり。
新聞は読まないしテレビの代わりにニコニコを開く人間の勘違いかもしれませんが。
僕の子供の頃も経済ニュースは暗かったなあ。高度経済成長が終わり、オイルショックがあり公害があって、また社会に目を移せば過激派の事件があったし。
バブル直前も円高不況で、経済大国と言われながら豊かさは実感できなかった。
短い期間バブルがあって、また暗い時代に入って、日本という国は変わらないね。
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