›2007年11月27日

味噌汁がまずい!

関内の定期的に通っていた店がなくなった。得難い店だった。白身が旨かった。


初めて店に行ったとき、xxxのお造りというメニューがあったからご主人は関西人と思ったら、浜っ子なのだった。赤坂で修行して、あそこは官僚の街だからずいぶんと我が儘に泣かされたようで、うるさい上に自分で勘定など払いはしない。企業に全部持たせる。


関西に行けば、学生の行かない飲屋に行けば鯛の刺身で旨いものを食わしてくれるけれど、関東では鮨屋かちょっとした割烹に行かないとうまい鯛は食えない。こちらは赤身の国と思う。


東京でも初夏、鱧で遊んだりする鮨屋もあるけれど、あくまでも遊びで、同じ時期、京都の鮨屋でつまみを切ってくれと言えば、鱧を中心に平目の薄造りも出て、これから暑くなる時期にうれしい心遣いなのだった。


関東でも薄造りを出す店もあるけれど、ぽん酢が妙に甘かったり、まれに尖っていたりして、きちんとした店を探すのがむずかしいのだ。


関内のなくなった店に話を戻せば、焼きおにぎりにサービスでつけてくれる味噌汁が旨かった。上品にだしが効いている。この程度の料理は関西にはいくらでもあると思うけれど、こちらではなかなか得難いものなのだ。

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›2007年11月26日

『昭和』

ムサビ通信に入学してから車を運転することがなくなった。車で出かける時間がない。
とはいえ昨日は天気が良かったので、湾岸をぶっ飛ばしてやろうと思い、車で出かけた。大黒PAから誤って横羽線に入ってしまう。普段乗らないからこういうことになるのだな。
料金所もETCが増えた。そろそろ自分の車にも付けようか...


湾岸線に乗れないまま首都高へ。箱崎を回って湾岸に出るか。
浜崎橋JCTから箱崎JCTまではアップダウンありカーブがあり、合流では命がけで突っ込んで来る車があって相変わらずスリリングだ。このルートを酔っ払ってかっとばした大学時代の友人を何人か思い出せるけど、そんなことは当然のことながらご法度。


免許を取って初めて首都高に乗ったときのことを思い出す。バックシートに友人が2人乗っていて、「危ない!」「馬鹿、ブレーキ!」「その先は右だ。早く車線変更して!」と続けざまに叫んでいたけれど、30分もしたら疲れてしまったようで、観念してシートベルトを締め目をつぶってしまった。

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›2007年11月24日

音量子博士

時間のかかったメディア論第1課題をポストに入れてほっとした。根を詰めてレポートを書き上げた時の自分の顔を鏡で見ると鬼気迫るもので、エステにでも行けば普通の顔に戻るのだろうか。


こんな疲れた顔をする生活はもうやめて普通のサラリーマンに戻りたい、休日は昼間からビールを飲んでごろごろしていたいと思っても、一度始めたらふかさんのように二度と抜けられなくなるのだろうと思う。


ムサビ通信を卒業できたら次は何をしようか。調べてみると最近は理工系でも社会人向け博士号のコースがあるようだ。名刺に「Dr. Otoryoshi」と刷るのもいいなと思った。こんな名刺を持っていれば、外国ではMr.ではなくDr.と呼んでくれる。楽しそうだな、と思った。


会社でも「音量子さん」と言わせずに、「音量子博士(はかせ)」と呼ばせよう。当然、友人にもそう呼ばせる、などと掃除洗濯をしながら想像は膨らむのだな。

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›2007年11月22日

Inter BEE 2007

今日は国際放送機器展(Inter BEE)を見学しに幕張メッセに行った。若いラフな服装をしている人たちが少なからずいて、制作会社の若手社員だろうか、それとも美大生だろうか。ニアさんや卜部君も見に来たりするのだろうか。


先週はパシフィコ横浜に組込み機器展を見に行って、平たく言えば部品メーカーの展示会であるけれど、安っぽいコンパニオンが踏みつぶしたくなるくらいたくさんいて、ビジネスの話をしに来ているのにざわざわ落ち着かない雰囲気なのだった。


放送機器展はそれとは違って落ち着いた雰囲気で、会場も広く費用もかかった展示会で、この業界にはお金が潤沢に流れ込んでいることがよく分かる。
競合メーカーのブースに行って機器をいじくると説明員にじろりと睨まれるので(名札に自社名ががっつりと書いてあるから)、昼頃なんとなく閑散としている隙をついてカメラだのスイッチャーだのをがんがん触らせてもらった。すまんすまん。

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›2007年11月18日

サラリーマンが冬に思うこと

年末年始休暇。鍋をつつきながら酒を飲みたいなあ...


そんなことを考えているうちに年末年始はあっという間に過ぎ去って、寒風に打ちのめされ絶望的になりながら温泉にでも行きたいなあ、などと思う。


そうこうしているうちに春になって花見をして一杯やりたいなあ、と思う。それよりはゴールデンウィークが近づいて、そわそわする。


ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ去って、じめじめした中を通勤しながら絶望的な思いをする。


そんな思いをしながらも夏休みが近いなあ、と思ってそわそわする。


そんな夏休みもあっという間に過ぎ去って...

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›2007年11月17日

新聞は、要りません

造形専門科目の「メディア論」で、新聞のことを調べていたら新聞の勧誘が家にやって来た。新聞は、ムサビ通信入学を機に取るのを止めた。読む時間が無いから。


その後の販売員の攻勢は凄まじく、もう何年も前から言われていることだけど「インテリがつくって、やくざが売る」体質は変わっていないようだ。断ると、捨て台詞を吐いて去って行く営業は新聞だけだろう。


ここまでされると気持ちが捻じ曲がって来るわけで、ムサビ通信を卒業したらまた取ろうと思っていたけれど、もう自分からお金を払って新聞を読む気はない。ラーメン屋か喫茶店に置いてあれば読む。


中馬清福『新聞は生き残れるか』(岩波新書)では新聞購読数の漸減と記事内容の関係を真摯に考えているけれど、営業手法に対する反省はほとんどない。同じようなことを車や銀行の営業マンがやったら、あなたはその会社の車を買ったり預金をしたりしたいと思うかね?

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›2007年11月14日

なよなよ感

大学出版部協会による『ムサビ日記』紹介ビデオを見た。手羽さんが目をきらきらさせて本や美大生について語っていたけど、気になったのは手羽さんのなよなよした感じで、美大職員は知らず知らずのうちにあのような身振りをしてしまうのだろうか。


図書館の受付に座っているおにいさんもなよなよしているし、科目試験での試験官のおにいさんもなよなよしている。なよなよしていないのは守衛さんくらいと思う。


その上、内股である、首が曲がっている、なで肩であるなどと周囲から指摘され、ビデオを見ながら忸怩たる思いをしているとお察しする。


たしかに自分の動画を見るのは嫌なもので、とあるキー局にお邪魔した時にクイズ番組のリハーサルの人が足りないからと言われて席に座らされ、クイズに答えたりしてお手伝いをさせてもらったけれど、TDの人が面白がって後でDVDに編集したものを送りつけてきた。見てみると不安げな男が目をぱちぱちさせながらクイズの回答をしていて、30秒も見たら嫌になってしまった。

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›2007年11月13日

とりあえず、放っておいて下さい。

今日、スクーリングの評価が入力されていた。このような迅速な対応はありがたい。先生、ありがとうございます。


今回は少人数で行われたので濃い授業であったけれど、とはいえ僕自身は質問をしたりしないので、実習はなるべく自力でやるから放っておいてもらいたいという性格はどこから来たのだろうか。とりあえず手のかからない生徒であろうとは思う。
手はかからないけれど、先生や教務補助からして見れば何となく物足りないような気持ちもしたのではなかろうか、と今気が付いた。ひまそうにしていたものな。


教務補助の方は大学で仕事をしながら既に作家として活動されているとのこと。りんらんさんと同じように10円ハゲができるほど多忙なのだろうか。
スクーリング初日は、これからパーティーに行きますというような服装をされていて、この人大丈夫かなと思ったけど(あるいは本当にパーティーの予定が入っていたのかもしれない)、二日目はカジュアルなお嬢様ふう、三日目はぼろぼろのジーンズ(だけどかっちょいい)で、あのジーンズ姿はおにいさんも見習いたいと思った。

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›2007年11月12日

今日はお休み

スクーリングが終わって今日は有給休暇を取って、ゆっくり休めればいいけれど掃除洗濯と主婦のようなことになっている。たまには1日ゆっくりしたいなーと思うものの、そんな時間も取れない。


次回のスクーリングは12月初旬で、会場は新宿と思い込んでいたら受講証を見ると吉祥寺だった。横浜から通うのに遠くなるな...
でも、午前だけだから午後はゆっくりと出来ると考えて気を取り直す。


吉祥寺の校舎は好きであるし、午後は時間があるから美術館に行ってみるか、本屋にも寄ってみよう、何年かぶりで劇場で映画を観ようか、などと予定を入れてしまうとまた忙しくなってしまうのだな。

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›2007年11月11日

学習進捗状況 07年度 11月

スクーリングが終ってほっとしつつ、先生や教務補助の方や同級生に感謝しつつ、そういうしおらしい気持ちにも時としてなるものだなと思いつつ、音量子の現在の学習状況(定期的に更新)。


[造形文化科目]
工芸論
第1課題 合
第2課題 合
科目試験 合


西洋美術史II
第1課題 合
第2課題 未


英語II
第1課題 合
第2課題 合


物理学
第1課題 添削中
第2課題 添削中


[造形総合科目]


[造形専門科目]
資料情報処理
通信課題 合

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›2007年11月10日

只今、スクーリング中

新宿教室の書架に『ムサビ日記』が置いてあった。


お金がある人は買ってくだされ。

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›2007年11月08日

小田急線の品格

たまに中野の実家に帰って、翌日会社へ行く時は新宿から本厚木まで小田急線急行に乗る。常々疑問に思っていることは、町田以西はなぜガラが悪くなるのだろうかということ。社内でトラブルを起こす人はまず町田より西で乗り降りする。
急行の停車駅で言えば、あと相模大野、海老名、本厚木でこれらの駅名を見ただけで頭が痛くなる。


同僚のEさんは関西出身で出身高校の卒業式には警官隊が出動したとのことだけれど、こちらのガラの悪さには驚いたようだ。「音量子さん、この間本厚木駅で線路を歩いている人が何人もいましたよ。あほちがうかな、思いました」。
Eさんは本厚木に転勤になって半年だからその程度で驚くけれど、既に異動して3年半たった僕としては本厚木に線路を歩くような人が1000人いたとしても驚かない。


ここでは、車や自転車が平気で人に突っ込んでくるから危ない。年に数人、社員が車に轢かれる。これから異動もせずリストラもされなかったとして、果たして定年まで五体満足でいられるか、時々心配になる。

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›2007年11月07日

バスがすいている

先月くらいから、朝の通勤時間帯のバスが以前と比べて混まなくなったような気がする。いわゆる2007年問題ということだろうか。ただし、企業の現場にいるものとしては「問題」はおおげさで、problemというよりはissueくらいの感覚だ。


横浜駅でバスを降りて相模鉄道の改札口に向かう。この沿線の住民は混雑時に整然と電車を乗り降りすることが出来ない。朝、警備員が何人も立って電車から降りてくる客を誘導している。それでも走ってお年寄りや障害者に平気で突っ込んでくる人が少なくなく、見ていて危なっかしくて実力行使で止めたことが何回かある。トラブルも絶えなくて、こんなことになっている鉄道は日本広しといえどここだけと思うけれど、今月になって警備員の数が減った。


往復3時間以上通勤で過ごす者として電車バスの快適性は重要で、この間は大切な勉強時間でもあるけれど、あまり交通機関が空きすぎてしまうと今度は本数を減らされてしまうのか。

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›2007年11月06日

この犬の埴輪、いくらですか?

日本美術史の教科書であり工芸論の教科書でもある『日本造形史 用と美の意匠』の図版に埴輪の写真があって、それを見ているうちに埴輪が欲しくなった。家や人物の埴輪を家に置いておくのもなにか恐ろしいので、犬の埴輪が欲しい。木の枝で無造作に空けたような目が可愛い。


埴輪はどこで売っているのだろうか、古美術商に行けばよいのだろうか、などと考えながら「埴輪 販売」でGoogle検索をして見ると、レプリカを製造販売しているサイトが引っ掛かった。縄文土器から埴輪、銅鐸まである。下らない、と思った。


さらにGoogle検索をすると、とある古美術商のページに状態のよくない男性頭部埴輪があって45万円、埴輪を蒐集している人っているのだな。この価格は考古学的な価値なのだろうか、それとも美術品としての価値なのだろうか。とりあえず、きれいでかわいい犬の埴輪はサラリーマンに手の届かない価格だろうということは推測がつく。


古墳時代にお墓のお供え物として出来たのだから、そういうものを購入して家に飾っておくというのも変なことで、犬の埴輪の購入はあっさりと諦めがついてしまった。

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›2007年11月05日

やっと読みたい本が読める

科目試験が終わって読みたい本が読めるようになって、電車の中でぱらっと開く。
今年度受ける予定の科目試験はあと英語IIと物理学で、英語は前日に美術用語をおさらいして、物理も前日に大学の時の教科書をばらばらっと見ておけばよいから、今回ほど時間をかけなくてすむ。物理学の科目試験では三角定規が必要とムサビ通信に書いてあったけど、何に使うのだろう?


試験対策で今まで書かなかったことを記してみると、


・学習指導書を良く読んで、この科目で教師が生徒に学ばせたいことを把握する。当然そういった項目は試験に出る確率が高い


・1日の試験日で受ける科目は1科目、これに意識を集中する。ただし短期間で卒業を目指す人には勧められない


・教科書に書いていないことも出題される時があるけれど、その時はあきらめる。このようなことに対処できるか否かは、その科目について普段からどれだけ興味を持って勉強しているかによる

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›2007年11月04日

工芸論の科目試験

間違ったことは何も書かなかったはずだが... 日本工芸史上から数点、10行づつ書けと言われても、俺様にはそんな記憶力はない。ということで、答案用紙には空白が残ってしまった。


先週の芸祭で鷹の台に行き、今週科目試験で鷹の台に行き、来週と言うか今週と言うか金曜日の午後にはスクーリングで鷹の台の美術史料図書館にお邪魔する。
夏の鷹の台の雰囲気は好きだけれど、春とか秋とかそういうときは吉祥寺の使い古された校舎が好きだ。階段を上り下りしている時のすすけた壁や、なんとなくかおる画材のにおいが好きだ。


吉祥寺は交通の利便が良いということもあるし、落ち着いた街ということもある。

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›2007年11月03日

有機ELテレビを買う理由

中学に上がってアニメを見なくなり、大学を卒業してドラマや音楽番組を見なくなり、最近は面倒でニュースも見なくなって、テレビを新しくしてもしようがないと思っても有機ELテレビが欲しくなった。


テレビが面白くなくなったのは自分自身の嗜好の変化だろうか、それともテレビ番組がつまらなくなったのだろうか。下手なバラエティー番組が多くなって、作っている方もつまらないなと思いながら仕事をこなしているように想像するけれど、テレビのようなメディアが子供の専有物であるのは全く惜しいことと思う。


DVDを借りるのも年に数度で、ハリウッド映画もアクションありきで全くつまらなく、ここ数年でいいなと思ったものは『ロスト・イン・トランスレーション』、主人公の気持ちがなんとなく分かる年齢にもなり、見終わった後は切なくなって、車で湾岸をぶっ飛ばした。

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›2007年11月01日

R

GT-Rの予約が開始されたのでいくらぐらいかと思って調べてみると全く手が届かない... 今持っている車が3台買えてしまうではないか。
一時期、車なんかどうでもいいやと思って小さくて遅い車に乗ったけど、すぐ嫌になってスポーツカーに乗り換えた。この機会にスーパーカーにステップアップするか、と思ったけど世の中甘くなかった。


今回のGT-Rのインパクトに比肩するのは、もうだいぶ前の話になってしまったけどホンダNSXの登場になるだろうか。
NSXが発売されたときディーラーはカタログを有料で販売し、また新車は100〜200万のプレミアが付いたことを思い出す。GT-Rも同じようなことになるのだろうか。


技術者の職場には車の雑誌(とマンガ)が転がっていたものだけれど、最近はきれい好きになったのか大人しくなったのか見かけなくなってしまった。その代わり、フィギュアやら家族の写真やらを飾る人が多くなった。なんとなく内向きで女性的で、そんな風潮に対抗してGT-Rをどーんと買って男を上げてみたいと思ってみても、手が届かないものは届かないのだな。

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