›2007年07月31日
試験は好きですか?
Webブラウズをしていたら「美術検定」というものを見つけて、説明を読んでもどのような目的で作られたものかはっきりと分からなかったけれど、例題を見た限りでは3級なら特に勉強しなくても受かるだろうと思った。
以前勤めていた外資系のソフトウェア会社で、製品の知識を問う検定を立ち上げようとしたことがあって、直接はかかわらなかったけれど、どのような思惑があってということぐらいは知っていて、世の中に検定の存在を知らしめるまではかなりのコストと時間がかかって大変だけれど、一度認知されれば検定料だけでなく関連書籍やセミナーやロイヤリティー収入の道が広がり、結構おいしい。
ちょっと話は変わるけど日本の近代で、検定という仕組みを使って大きな成功を収めたのは、武道だと思う。実際に始めた人なら分かるけど、白帯では情けないので早く色をつけたいし、色が着いたらなるべく早く茶帯になりたいし、茶帯になったら次は黒帯を締めたい。
でも、黒帯というのはこれから技を広く深く修めていくための出発点で、あなたは正式な修業を始めるための資格を得たに過ぎないのですよ、くらいの意味であることが世の中に知られていない。
›2007年07月30日
横浜はもの凄い土砂降りです
土曜の出版記念祝賀会でふかさんは元気そうだったけど、ブログを読むとスクーリングで体調を崩されていたようで、そんなことは露見せずえらいものだと思った。
今日の関東地方は涼しくて、こんな日だったら鷹の台にすっ飛んで行きたいけど、局地的に嵐のような天候で、そんなこととは関係はないのだけど、今年の夏は一切頑張らないことに決めた。一昨年、昨年と夏は頑張りすぎて少々いやになってしまったこともあったし、体力を消耗して仕事に差し支えることもあった。
とはいえ、いま余裕があるのは夏前にがんばったというところもある。
当方の計画は少々のんびりしていて、今年は卒業しないし、来年も卒業するつもりはない。来年度で卒業必須単位をほぼ取得して、来々年度は卒業制作に集中したいけど、卒業制作スクーリングの日程に出張でもぶつかったらもうアウトで、そんな先のことを心配してもしょうがないし、とりあえず今は地道に学習を積み重ねるつもり。
›2007年07月29日
dum-dum君はなぜdum-dumなのか?
『ムサビ日記』出版記念会における初対面の印象。
ハムコさん 僕が今まで会った編集者と違って、上品な方でした。僕より数倍大人です。
ふかさん 夏スクーリングの後にもかかわらず元気なご様子。かなりタフな女性とお見受けしました。
ひだまりさん 二次会で席が隣だったのに、『ムサビ日記』装丁の話を聞くのを忘れた。目がクール。
ニアさん 背の高い美人さんです。ブログの内容と容貌が、僕の頭の中でしっくりと合いました。
dum-dum君 ミステリ小説(最近のもの)が好きな好青年です。
四輪駆動さん ちっこくてかわいい女の子です。
鮭さん かわいく知的な容貌の女性です。
濱さん 席が遠く(端と端)話す機会が無く、残念でした。
xokoさん 女子高生から女子大生へ成長する過程にあるのかな。僕自身の大学一年の時を思い出しました。
初対面ではないけど、美人さんのuna-pinaさんが丸坊主であらわれてショックを受けた。夜、京都の宿坊でuna-pinaさんから頭突きを喰らう夢を見た。
›2007年07月27日
花火だとお?
明日はムサビコムの会があり3分の1くらいのメンバーが集まるようで、もしメンバーの中で帰省もせず特別用事がないのであれば、参加した方がいい。
バーチャルなつき合いの人とあらためて顔を合わせるのはこそばゆい気持ちがするし、緊張もする。僕自身、明日店に入る前に深呼吸をすると思う。
とはいえ、会は楽しいものだし、会ってみて楽しい人がたくさんいる。初めてtankさんや赤岩君や楓さんと会ったときは衝撃的だった(普通の人よりずいぶんと変わっているってこと)。もし自分自身が変わった人間で恥ずかしいと思っても、心配はいらないと思う。常識人はほとんどいないから。
会の参加者は毎回固定しているわけでなく、明日会うメンバーで酒を飲むのはその時が最初で最後なわけで、隅田川の花火ならともかく立川のしょぼい花火に行っている場合ではないと思う。
›2007年07月26日
VODはまだかい?
大学生の頃ビデオレンタル屋さんが近所に出来て、家で寝っころがってビールを飲みながら映画が観れるようになって、天国と思った。
都内の映画館や名画座にはずいぶんと通ったけど、今はその多くがなくなってしまった。その代わりにシネマコンプレックスができたけど、一度も行ったことがない。
小学生のころ、近所の電器屋さんでソニーのU-matic(という名前だったかな)を見せてもらって驚いた。VHSよりふた周りほど大きいパッケージを、VHS録画再生機よりふた周りほど大きい機械に入れると、テレビで映画が観れるのだ。映画のソフトが1本1万円以上して、機械の値段もかなり高かったように思う。当然、家で買ってもらうことはできなかった。
家族と映画を観る、あるいは友人と観に行くというのは特別な機会だったと思うけど、映画を見る手段がお手軽になってから、映画に対する思いもお気軽になってしまったなと思う。
›2007年07月25日
Dancin', Yeah.
『サタデーナイトフィーバー』のDVDをレンタル屋さんで見つけて借りてきた。ディスコのシーンに合わせて踊ったら、手を家具にぶつけた。
この映画が公開されたときには、ムサビコムのメンバーはほとんど生まれていないわけで、そう考えるとずいぶん古い映画ということになる。
公開されたとき、僕は小学生だったろうか。新宿の映画館に行きパンフレットを買って上映を待ちつつ見ていると、トラボルタのような格好をしたおにいさんから「ぼうず、そこにステップがのっているだろ」と声をかけられた。警戒しつつ「載っています」と言うと、おにいさんは「そうだろ」と言いながらトラボルタのように櫛で髪をなでつけた。すぐそばに、Karen Lynn Gorneyのようなおねえさんが立っていた。
久しぶりにこの映画を観て意外だったのは、主人公のトニーが素直で頭のいい青年(しかし教養はない)として描かれていることで、上昇志向の強い相手役の女性(ステファニー)の影響もあって、自分なりに目的を見出そうとするところで物語は終わるけど、べたでくさい青春ドラマというわけではない。
サタデー・ナイト・フィーバー ジョン・トラボルタ カレン・リン・ゴーニイ ジョン・バンダム パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2005-03-01 売り上げランキング : 10588 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
›2007年07月23日
横浜の鮨屋は面白くありません、絶対に。
今日は関内駅前の秋吉でちょっと焼き鳥をつまんで帰ろうと思ったら、月曜日なのにいっぱいなのだった。みんなぼくとおなじように酒が飲みたいのだな。
大通りを渡って馬車道の方に行って、良さそうな居酒屋がないかなとぶらぶら歩いていると、ちょっとした路地に鮨屋を見つけた。店の入り口まで細い通路になって、燈籠なんかも置いてあって、じめじめしているのに水も打ってあって、でも盛塩は置いていないのだな。
まずビールをたのんで、赤身を握ってもらったら、一竿しか出てこない。やばいな、と思った。
次にかるくつまみを切ってくれと言ったら、うにが出て来た。わさびも醤油もつけない方が旨いうにだった。ますますやばいな、と思った。
案外知られていないと思うけど、横浜にはうまい鮨屋が多くて、高いところになるとまず現金で払う客なんかいない。自営業者がつけで飲んで、経費でおとすのだ。そんな客か、あるいは昨日パリから帰って来た上品そうな母娘で、お金なんか触ったことがないのだろうと思う。自腹をきって、酒を飲んでつまみをつついている僕は馬鹿みたいだけど、やっぱりおいしいので次はいつ行こうか。
›2007年07月22日
町内会の夏祭り '07
町内会の夏祭りが2週間後に迫り、手伝いや寄付のお願いが回って来た。当日は暑い中、朝から晩までこき使われることになるので、また憂鬱な季節が巡って来たと思った。当然、通信の勉強をしているどころではない。
以前NHKのドキュメンタリーで、最近は町内の結束が悪く夏祭りもできない、というのを見たことがあるけど、つくづくうらやましいと思った。夏祭りの当日は大型台風が来てくれないかと思う。
会長の政治力もあって町内会の財政は豊かで、夏祭りで子供に配るおもちゃはただだし、ビールもただでいくらも飲めるし、焼きそばもかき氷もフランクフルトもただで腹を壊すまで食べることができるけれど、今時そんなことに喜ぶ大人もいないので、盛り上がっているのはいつも主催者と子供だけなのだった。
›2007年07月21日
御馳走帖
戦時中に書かれた日記が戦後発表された例はいくらもあると思うけど、山田風太郎の『戦中派焼け跡日記』が話題になったのは何年前だったろうか。著者の死後の出版ということもあり、また当時医学生だった風太郎が東京の身の回りに起こる出来事を率直かつ克明に描き評判となった。
自分の手元にあるものとしては他に、内田百間の『東京焼尽』日記(『内田百間全集』第五巻、講談社)。こちらも当時の様子を詳細に記しているけれど、著者は既に作家として活動していたから、いつかは発表したいと考えて記していたのだろうか。
内田百間の著書には『御馳走帖』(中公文庫)というものがあって、過去のエッセイの中から酒や食物に関するものを蒐めた本で、著者のうるさい好みがよく分かるけど、解説によると出版されたのは昭和21年、「食べる物のろくろく手に入らなかった」頃とのこと。
御馳走帖 内田 百けん 中央公論社 1996-09 売り上げランキング : 7650 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
›2007年07月20日
たんなる覗き趣味じゃないよね
土佐日記とか紫式部日記とか、古代から人の日記を読んでしまおう(あるいは自分の日記を読ませよう)という歴史文化が日本にはあるようで、外国にはそういった出版形態があるのかどうか知らないけれど(『ブリジット・ジョーンズの日記』というのはなしね)、とりあえず自国で連綿と続く習慣の末端に『ムサビ日記』があると考えてよろしいか?
Amazonの詳細サーチで、「タイトルに日記という語を含む」という条件で和書を検索してみるとあるはあるは、その中で現在の第1位は『精神科医ユウの女王日記』(ゆうきゅう著、インデックス・コミュニケーションズ)。著者は、何か人とは変わった嗜好を持っているのだろうか。
外国では日記が出版されているのどうか知らないと書きながら、『アンネの日記』があるのを今思い出した。世界で一番知られた日記であり、今後も読み継がれて行く本と思う。
›2007年07月19日
良家の子女ふう
昨夜、小料理屋で檀ふみから美術の話を聞きながら酒を飲み、最後は奢ってもらった夢を見た。新日曜美術館は時々しか見ないけれど、檀ふみとか紺野美沙子とか良家の子女ふうの女性には心から憧れを持つ。小学校の時、いじめた女の子も良家の子女だったなあ。
最近は育ちの良さそうな風貌性格で売っているタレントっているのかな。ちょっと思いつかない。
自分の持たないものにはあこがれを持つもので、僕が子供の頃はまだ日本に階級社会的な名残があったのだろうと思う。今時マンガで、星飛雄馬と花形満的な対立を描いたら噴飯ものだろう。
昨今はニートとか問題になっているけれど、親からきちんと教育をさずかった上で社会からはずれてしまうのは、社会の問題と言うよりは個人的な問題だろうと思う。
›2007年07月18日
ほんでな、肝臓がチャーミングポイントやんか
関内の時々立ち寄る小料理屋で聞いた、旅行中の大阪のクラブのおねえさんの言葉です。
›2007年07月17日
GUIデザイン
デザインとかデザイナーとかそういうものは自分とは無縁と考えていたけど、僕がコンピューター業界に入ったころは、エンジニアがアプリケーションのユーザーインターフェイスをデザインしてた、ということを思い出した。僕自身もデザインをしていたわけで、振り返ってみると好評を得たものもあれば酷評されたものもある。
UI設計が、エンジニアからデザイナーの仕事に変わったのはいつごろか。会社や製品にもよると思うけど、僕自身の記憶では90年代半ばくらいからではないかと思う。世紀をまたいでからは、デザイナーに仕事を発注することが普通になった。Windowsにしたってブラウザにしたって、最初の頃のバージョンはエンジニアがUIをデザインしていたわけで、隔世の感がある。
実際のところデザインの仕事が専業分化して、ソフトウェアの品質は上がったといえるし、製品の付加価値も向上した。
ムサビ通信では、コミュニケーションデザインコースがこの方面の人材を輩出するのだろうか。今後のご活躍を期待しています。
›2007年07月16日
カール・セーガン『COSMOS』
造形文化科目の物理学の教科書、『物理学はいかに創られたか 上・下』を読んだことをきっかけに、あらためて大学の物理の教科書を何冊か読み返してみた。かなりおおざっぱに言って、日本の教科書は知識を効率よく伝えようという主眼があって、欧米の教科書はそもそもの科学的な疑問を大切にする、ということが分かった。名著と言われるものほど、双方ともにその傾向が強い。
美大の通信制に籍を置いて思わず物理を復習することになったけど、つらつら考えるに日本の教科書のように効率一辺倒では、もともと科学に興味がある学生ならともかく、そうでない学生に成果をあげさせるのは難しい。高校の教科書もこのような状況なのだろうか。であれば、科学を敬遠して、デザインとか建築とかそういった方向に進んでしまうだろうなあ。
そんなことをしている間に懐かしいDVDを見つけて注文した。1980年代初頭、科学教養番組としてはめずらしく世界的にヒットした番組で、これを見て科学の道に進んだ学生は世界中にいる。英語版しかないのが残念で、無味乾燥な教科書を読むよりこの番組を見る方が高校生のためによっぽどなる。
Cosmos Collector's Edition (7pc) (Coll Box) | |
Carl Sagan おすすめ平均 この番組が人生を変えたかもしれない 宇宙の歴史と星空にかけた先人達の熱き思い ヴァンゲリスファンにはたまらない懐かしい作品 買って良かったあ?(感激) 約25年前の作品だが、その科学哲学は決して古びることはなし Amazonで詳しく見る by G-Tools |
›2007年07月15日
2000字の感覚
久しぶりに課題レポートを書くと、規定文字数2000字の感覚を忘れている。400字詰め原稿用紙5枚、と言ってもそのようなことに意味はなくて、だいたい大学卒業以来、原稿用紙に文字を埋めることはなかった。
日常業務で何文字でまとめる、ということはほとんどないし、最近はパワポで図やグラフや表を交えて聞く人を納得させるということが重要で、ちょっと横道にそれれば、そのような技術で出世する人もいる。
あとは半期ごとの業務報告で、これで昇給や賞与が決まるから重要だけど、書かなければならない項目の規定文字数はあくまでも目安で、書く方もそれほど意識しているわけでもないなあ。
レポートを3、4本書けば感覚は戻るし、書き始める前に2000字の感覚を基にレポートの構成を考えるのは重要と思う。
›2007年07月14日
『ムサビ日記』くらい置け
昨夜は居酒屋で次世代機種の検討をしようということで、本厚木駅そばの店に集まった。その前に、ミロード2の5階にあるくまざわ書店に寄ってみたけど『ムサビ日記』を見つけることはできなかった。
本厚木という町には何も期待していないけれど、そこそこ人口のあるところなんだから『ムサビ日記』くらい置け。
飲み屋では周囲の耳目があるので、新世代機種についてそのものずばりを話すことはできないので、この検討会の周辺事情とか、そもそも今の時期に次世代の話をする意味があるのかとか、会社では出来ない話をした。
とはいえ、お酒が入ればだんだんとそんな話からも離れて雑談になったけど、「美大の通信制に籍を置いてブログを書いていて、それが本になって...」などと話しても相手が技術者だということもあるけどほとんど興味を持ってもらえず、「音量子さんて拳法部にいるよね。いつ練習をやっているの。最近運動不足で...」などという話になってしまい、でもこんなことであきらめてはいけないので、今後もことあるごとに美大の話題を持ち出して何とか『ムサビ日記』を買ってもらおうと思う。
›2007年07月12日
「おまえ、死ねよ」なんて言うなよ
JR根岸駅で降りて近くの焼き鳥屋で飲んでいると、50代後半のおじさんが絡んできた。「一人で静かに飲んでいたいから」と言うと、僕が頼んだ飲み物食べ物にけちをつけ始めた。
この程度のおじさんを平然としかとできるくらい今までいろんな人に会って来たから、相手にしないで酒を飲んでいると、そのおじさんが最後に言った言葉が「おまえ、死ねよ」。
このおじさんが店に入ってくる前に、近所のスナックのママ(といっても婆あ)とその旦那(本当に婚姻関係があるのか知らない)が来て飲んでいて、そのおじさんは二人を横恋慕して追っかけてきたようだ。
旦那がおじさんに万寿を奢っていたから、多分スナックでのおじさんの払いは相当なもので、つまりけつの穴の毛までむしられているんだろうと思う。
今までスナックで一番勘定が高かったのは、テレビ局の人に連れられて行った赤坂の怪しげな店で、3人で2時間くらい飲んで6万円だった。僕は疲れていたので先にタクシーで帰ってしまい、確かその勘定は後で接待費で落ちなかったはずで、ごめんなさい、Kさん。
›2007年07月10日
夏スクガイドとしての『ムサビ日記』
関東はじめじめ蒸し暑い日が続いていて、梅雨明けはまだまだだけど、学事予定を見ると来々週には夏のスクーリングが始まる。
以前、夏スクーリングで地方から来た人と話をしていたとき「この機会に東京をいろいろ回ってみるの?」と聞いてみたら、とてもじゃないけど休みの日はあちこち出歩く気にはなれないとのこと。真夏の授業は体力気力を消耗し、せいぜい鷹の台や国分寺をぶらぶらするくらい、とのことだった。
夏スクーリングの情報は仲間内では共有されているようだけど、横のつながりを持たない学生にとってはそういったものを得るのが難しい。僕もそういった一人で、経験豊かなふかさんやらでんさんにブログで質問してみようかなと思う。
『ムサビ日記』には校内や地元や国分寺近辺の話はいろいろ出てくるから、鷹の台の生活の参考になると思う。最後のページには校内案内図もあったはず。でも実用的なガイドというよりは、夏のスクーリングでどんな生活が待っているのかを想像して読むと楽しいのではないかと思う。
------------------------
横浜駅近辺では、そごう7F紀伊国屋書店に平積みしてあった。周りに置いてある本の高さと比較して、数冊は売れているようだった。
›2007年07月09日
恵文社一乗寺店
アート系本屋のサイトで『ムサビ日記』が取り上げられていないかどうか見て回ったけど、今のところ記事は出ていないようで、こうなったら店長を脅してでも、などと考えつつサイトを見ていると、Tシャツを販売しているところが多いようで、恵文社一乗寺店のサイトで2枚Tシャツを買った。いらん買い物をしてしまったなとも思ったけど、原稿料で今夏着る服が買えたのだと思うことにする。
恵文社一乗寺店にしてもそうだけど、京都のマニアックな本屋はいまだに全共闘とか60〜70年代のアングラ文化を引き摺っているところがあって、書棚の前にいると何十年前から時が止まってしまったのではないかと思うけど、時が止まっているのは店主の頭の中で、寺町の三月書房のご主人を見ているとその感を強くする。
今日は早く会社を出ることができたので、横浜駅とつながっている商業ビル相鉄ジョイナス4Fの栄松堂書店に寄ったけど、『ムサビ日記』が並んでいるところを見ることは出来なかった。たぶん週末にはたくさん置いてあったのだろうけれど、すべて売り切れてしまったのだということにしよう。
ムサビ日記 手羽イチロウ 武蔵野美術大学出版局 2007-07 by G-Tools |
ムサビ日記 手羽イチロウ 武蔵野美術大学出版局 2007-07 by G-Tools |
ムサビ日記 手羽イチロウ 武蔵野美術大学出版局 2007-07 by G-Tools |
›2007年07月06日
悲しいお知らせです
今日、横浜ルミネ5F有隣堂に行ってみたけれど、本はどこにも置いていなかった(僕の見るかぎり)。そこらへんにある本棚をバックドロップしてあげようと思ったけど、本というものは重いのだな。
学生時代に東販でアルバイトをしたことがあるけど、ごく短期間でいっぱい面白い話はあるけど、その話はまた今度(いま、疲れている上に酔っぱらっている)。
僕の友人には、大阪のスナックで長テーブルをバックドロップしていたりしていたら、結局店を破壊したうえに潰してしまった人、とか、渋谷の焼酎を飲ませる店でトイレを破壊して、そんなこともあったのにまたその店に行って(当然ぼくもその場にいて
ムサビ日記 手羽イチロウ 武蔵野美術大学出版局 2007-07 by G-Tools |
›2007年07月04日
理学デザイン学部 物理デザイン学科
高校生がデザインという言葉に惹かれるのでれあれば、学部学科名にデザインという言葉を入れてしまおう。高校生をたぶらかすのはた易いものだ。今の日本で、パッケージのデザインをする人ばかりが増えても困るので、中身を作る人もちゃんと確保しなければならない。
でも、物理がデザインできるようになるまでには長い長い道のりが必要で、学部を出て、修士を出て、博士課程に入って3年目くらいにそのとば口に立てるだろうか。戦後爆発的に増大した物理の知識を習得するだけでそれくらいの時間はかかる。
今や売り手市場となった新卒争奪戦もデザインという言葉で乗り切ろう。重厚長大産業も、○○○製鉄デザイン株式会社、○○造船デザイン株式会社に名前を変えれば大丈夫だ。新卒をたぶらかすのはた易いものだ。
デザインという言葉は便利で、ものごとを構成する場合にはどんな時でも使えるし、しかもかっこいい。
でも、デザインという便利な言葉に頼りすぎると、その視点ばかりで物事をとらえようとするから、時として見落とす事柄が出てくるように思う。つまり危険な言葉であるわけで、同じように注意しなければならない言葉に「編集」がある。
›2007年07月03日
自分を表現したい、のだそうです
勤め先の社長がブログを社員向けに公開していて、さして面白くもなければつまらいというのでもなく、すこしは仕事の役に立つくらいというのもの。趣味は多彩なようで、お堅いものではない。
そのブログに昨今の大学志望状況について書いてあって、最近の高校生は電子・電気などの地味な理工系にあまり興味がなく、デザイン・建築のような自己を表現する学科に人気が集まるとのこと。
理工系では、今まで積み上げられてきた知識の集積を地道に学ばなければならないし、実験技術も身につけなければならない。また、その土台を体系づける数学の本一冊読むのも一苦労で、ざっと読んだだけでは全く頭に入らないから、自分で証明したり計算したりする。
とはいえ、エンジニアリングの世界は全く創造性の高いもので、その成果には研究者やエンジニアの個性が出るものだ、ということが高校生には分からないのかなあ...
›2007年07月01日
ムサビ通信の暦
ムサビコムの誰かが、「今年も半分が過ぎてしまいました。」と書いてくれると思ったけれど、誰も書いてくれないので自分で書いてみる。
僕自身は三つの暦で生活していて、つまり太陽暦、会社の会計年度、ムサビ通信の学年度で、後者の二つは一致するから年にもう一度、1年の半分が過ぎてしまったと後悔することになる。
毎年、春のスクーリングで学年が始まったように思い、秋か冬のスクーリングで一学年が終わったような気がしていた。今年は諸般の事情があって、冬のスクーリングだけ参加するつもりだから、1年が始まったのか終わったのかまとまりのつかないような気持ちになるだろうと思う。
でも、夏の鷹の台の雰囲気は好きなので、時間が取れれば図書館での調べ物がてら訪れてみたいと思う。