2007年11月27日

味噌汁がまずい!

関内の定期的に通っていた店がなくなった。得難い店だった。白身が旨かった。


初めて店に行ったとき、xxxのお造りというメニューがあったからご主人は関西人と思ったら、浜っ子なのだった。赤坂で修行して、あそこは官僚の街だからずいぶんと我が儘に泣かされたようで、うるさい上に自分で勘定など払いはしない。企業に全部持たせる。


関西に行けば、学生の行かない飲屋に行けば鯛の刺身で旨いものを食わしてくれるけれど、関東では鮨屋かちょっとした割烹に行かないとうまい鯛は食えない。こちらは赤身の国と思う。


東京でも初夏、鱧で遊んだりする鮨屋もあるけれど、あくまでも遊びで、同じ時期、京都の鮨屋でつまみを切ってくれと言えば、鱧を中心に平目の薄造りも出て、これから暑くなる時期にうれしい心遣いなのだった。


関東でも薄造りを出す店もあるけれど、ぽん酢が妙に甘かったり、まれに尖っていたりして、きちんとした店を探すのがむずかしいのだ。


関内のなくなった店に話を戻せば、焼きおにぎりにサービスでつけてくれる味噌汁が旨かった。上品にだしが効いている。この程度の料理は関西にはいくらでもあると思うけれど、こちらではなかなか得難いものなのだ。

Posted by phonon at 2007年11月27日 22:28
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