2007年10月16日
音量子 奈良の旅 8 -プチバブル-
近鉄奈良線に乗っているとき、窓の外の復元朱雀門を見て度肝をぬかれたのは何年前だったか。現在すすめられている大極殿の復元は3年後、遷都1300年事業の主会場となるそうだ。
朱雀門も大極殿(工事用に覆いがかかっている)も野原にぽつんと立っているのでよけい大きく見える。平城宮にあたる土地は広大で、あれだけの面積が原っぱのままなのは、何かいわく因縁でもあるのだろうか。
話はまた外京に飛んで、興福寺も何年前からか工事をすすめている。ホームページで調べてみると、中金堂解体(済み)、基壇調査(済み?)、中金堂再建という経過をたどっているようで、こちらも遷都1300年事業に間に合わすとのこと。
JR奈良駅の駅舎も改築工事をすすめていて古い駅舎がなくなっているのを見たときには悲しい思いがしたけれど、これも遷都事業に合わせて何十メートルか先に移築するようだ。
唐招提寺にしても薬師寺にしてもこれだけ工事が進められているのは、平安遷都以降初めてではないかと思ってみる。
Posted by phonon at 2007年10月16日 05:43
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