2007年07月03日
自分を表現したい、のだそうです
勤め先の社長がブログを社員向けに公開していて、さして面白くもなければつまらいというのでもなく、すこしは仕事の役に立つくらいというのもの。趣味は多彩なようで、お堅いものではない。
そのブログに昨今の大学志望状況について書いてあって、最近の高校生は電子・電気などの地味な理工系にあまり興味がなく、デザイン・建築のような自己を表現する学科に人気が集まるとのこと。
理工系では、今まで積み上げられてきた知識の集積を地道に学ばなければならないし、実験技術も身につけなければならない。また、その土台を体系づける数学の本一冊読むのも一苦労で、ざっと読んだだけでは全く頭に入らないから、自分で証明したり計算したりする。
とはいえ、エンジニアリングの世界は全く創造性の高いもので、その成果には研究者やエンジニアの個性が出るものだ、ということが高校生には分からないのかなあ...
Posted by phonon at 2007年07月03日 22:11
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創造性の高さに気づく前に、高校生は受験勉強で頭が一杯一杯になることが多いと思うので、気づく機会がなかなか無いかと思われます。
(その分、将来の安泰のために受けるテストの事柄で満足してしまう人も多いでしょうし。学びの豊かさがあるとは気づかずに)
一方「美術学校に行けば表現者になれる!」なんて自動販売機的に考えてると…自分のような人間になってしまいます(滝汗)。
特に後悔はしていません、けどね。
その前にやっておくべきことが多いことにいまさら気づいていますが。
Posted by 赤岩 at 2007年07月03日 23:49
学校の科目を教科書的にとらえると、味気ないつまらないものになってしまいますね。僕自身、高校生のとき、美術や音楽をそのように見ていました。
学問の面白さや可能性を、子供に伝えるのは難しいことと思います。先生方のご努力と同時に、大人による啓蒙が必要と思います。
Posted by 音量子 at 2007年07月04日 23:30
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