2007年05月13日
小西甚一 『国文法ちかみち』
国文法を知っていたからといって文章がうまくなるわけでもないけれど、人文科学としての言語学というのも魅力のある学問で、普段なにげなく使っている言葉に法則性規則性を見つけるということは面白いことだろうと思う。
この本を読んでみると、かな遣いの確立一つとって見ても先人の努力があったようで(定家仮名遣いや歴史的仮名遣い)、今は現代仮名遣いで文のやり取りをしているわけだけれど、この用法が生まれてから今に至るまでぼろくそに言われつつも、きちんと生き延びてこれからも生き続けるだろうけれど、こんなことは世の中にいっぱいある。
コンピューターの専門家の立場から言えば、Intelチップのアーキテクチャは設計したものでなければ愛せない(John L. Hennessy and David A. Patterson, Computer Architecture: A Quantitative Approach)ものだけれど、こんなことを書いていると長くなるので、また今度。
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Posted by phonon at 2007年05月13日 20:05
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