2007年04月28日
夜明け前
アマゾンで、アンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメンタリーDVDを見つけて、こんなものがあったのかと注文した。ゴールデンウィーク中に見たいと思っているけれど、到着までは時間がかかるようだ。
先日、東京都写真美術館で『マグナムが撮った東京』を見たけれど、僕は余り興味が持てなかった。とは言え展覧会の人気は上々で、マグナムもブランド化したというか権威になったというか、もともと地味なジャーナリスト集団であったと思うのだけれど。
同時開催されいた『夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史』のほうが興味を持って見ることができた。幕末明治の機材が貧弱なときに写真師も撮影法をいろいろ試したようで、肖像写真一つとって見ても、全身、半身、首、正面、横顔など様々な角度から撮影しているし、見る側からしてもずいぶんと異なった印象を受ける。
面白いのは東京帝大の卒業写真で、ある年までは皆ばらばらの方向を向き服装も立ち方もひとそれぞれだけれど、ある年からは学生服で統一し、ぴしっと立ってみな正面を向いている。写真師が指示したのだろうか、それとも先生の意向だったのだろうか。
Posted by phonon at 2007年04月28日 19:26
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