2006年07月27日

大和しうるはし

JR東海のWebページ「うましうるわし奈良」のページを見てみると、デザインも内容も落ち着いていて、ターゲットとしている年代も高そうで、ニューヨークやパリに飽きたおじさんおばさんを東海道新幹線に乗せようしているように思う。


奈良のキャンペーンのタイトルは言わずもがなと思うけれど、『日本書紀』のヤマトタケルノミコトの歌「大和は 国のまほろば 畳づく 青垣 山こもれる 大和しうるはし」や、万葉集巻頭にある舒明天皇の歌「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登りたち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は」から取っていると思うけれど、どちらの歌も好きな歌だ。


今年の初夏には薬師寺を用いたCMが流れていたようで、近鉄の西ノ京駅を降りるとなんとなく廃都を思わせる雰囲気で、僕が薬師寺唐招提寺を歩いたのは10年前だけど、その後に駅もきれいになり国内旅行者も増えたから、この辺りもすこしは観光地らしい町並みにでもなったろうか。

Posted by phonon at 2006年07月27日 20:47
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