2006年06月24日
ベスト
「映画は分かりやすくて面白いものでなければだめだよ」と言ったのは黒澤明だっけ。ビデオ屋さんの前を通って、最近は映画を見ていないなあと思った。
自分にとってベストは何かと考えてみると、コッポラの『ゴットファーザー』かなあ、黒澤の『羅生門』もいいし、キューブリックの『2001年宇宙の旅』はボーマン船長が光の渦に入ってからは何が起こっているのか全く分からない。キューブリックの意図はどこかで読んだことがあるけれど、あの映像を見てそのように解釈するのはほとんど無理だと思う。
フェリーニの『8 1/2』は難解でついて行けないけれど、『道』や『ローマ』は素晴らしいのだけれど、案外『道化師』が好きだったりする。
スピルバーグは『ジョーズ』や『未知との遭遇』が好きで、娯楽映画として過小評価されている気がするけれど、米国出張に行っていたときに丁度『シンドラーのリスト』が三大ネットワークの内の1つでノーカットで放映されて、男性女性の恥部がそのまま放映されてかまびすしい議論が起こった。
などと考えていると、最近の映画はどれも同じようなもので、つくづく面白くないなあと思うのだ。
Posted by phonon at 2006年06月24日 22:49
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