2006年03月30日

天寿国繍帳

東京国立博物館で「天寿国繍帳」の特別公開を見た(法隆寺宝物館、4/9(日)まで)。奈良・法隆寺と地続きにある中宮寺所蔵のもので、刺繍としては伝世品最古のものと言われる。
聖徳太子の浄土での様子を描いたとされ、飛鳥時代に作成された旧繍帳と鎌倉時代の模造品の残欠を江戸時代に張り合わせたもので、博物館の解説では色の鮮やかなものの方が飛鳥時代に制作されたものだとのこと。


美しいというよりは1300年以上前の布製品が残っていることに不思議な思いがして、それは法隆寺宝物館の照明の薄暗さによる影響もあるだろうけれど、図柄としてもずいぶんとあやしい。
宝物館の出口のところに、中宮寺の出店があった。色鮮やかなパンフレットが400円で売っていて、以前中宮寺を訪れたときにこの様な物があっただろうかと思い、とりあえず購入。中宮寺でしか売っていませんよとのおばさんの言葉で、僕はこういう文句に弱いんだよなあ。

Posted by phonon at 2006年03月30日 20:41
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コメント

限定品とかいう言葉には 弱いですよね。

私は先日 国立科学博物館で公開されているナスカ展を見てきました。
あきらかに日本で作りました的なお土産でも しこたま買い込んでしまいました。
それはそれで そこでしか買えないですからね(^^;

Posted by 同期F at 2006年03月31日 08:16

ヴィンテージという言葉はうまいですね。限定品というものをさらに高い位置に引き上げる力を持っています。

もうずいぶんと大人ですから、こういう言い回しにもさすがに引っ掛からなくなりました。

Posted by 音量子 at 2006年03月31日 20:38
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