2006年03月19日

神話

西洋美術史IIの課題のため「ゴッホ」について調べていたら、世の中で広く信じられているエピソードを、Wikipediaでは「神話」と断じている。
ゴッホは耳を切り落とした(ほんとは耳たぶを切っただけ)、世間から才能を認められなかったから自殺した(死の直前の半年は世の中からの賞賛に包まれている)、狂気のもとに絵を描いた(精神的に安定しているときに絵を描いていた)。本当のところは、僕には分からないけど。(http://en.wikipedia.org/wiki/Gogh)


子供の頃、親から与えられた『世界の七不思議』という絵本の中に「狼少女」の話が出ていて、長い間本当のことと信じていたが、現在では話の信憑性に対して疑問が投げかけられているようだ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/アマラとカマラ)


世の中に神話は溢れていて、「あの人は信用できる」「あの会社が作ったものはすぐ壊れる」といったものや、二十世紀まで良く信じられていたものに「日本の官僚は優秀だ」。健全な懐疑主義を持って生きて行く必要があると思う。

Posted by phonon at 2006年03月19日 09:10
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