›2010年03月31日
卒業です...
卒業所要単位(残り)
造形文化科目 0
造形総合科目 0
造形専門科目 0
造形文化+造形総合科目 0
[造形総合科目]
- 工芸I -
面接授業 合
通信課題 合
- パッケージデザイン -
第1課題 合
第2課題 合
[造形専門科目]
- 造形学研究 -
第1課題 合
第2課題 合
第3課題 合
- 卒業制作 -
研究計画書 合
面接授業(第1回) 合
中間報告書 合
面接授業(第2回) 合
全体草稿 合
完成原稿 合
卒業試験(講評) 合
音量子ブログを読み、またコメントを書いて下さった方々に感謝します。そのお陰で、学習を続けて来ることができました。
では、ムサビ通信の皆さん、ムサビコムの皆さん、またどこかでお会いしましょう。
›2010年03月30日
夢のまた夢
音量子は日々普通のサラリーマンに戻って来ている。仕事をし武道をし酒をガンガン飲んでいた頃に戻ってきたぞ。元気一杯でござる。
夏の午後の昼寝から目覚めて、美大通信に入学したことも、ムサビコムのブログが本になったことも、スクーリングできれいなおねえさんと美術館を逍遥したことも、論文を書いたことも、全ては夢だった、ということにはならんか。
大人になってあらためて大学で勉強して何が良かったか、笑われるかもしれないがきちんとしたロジックを用いて物事を読み解きまた表現することだった、と思う。
音量子が属する技術者の世界は、あんがい勘と経験で物事を組み立て議論をしている。日本の職人さんの世界に近いと思う。
また、人文科学もなかなか捨てたものではないな、という認識を得たことも自分にとって良かったと思う。
反省することがあるとすれば、やや時間をかけ過ぎてしまったことか。1年間の退学のブランクを含めると、5年間ムサビ通信と付き合ってきたことになる。5年あれば、それなりに大きな仕事ができる時間だ。3年くらいで卒業していれば、現在の自分の立ち位置も少々変わったものになったのではないかと思う。
›2010年03月28日
自分なりの視点
そもそも美術大学の通信教育課程に入学したきっかけは、美術作品、特に日本古代美術を見るにあたって自分なりの視点を持ちたい、というところにあった。
何年か在籍して、美術作品を分析し、つたないなりにも人文科学の論文を書いたけど、日本古代美術について自分の視点を持ち得なかった、ということにはたと気がついた。
奈良の大伽藍や古色にまぶれた仏教彫刻を見ると、未だに圧倒されておじけづいてしまうのだよなあ。
4年やって、ちょっと知恵がついたくらい、というのもむなしいなあ... 学部であればそんなもの、ということは分かっているが、当方ずいぶんと大人だし、むなしい。
とはいえ、美術大学で勉強して「美術が分かるようになった」と勘違いしていない自分を発見したことはわるくないことのように思う。
›2010年03月27日
大学からの小包
以前は、
目のぱっちりした色の白いおねえさん「学生時代は何を勉強されていたのですか」
音量子っぽん「理工系の大学で理論物理を勉強していました。卒業研究は量子論で、結晶内での格子振動を量子化した仮想的粒子を扱って、これがボース・アインシュタイン統計に従って...」
目のぱっちりした色の白いおねえさん「...(ぽかーん)」
これからは、
目のぱっちりした色の白いおねえさん「学生時代は何を勉強されていたのですか」
音量子っぽん「美術大学を出ました。フランス美術史を専攻していました(ウソ)。そんなこともあって、ルーブルに何度も足を運びましたよ(大ウソ、フランスになんか行ったことなし)。今は、日仏学院でフランス語力のブラッシュアップをしてますよ。わはは」
目のぱっちりした色の白いおねえさん「...(うっとり)」
というところで、目が覚めた。
午後、大学から小包が届いた。見たことのある箱だな。開けてみると、制作物が返却されて来たのだった。こんなもの、大学で処分してくれればいいのに... 添削文を一読する。
先生には申し訳ないが、こういうことにはもう全く未練がない。
›2010年03月26日
〜 卒業までの流れ 〜
通信に入学するときは少々軽い気持ちで、1年くらいやって面白くなければやめてしまおうと思っていた。
面白くないことはなかったが、考えることがあり仕事の都合もあり、一度退学している。
1年のブランクを経て、同じ芸術文化学科造形研究コースに再入学した。既に取得している単位は認定されるし、退学期間が1年以内であれば継続履修もできる。
卒業率などというものを気にする人がいるけど、通信ではあまり関係ないのではないかな。高等教育を経た人が大半を占めるし、自分のペースで勉強をしている人がほとんどと思う。今年の芸術文化学科最優秀論文受賞者は、在籍10年の方だった。「仕事だけで勉強がなかったら、やって来れなかった」(ご本人談)。
とはいえ、高校を卒業してすぐに通信に入学した人は、スケジュールや学習の進め方について、先生や事務の方に適宜質問して進めた方がよいと思う。
話しは戻って、僕自身、なぜ卒業するまで時間をとって頑張って来たのか、よく分からないところがある。少々意地になっていたのかもしれないし、自分の「古寺巡礼」にケリをつけたかったのかも知れない。
›2010年03月25日
卒業証書 - 送料はいくらですか?
少々てきとーにやった造形総合科目2科目が通ってしまった。これで、「卒業延期 - 来年度前半はゆっくりのんびりスクーリング作戦」は水泡に帰した。
ゆる〜い制作物に高得点を付けた、パッケージデザインの先生にお礼を言いたい。
工芸Iのハゲには、「スクーリングでナンパばっかしてると、いつか新聞沙汰になってしまうぞ」と言い残しておこう。
内心は、「本当に卒業延期になったらあと15万か。どうしよっかな〜」と、どうしよっかな〜症候群(by tank)にかかりつつもあった。
話は変わるが、造形研究コースネットフォーラムで酒井先生が退任の挨拶をされていた。先生は人に対して影響力があり、また人をたきつけるのがうまい。先生流の言い方をすれば、「人を取り込んでしまう」。
新しい先生が着任すれば、酒井先生の影響下にあった通信の芸術文化学科も変わっていくのだろうなと思う。
›2010年03月24日
鼻血ブー
通信生活で楽しかったこと、を思い出そうとしたが、思い出せない。楽しいというよりは、自分の興味をつきつめようとしてそこに何があるのか、ということをぐるぐるめぐっていたのかなと思う。
普段の生活ではなかなか出会えないこと、ということは多かった。ムサビコムの集まり、つまり普通の大学生とお酒を飲むということは、社会人になってみればほとんどないことだ。その上、みな美大生のおぼっちゃまお嬢様(だろうと思う、たぶん)と同じ酒席につくということは、ちょっとないな。
大学へ行って正規の授業を受ける、ということもまずないことだ。公開講座ならまだしも。
夏のスクーリングでは、物を盗られた間抜けな大学生が通信生のしわざと決めつけて、糾弾していることに驚いた。俺様たちを何だと思ってんだ?
夏に授業を受けたのは一度きりだが、本当に暑かった。同級生のお姉さん方がみんなむんむんしていて、鼻血が出そうになった。