リアルな日本画学科の日常を!
Search
大観と栖鳳、とその仲間たち
山種美術館へ行ってきました。
「大観と栖鳳−東西の日本画−」展を見にです。
日本画を専行しているうえで、この二人の名前は耳にするはず
いわゆる「巨匠」といわれる人たちですな。
竹内栖鳳、戦前の京都画壇を代表する近代日本画の先駆者。代表作「班猫」
横山大観、明治、大正、昭和と三代にわたって光を放ちつづけた日本画壇の巨星
日本美術院、いわゆる「院展」を作ったメンバーの一人
とは言ったものの、自分は栖鳳の実物の絵を見たことがない。
大観の絵でさえ一枚を一度きりみただけだし。
なのでこの機に押さえとこうと思い
いざ!山種へ
恵比寿に到着
「さーて行きますか。」と駅を出て歩きだしながら思い出していたことがある。
それは、初めて山種美術館へ行ったときの出来事。
速水御舟展を見に行ったとき
駅についてから気がついたのが、山種美術館の地図を忘れた。
普段、降りない街で目的地の道のりを知らないというのは、
上京したてのinakmonoのようなものである。
そんなとき頼りになるのが交番である。
早速、聞いて見た。
「すいませーん。」「はいはい!」
「山種美術館の場所ってどこですか?」
「ああ、え〜とね、この道あるでしょ?この道をまぁースグ行くとね、ありますから!」
「この道をですか?」
「そう!道をね!まぁーすぐ!」
着かない・・・・。
歩いても歩いても着かない。
駅から徒歩10分のはずなんだが・・・
先に言っておくが、僕は方向音痴ではない。
六本木方面の標識が見えて、さすがに違うと気づいた。
しかたなく恵比寿駅の方向に戻っていると自転車で
パトロール中のお巡りさんに遭遇したので、あらためて聞いて見た。
「駅前の歩道橋の交差点わかります?それを左ですね。」
チーン
みなさん事前の準備を大切に。警察官も人間ですしね。
あぁ!余計なこと書きすぎましたね。
大観の絵はやはり迫力がありましたね。
栖鳳は、今回のお目当ての猫の絵「班猫」があって、実物を見れてちょっと感動。
大観や栖鳳以外にも、二人にゆかりのある画家や弟子の作品もあり
鏑木清方や小林古径なども見れてチョット得した気分になりました。
自分は栖鳳の絵が好きでした。
みんないい線描くんですよねぇ・・・。
やっぱり、昔の人の絵を見るっていいもんです。
そこから学べることもたくさんありますし。
制作意欲もあがるので、こういった展覧会は見ておくべきだな。
この展覧会は明日までなので、気になった方はお急ぎください。
入館は4:30までになってます。