3年生になりました。 履修に困ってます。
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つくしじゃないよ
やっぱり私の更新する内容は、ムサビ日記と冠するのに烏滸がましい。
今日もテレビの話です。
今年は残念なニュースが多い。
人を欺く行為だけではなく、人を失ってしまう出来事が多かったように思う。
ホークスの王監督、バッファローズの清原選手など、引退の話題も多かった。
最近は本当に惜しい方の訃報を耳にすることが多く、本当に残念な気持ちです。
次の世代にバトンタッチをされた方、まだまだ早すぎた方、など。
特にニュースキャスターと言ったら失礼だろうか。私はジャーナリストの筑紫哲也氏がなくなったことが、信じられない。もちろん面識があるわけでもなく、こちらからの一方的なものなのだが、ブラウン管を通して毎日のように見ていた人なわけで、同じ電車に乗っていたサラリーマンのおじさんが、年度が変わってから見かけなくなった時の感覚に近い。
私は報道番組のはしごをよくやる。トップニュースに何を持ってくるかをチェックしたり、キャスターのコメントをみるのが面白い。もともとの始まりは、スポーツニュース内で、どの球団の試合について始めるかが気になったからだ。私が小学6年生の頃までは、巨人が絶対の人気を誇り、視聴率を稼ぐためか、パ・リーグから始まり、巨人戦については最後に扱う番組が多かったように思う。
私が小学生の頃、報道番組がとても充実していた。「ニュースステーション」や日本テレビの「今日の出来事」が終了した頃から、私としては満足のいかない報道番組が多く、報道に限ったことではなく、今のテレビは楽しいものじゃないな、と筑紫さんの追悼番組をみて思った。
私は2000年頃の筑紫さんのファンだ。911の事件を携帯のニュース速報で知り、テレビをつけて衝撃の映像をみたのは「筑紫哲也ニュース23」だった。筑紫さんの最初の言葉は失念してしまったが、本当に驚いていることが伝わった言葉だった。ちなみに、「ニュースステーション」でメインを張っていた久米さんは夏休みをとっていて、渡辺真理さんのみで事件について扱っていた。"真理ちゃん"ファンの私達家族は、不安で、ニュースをみているんだか、渡辺真理をみているんだかわからない状態だった。この日のニュースを録画していたらよかったと思う。すごく悔しい。
"23"番組内の「多事争論」は、テレビではありえないコーナーらしい。私の尊敬する鳥越さんがテレビを始めた頃に困ったこととして、短い時間で起承転結をつけて話さなくてはいけないことが新聞と違って大変だったと本に書かれているのを読んだ。普通は解説やコメントは30秒程度だが、「多事争論」は90秒。だが、筑紫さんの「多事争論」はニュースキャスターの筑紫さんではなく、新聞記者としての筑紫さんの言葉がつまったコーナーだったのだと思った。時事的な内容なので、そんなことにはならないとは思うが、天声人語も本になってるし、もし、「多事争論」のDVDが出たらセットで2万円くらいで買います。それくらい価値があると思う。今さらだけど、コーナーだけ録画しておけばよかった!
自分のことばで、世の中を斬るというのは、ものすごく難しいことだ。高校生の頃、新聞ノートなるものを書いていた私は、ひとつの記事に対して、ひどい日だと大学ノート2ページ分、つらつらと思ったことを書いていた。読み返してみると的をえているものは、1冊中片手分あればいいほうで、ほとんどが挙げ足とりに過ぎなかった。高校生の私はとても素直に記事と向き合っていたな、とは思う。ちょっと大人になった大学生の私でもわかるくらいに、稚拙で、まったく推敲されていない文章だけれど、今になると「仕方ない」、「面倒だ」と片付けていることに関しても記述されていた。今は斜に構えるのがかっこいいと思っているような感じで、色眼鏡で世の中をみているんだな、と思った。って反省。ディスカッションをしていて、意見を遮ったりするのには挙げ足まがいなことが有効であると思っていて、ただ、とても感じの悪いことだな、とやってしまってから思う。悪気はないんです。血が多いんです。人よりも。1歩ひいて考えようとしても、私の歩幅は狭いようで、2歩は下がらないといけないっぽい。
晩年の筑紫さんは、みていて少しつらいところがあり、特番以外はあまりみないようにしていたが、みておけばよかったと思う。
今のテレビの感じだと、視聴者の満足のいく内容を話せるニュースキャスターは皆無だと思う。
じゃあ、お前やれよな!っていう話はおいておくとして・・・・。
少し感想を言う、データを元にした意見を言うだけで、それってキャスターの仕事なのだろうか。
やっぱり私の中では久米さんがいいな、と思うわけでして。
後番組の雰囲気が苦手なのです。
久米さんの番組は暗い話題であっても、明るくハキハキとした感じが好きだった。
ピンチヒッターの渡辺宜嗣さんもよかったな、と思います。
殺人事件を扱っているのに、笑っているのも変だし、暗い顔してたら見ている側も暗くなってくるし、どういう態度で番組をやるのがいいんでしょうね。
その点、ジャーナリスト的な立場にたっていた筑紫さんは、たんたんと出来事を解剖していてよかったな。やっぱり世の中の番犬なんだな、と思う。
鳥越さんに夜の番組をやってほしい。ってテレビ局の人に頼みたい。
記憶にある中で、初めて鳥越さんをみたのが「ザ・スクープ」の深夜時間帯最後の日で、今の朝の時間帯に鳥越さんをお見かけすることに違和感を感じるのです。
それにしても、女性キャスターってなかなか出ませんね。
コメンテーターは多いけど、なんでなんだろう。
話があっちこっちに飛びましたが、筑紫哲也氏のご冥福をお祈り致します。